こんにちは! ごりら(@goriluckey)です!!
うちの娘(小学校高学年)が『ウマ娘』というゲーム(実際の競走馬を擬人化した育成シミュレーションゲーム)をキッカケに競馬に夢中になりつつあります。
久しぶりに乗馬もしてみたいなー!
そんな娘のご要望に応えて滋賀県甲賀市にある「湖南馬事センター」へ行って来ました!
この記事では「湖南馬事センター」の体験乗馬をご紹介します。
なんと競走馬にたずさわる人材を育成する研修コースもある、本格的な乗馬クラブでした! (現地に行ってから気がついたのでちょっと不安になりました…)
あれ…大丈夫かな………
「湖南馬事センター」は本格的な会員制乗馬クラブ
「湖南馬事センター」は滋賀県甲賀市にある会員制乗馬クラブです。
「湖南馬事センター」は同じ敷地内に「湖南馬事研修センター」「吉澤ステーブル」があり、それぞれが別の目的で運営されています。
それぞれの役割
- 湖南馬事センター: 会員制乗馬クラブ
- 湖南馬事研修センター: 競走馬にかかわる人材を育成する機関
- 吉澤ステーブル: 育成牧場・「湖南馬事センター」の運営母体
わたしたちが訪れる数日前まで「吉澤ステーブル」では現役のGI馬が調整されていたそうで、競馬ファンにとってはテンション上がりまくりの本格的な施設だったんですよ。
す、すごいところに来てしまったような気がする…
「湖南馬事センター」の情報
「湖南馬事センター」の情報です。
住所 |
〒520-3311 滋賀県甲賀市甲南町竜法師1818 |
---|---|
電話番号 |
0748-86-8006 |
営業時間 |
8:00〜17:00 |
定休日 |
火曜日 |
湖南馬事センター|会員制乗馬クラブ
「湖南馬事センター」は会員制の乗馬クラブです。
静かで広い敷地の中にさまざまな馬場があり、初心者からライセンス取得を目指す人、競技会にチャレンジする人など会員のレベルや希望に合ったレッスンをされています。
湖南馬事研修センター|競走馬にかかわる人材を育成する機関
「湖南馬事研修センター」は競走馬を育てる仕事に就く人材を6ヶ月間で育成するカリキュラムが用意されています。
騎乗訓練だけでなく、馬の世話や厩舎作業など競走馬育成に関する幅広い技術・知識を身につけることができるそうです。
うちの娘はこちらにも一瞬興味を示しましたが、時間割の「6:00 厩舎作業」という文字を見て資料をそっと閉じていました…
吉澤ステーブル|育成牧場・「湖南馬事センター」の運営母体
運営母体である「吉澤ステーブル」も同じ敷地内にあります。
現役の競走馬が調整や休養のために預けられることもあり、わたしたちが「湖南馬事センター」を訪れた数日前まで現役のGI馬も調整されていたそうです!
競馬ファンとしてはこちらの施設も見学してみたいです!
「湖南馬事センター」の行き方・アクセス
わたしは京都市内から高速道路で行きました。
名神高速道路・京都南ICから新名神高速道路・甲南ICまでは40分程度で、甲南ICを出て南へ向かうと数分で到着します。
「湖南馬事センター」の入口には看板と馬の像が設置されているのですぐにわかります。
「湖南馬事センター」の敷地に入り坂道を進めばすぐに正面に厩舎が見えて来ます。(ちょっとわかりにくいですが)左側の木に隠れている建物がクラブハウスです。
クラブハウスの周辺に駐車スペースがありますよ。
クラブハウスはド派手なショッキングピンクの建物です!
「湖南馬事センター」の体験乗馬(予約の方法)
「湖南馬事センター」は会員制の乗馬クラブです。基本的には入会金を払って会員になり、毎月の会費と1レッスンあたりの騎乗料が必要です。
正直なところ気軽には入会できないお値段です…
「湖南馬事センター」では正式に入会する前のお試しとして体験乗馬をすることができるんですね。
体験乗馬のコース
体験乗馬には「引き馬」と「ビジター」の2つのコースがあります。
「引き馬」は馬に乗せてもらったあと、スタッフの方が馬を引きゆっくりと馬場を歩かせてくれるコースです。(下の写真は北海道の「ノーザンホースパーク」でのものです。)
今回うちの娘が体験したのは「ビジター」コースです。
「ビジター」には1回コースと4回コースがあり、体験できるのは各コース一度だけ。つまり最大5回(1回コース+4回コース)まで体験できるということですね。
ビジターの料金
- 1回コース: 5,500円(税込)
- 4回コース: 19,800円(税込)
このほかに用具のレンタル料がかかります。
レンタルの料金
- ヘルメット: 220円(税込)/回
- プロテクター: 220円(税込)/回
- チャップス: 110円(税込)/回
うちの場合はヘルメットは持参し、プロテクターだけレンタルしました。
「チャップス」はズボンの上から装着する、膝から足首の部分を覆う馬具です。特に着用を求められませんでした。
予約の方法
「湖南馬事センター」の体験乗馬は前日までに予約が必要です。
予約は電話・FAX・メールのいずれかで行うことができますが、電話をかけるのが良いと思います。(前日までに連絡しても必ず予約ができるわけではないため。)
電話番号: 0748-86-8006
ただし乗馬のレッスンや馬の世話などがあるため、事務所(クラブハウス)に常に人がいるわけではなく、電話はつながりにくい印象です。
また12:00〜14:00はお昼休みなので、15:00ぐらいに電話をかけるとつながりやすいです。
ちなみに折り返しの電話は携帯電話からかかって来ることもあります。
体験乗馬の予約をする際には希望日時、コース、体験乗馬をする人の年齢、身長、体重、乗馬経験を伝えます。
予約の時に当日の服装や持ち物を教えてもらいます。
「湖南馬事センター」の体験乗馬(当日)
「湘南馬事センター」の体験乗馬の当日の服装・持ち物、全体の流れをまとめておきますね。
当日の服装・持ち物
当日の服装で指定されたのは「長ズボン」と「運動靴」の2点です。
ちなみにズボンは脚にフィットするスキニーパンツの方が良いようです。(うちの娘はワイドパンツでした…)
ズボンがひらひらするとちょっとジャマ…
本来はこういう時に「チャップス」を装着すれば良いのかと思います!
それ以外に必要な持ち物は「ヘルメット」と「軍手」です。
「ヘルメット」はレンタルすることもできますが、子どもの場合は頭の大きさに合うサイズのヘルメットが無い場合もあるそうです。
自転車用のヘルメットでも良いとのことでしたが、乗馬用ヘルメットをAmazonで購入することに。
小学生の子ども向けの乗馬用ヘルメットは安価なものもありましたが、娘が乗馬に対する気合いを見せていたので少し良さげなものを選びました。
ちなみに乗馬用のグローブも子どもが着用できるものもありますよ。
わたしが購入した乗馬用のヘルメットとグローブは「EQULIBERTA」という日本人向けの乗馬用品専門ブランドだそうです。
馬のロゴマークがかわいいですw
当日のスケジュール
体験乗馬は1レッスン30分です。
レッスン開始の30分前までにクラブハウスへ行き、体験乗馬の申込書に記入し、料金を支払います。
ヘルメット、プロテクター、チャップスのレンタルはクラブハウスにあります。利用する場合はクラブハウスで申し込み、装着します。
準備ができたらいよいよ厩舎(馬房がある建物)へ移動です。「湖南馬事センター」にはたくさんの馬がいるので、厩舎もすごく大きいんですよね!
元競走馬が多く、馬房には競走馬時代の名前や父・母の名前が書かれています。
中には重賞レースを勝った馬もいますし、なにより有名な種牡馬を父に持つ馬ばかりなんですよ! これには競馬にハマっているうちの娘が大興奮…
おおお!!! オルフェーブル産駒や! こっちはゴールドシップ!!
興奮する気持ちをグッと抑えて待っていると、スタッフの方が馬に鞍を乗せ、乗馬の準備を進めてくれました。
馬の準備が終わると、スタッフの方が馬を引いて馬場へ移動します。
馬の後ろに立つと蹴られるので気をつけましょう…!!
うちの娘も馬に蹴られないように少し離れて歩いています。
体験乗馬のレッスンは1回30分、丸馬場で行われます。馬を常歩で歩かせる方法や簡単な左右の方向転換、速歩のやり方を教えてもらいました。(レッスンの内容は個人のレベルによると思います。)
レッスンが終わると厩舎に戻り、乗せてもらった馬とふれあうこともできました。感謝の気持ちを込めて額のあたりをなでてあげます。
「湖南馬事センター」の体験乗馬の感想
「湖南馬事センター」の体験乗馬の内容を実際に体験した娘の感想をまじえながらご紹介します。
実は娘のテンションはクラブハウスに入った時に一気に上がっていました。
クラブハウスには娘が大好きなゴールドシップという競走馬のポスターが置かれていたんですね。
なんでーーー!? ゴールドシップーーー!?
たまたまクラブハウスにおられた「湖南馬事研修センター」のセンター長にゴールドシップが吉澤ステーブルの育成馬であったことや、数日前まで現役のGI馬が施設内で調整されていたことを教えてもらい、娘は興奮を隠せないようす…
もともと楽しみにしていた体験乗馬ですが、意気揚々馬場へ向かう娘の姿が印象的でした。
丸馬場の真ん中で踏み台を使って騎乗します。馬の背中は娘の身長と同じぐらいなので、騎乗すると目線はかなり高い位置になるんですよね。
馬に乗った時って怖くなかった?
全然怖くない! 馬の方がかしこくて強いねんから任せておけば良いだけやし!
これまで娘が馬に乗ったのは引き馬もふくめて3回ほどですが、馬に対する信頼感がすごく強いようです…
丸馬場には馬の脚に負荷がかかりにくいウッドバークが敷かれています。ウッドバークはふかふかなので万が一馬から落ちた時にもクッションになりそうでちょっと安心。
レッスンでははじめに常歩で歩く指示の出し方を教えてもらい、丸馬場の中をゆっくりと周回します。
馬への指示は足を使って馬のお腹を圧迫するんですね。ですが、はじめのうちは力加減がわからないのか、馬が途中で歩くのをやめてしまうこともありました。
またハンドリングが上手くいかず、馬が馬場の中央に向かって歩いて行くこともありましたね。
最初は馬の操作難しかった?
久しぶりに乗ったからなー。馬じゃなくて悪いのはジョッキーや…
ある程度常歩ができるようになると、次は速歩のやり方を教えてもらいました。
馬の動きに合わせて鐙(足を乗せるところ)に立つ、鞍に座るを繰り返すことで、馬は速歩になります。
馬の動きに合わせて立つ、座るを繰り返すのはなかなか難しそうでしたが、何周かしているうちに上手くタイミングが合うことが増えて来ました。
体験乗馬のレッスンは30分で終了します。練習を見ているだけのわたしにとっては案外長く感じましたが、娘にはあっと言う間だったようですね。
30分はもう終わりかーって感じ!
たしかにちょうど速歩のコツをつかみはじめたかなというころにレッスンが終わった感じでした。
丸馬場でのレッスンが終わり、厩舎へは馬に乗ったまま戻ることに。
厩舎内の洗い場で鞍をはずし、馬はこの後スタッフの方にシャワーできれいに洗ってもらっていましたよ。
ちなみにこの日うちの娘を乗せてくれたのは「クレスコワンダー」という名前のグラスワンダー産駒。馬齢18才なので、馬としてはおじいちゃんですね。
ありがとー!
体験乗馬を無事に終わらせてくれたクレスコワンダーに感謝の気持ちを込めてお礼のニンジンをあげたり、顔をなでたり、ふれあいの時間もいただきました。
まとめ|「湖南馬事センター」の体験乗馬
この記事では「湖南馬事センター」の体験乗馬をご紹介しました。
乗馬経験がほとんどない小学生の娘でも丁寧にレッスンしてもらえるので安心して乗馬をすることができました。
「吉澤ステーブル」が運営母体ということもあり競走馬を身近に感じる乗馬クラブでもありますね。
競馬ファンにはたまらない施設です!
う〜ん、またここで乗馬したいなあ…
という娘の要望により、この後、ビジターの4回コースでも体験乗馬をすることになりました!