こんにちは! ごりら(@goriluckey)です!!
ポケモン大好き&古生物大好きな小学生の娘がずーーーっと楽しみに待っていた「ポケモン化石博物館」へ行って来ました!
「ポケモン化石博物館」は全国の博物館を巡回している企画展で、わたしが娘といっしょに行った「島根県立三瓶自然館サヒメル」は2番目の開催地。
わたしが住んでいる京都からはクルマでガッツリ5時間かかりましたが、娘はもちろんのこと、わたしも大満足のクオリティの高い企画展でした!
おお!! かっこいいーーー!!
「ポケモン化石博物館」とは?
「ポケモン化石博物館」は『ポケットモンスター』(ポケモン)に登場する「カセキポケモン」と実際の化石や古生物を比較しながら古生物学を学べる企画展です。
このプロジェクトには全国の複数の博物館が参加しており、「巡回展」として開催されているんですね。
「ポケモン化石博物館」開催スケジュール
- 三笠市立博物館(北海道): 2021年7月4日(日)〜9月20日(月・祝)
- 島根県立三瓶自然館サヒメル(島根県): 2021年10月9日(土)〜2022年1月30日(日)
- 国立科学博物館(東京都): 2022年春
- 豊橋市自然史博物館(愛知県): 2022年夏
「ポケモン化石博物館」が開催されることになったキッカケはなんと(ポケモン側ではなく)研究者側からのアプローチによるもの。
会場の入口に設置されている「ごあいさつ」パネルによると、三笠市立博物館の主任研究員・相場大佑さんから株式会社ポケモン(「ポケットモンスター」のプロデュースをしている会社)へこんなメッセージが届いたそうです。
ゲームで「かせきポケモン」と出会った子どもたちが、現実世界の博物館で「化石」に出会うーーそんな体験を提供したい
そんな研究者の熱い想いが大きなプロジェクトに育ち「ポケモン化石博物館」が開催されることになったんですね。
「ごあいさつ」パネルは必見です!
「ポケモン化石博物館」のプロジェクトにたずさわった古生物学研究者はかわいいキャラクターとして展示パネルにも登場します。
これは最高の役得ですね!!
幅広い世代に人気のあるポケモンを通して古生物学の世界を知ることができる魅力的な企画展ですよ。
親子で楽しめるのが良いですね!
「島根県立三瓶自然館サヒメル」の情報
巡回展「ポケモン化石博物館」の2番目の開催地となったのは「島根県立三瓶自然館サヒメル」です。
えっ!? サルヒメ? サメヒル?
わたしがなかなか覚えられなかった「サヒメル」という聞き慣れない言葉の由来は三瓶山の古称である「佐比売山」+「メール」の造語だそうです。「三瓶から情報発信をしよう」という意味が込められているんですね。
「島根県立三瓶自然館サヒメル」は本館・別館・新館の3つの建物で構成されています。
「ポケモン」はここ(別館・企画展示室)かー!
館内は(意外と)広く、「ポケモン化石博物館」だけではなく常設展示も見ごたえがありました。
中でも「三瓶小豆原埋没林」から発掘された約4,000年前のスギはなんと高さが10mもあって、かなりの迫力です!
写真では伝わりにくいのが残念です…
島根県の自然がテーマ別にうまく展示されており、わかりやすかったです。骨格模型や剥製の展示も多く、子どもも興味を持って楽しく学べると思いますよ!
こちらは「島根県立三瓶自然館サヒメル」の情報です。
「ポケモン化石博物館」へは「島根県立三瓶自然館サヒメル」の観覧料で入れます。
住所 |
〒694-0003 島根県大田市三瓶町多根1121-8 |
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電話番号 |
0854-86-0500 |
営業時間 |
9:30〜17:00 |
定休日 |
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観覧料 |
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年末年始や「メンテナンス休暇」の情報は公式サイトのトップページの下部に「営業日カレンダー」があるので要チェックです!
「島根県立三瓶自然館サヒメル」の行き方・アクセス
「島根県立三瓶自然館サヒメル」は三瓶山のふもとにあり、松江方面からひたすら山間部の道路をクルマで走り続けてたどり着いた印象です。
島根県外から観光で訪れる場合は「けっこう遠い! 」と考えて良いと思います。例えば、出雲大社とは約40km離れておりクルマで1時間程度かかります。
「ポケモン化石博物館」の魅力や見どころ
小学生(高学年)の娘といっしょに「ポケモン化石博物館」へ行って来たので魅力や見どころ、感想をご紹介しますね。
あまり「ネタバレ」しないように写真は少なめです。
「島根県立三瓶自然館サヒメル」の正面出入口から館内に入ると、いきなり巨大な「ガチゴラス」の骨格イメージ模型に驚かされます。
ゲーム上では「ガチゴラス」は高さ2.5m・重さ270.0kgという設定で、骨格イメージ模型は実物大で再現されているんですよ!
ちなみにこの骨格イメージは「ポケモン化石博物館」のための描きおろしをもとにつくられています。
さて「ポケモン化石博物館」は別館の企画展示室で開催されています。
階段で2階へ上がるとそこには「ピカチュウ&プテラ」が設置されていました。
ピカチュウは「ポケモン化石博物館」をテーマにしたオリジナルのコスチュームで、「発掘ピカチュウ」と名付けられています。
かわいいーーー!!
企画展示室までの通路には「ポケモン化石博物館」のバナーがつるされており、どんどん気分が高まりまっていきます。
「ポケモン化石博物館」の会場に到着しました!
会場の入口周辺には「ポケモン化石博物館」の大きなタペストリーがいろいろあるので、記念写真を撮るには最適のスポットですよ。
会場の中に入ってみるとそれほど広いスペースではないのがわかります。
ですが、正面に「タテトプス」の骨格イメージ模型が設置されており、ポケモン&古生物好きにはたまらない空間となっています!
先ほどご紹介した「ごあいさつ」パネルをはじめ、「ポケモン化石博物館」では企画の目的や展示の楽しみ方をわかりやすくていねいにパネルで説明しています。
『ポケモン』に登場するキャラクターや現実世界の恐竜や古生物のイラストもたくさん使われているのでパネルを読むのも楽しいですね。
「ポケモン化石博物館」は研究者側から持ち込まれた企画ということもあり、科学の基礎(観察と比較)に忠実な展示となっています。
『ポケモン』世界の「カセキポケモン」と現実世界の「化石」の比較、それぞれの世界の中での比較をしながら理解を深め、興味を持てるように展示されているんですね。
実際の展示を見てみましょう!
「ポケモン化石博物館」の展示は「カセキ研究」と「化石研究」の比較からはじまります。こちらは『ポケモン』世界の「カセキ研究」の説明です。
「オムナイト」がかわいいですね!
そしてその隣には現実世界の「化石研究」についての説明があります。
「オムナイト」に似た「アンモナイト」を題材に発掘から調査の流れが解説されています。実際に発掘に使われている道具やアンモナイトの標本なども展示されていますよ。
『ポケモン』に登場するキャラクターと現実世界の似ている古生物の対比を徹底しているので、逆に『ポケモン』の知識が無い大人が見てもおもしろいと思いますよ。
こちらは『ポケモン』に登場する「タテトプス」の骨格イメージ模型です。
なんとなく「あの恐竜がモデルになっているのかな? 」と想像できると思いますが、会場をまわっていると、ちょうど「タテトプス」の反対側に「トリケラトプス」の頭部の骨格模型が展示されていました!
ちなみに「トリケラトプス」の骨格模型は1/2スケールだそう。本物の恐竜はやっぱりデカいですね!
「ポケモン化石博物館」の展示スペースはそれほど広くはありませんが、うちの場合は所要時間は40分ほどでした。
娘がもともと『ポケモン』も古生物・恐竜もどちらも大好きなので、ひとつひとつのパネルを興味深く読み込んでいたんですね。
来て良かったー!!
パネルをじっくりと読んで、自分なりに写真を撮ったり、かなり夢中になっているようすでした!
「ポケモン化石博物館」オリジナルグッズ
「島根県立三瓶自然館サヒメル」の館内をじっくりと見てまわったあと、1階の「ミュージアムショップ ひめのが」に立ち寄りました。
やっぱり行くよね…?
もちろん!!
「ミュージアムショップ ひめのが」では「ポケモン化石博物館」のオリジナルグッズが販売されているんですが、購入制限などの注意事項があります。
購入制限
- ぬいぐるみ発掘ピカチュウ: 1人1個
- 缶バッチ: 1人3箱
- その他ポケモングッズ: 1種類につき1人5個
「ポケモン化石博物館」オリジナルグッズを購入するには入館券(観覧券)が必要になるので、捨てずに持っておきましょう。
「ポケモン化石博物館」オリジナルグッズコーナーにはいろいろなグッズが並んでおり、うちの娘のテンションも上がりまくりです。
どれにするー!? どれにするー!? ぬいぐるみは欲しいなあ!
1人1個の購入制限がある「ぬいぐるみ発掘ピカチュウ」はたしかにかわいいですね。
1人1個っていうことはとっとの分も合わせたら2個買えるなあ!
え…??
「発掘ピカチュウ」の「ラバーキーホルダー」もかわいいですよね。(ぬいぐるみに比べて安いし…)
「ガチゴラス」の骨格イメージがデザインされた「トートバッグ」も良い感じでした。缶バッチを付けたらかわいくなりそうですね。
…え? こんなに…??
思った以上の金額になってびっくりしましたが、クオリティの高い企画展に対する感謝の気持ちということで…
まとめ|ポケモン化石博物館(島根県立三瓶自然館サヒメル)
この記事では「ポケモン化石博物館」をご紹介しました。
わたしが住んでいる京都市内からは5時間かかりましたが、娘も楽しんでいましたし、わたし自身も満足度の高い企画展でした。
2021年11月時点では2022年春に国立科学博物館(東京都)、2022年夏に豊橋市自然史博物館(愛知県)での開催が決まっています。
そのほかの博物館でも順次開催される可能性もあるそうですよ。
もし近くで開催されるようでしたら、ぜひ足を運んでみてくださいね!