こんにちは! ごりら(@goriluckey)です!!
登山仲間に誘われて「蓬莱山・打見山」(キタダカコース)に登りました! (いつも登山グループに連れて行ってもらうスタンス! )
「蓬莱山・打見山」と言われてもピンと来ませんでしたが、蓬莱山・打見山の山頂は「びわ湖バレイ」のゲレンデなんですね。
「びわ湖バレイ」ならもちろんわかります!
「びわ湖バレイ」は関西人にとっておなじみのスキー場ですが、実は登山スポットとしても人気があります。山頂からは雄大で美しい琵琶湖の景色を見渡すことができるんですよ!
初心者でも気軽に登れましたよ!
この記事は2021年7月に実際に体験した時の情報をもとに書いています。
記事をご覧いただいている時点では情報が古くなっている可能性もありますのでご了承ください。
「蓬莱山・打見山」とは?
蓬莱山も打見山も琵琶湖の西側に位置する比良山系に属しています。
比良山系の主な山
- 武奈ヶ岳(標高1,214m)
- 釈迦岳(標高1,060m)
- 蓬莱山(標高1,174m)
- 打見山(標高1,108m)
蓬莱山と打見山の山頂が「びわ湖バレイ」のゲレンデになっており、打見山の山頂にはロープウェイでも行くことができます。
遠くからでもロープウェイがあるのがわかりますね。
「びわ湖バレイ」は冬のスキーだけでなく、春から秋にかけてはジップラインなどのアクティビティも楽しめるんですね。
「びわ湖バレイ」のアクティビティについてはブログ仲間のモリレイさんが記事にされていますので、アクティビティが気になる場合はぜひ!
山頂の「びわ湖テラス」からは琵琶湖が一望でき、デートスポットとしても人気があるそうですよ。
登山コースは比較的難易度が低く、初心者でも気軽に山頂までの登山を楽しむことができます。
とは言うものの、カップルがロープウェイに乗ってたった5分で山頂までたどり着くところを汗を流しながら3時間ほどかけて登山道を歩いて登るのはなかなか…
そ、それが登山の醍醐味なんですよね…!?
「蓬莱山・打見山(キタダカコース)」の活動データ
わたしたちは「びわ湖バレイ」の駐車場ではなく、少し離れた「清林パーク」の駐車場をスタート地点としました。
「びわ湖バレイ」の駐車場は9:00にならないと入れませんが、「清林パーク」の駐車場は早朝から利用できます。時間にとらわれずにスタートしたい場合はおすすめです。
ロープウェイ・山麓駅の南東にある登山口から打見山を経由して蓬莱山を目指すコースは「キタダカコース」と呼ばれており、コースの途中には「天狗杉」や「クロトノハゲ」といったポイントがあります。
打見山の山頂に到着すると蓬莱山の山頂が見えます。冬には多くのスキー客がおとずれるゲレンデで、リフトもあります。
山麓から蓬莱山の山頂まではだいたい3時間〜3時間半ほどです。
活動データ
- 時期: 7月下旬
- 天候: くもり
- 距離: 12.0km(清林パーク→天狗杉→蓬莱山→打見山→天狗杉→清林パーク)
- 所要時間: 8時間(7:00→15:00)
- 上り: 1,233m
- 下り: 1,233m
「蓬莱山・打見山(キタダカコース)」の見どころ・感想
わたしたちが登ったのは「キタダカコース」です。
実はいっしょに登ったメンバーからは事前に「山頂までの登山道はずっと高い木に覆われているので道中は景色のご褒美がない! 」と言われていました。
たしかに景色のご褒美はあった方が良いですけどね。
それでは「蓬莱山・打見山」の見どころや実際に歩いた感想を写真とともにご紹介していきますね!
清林パーク・駐車場〜天狗杉
この日は平日の早朝でしたので「清林パーク」の駐車場はわたしたちのグループ以外に利用者はいませんでした。
駐車場にトイレがあるのがありがたいです。登山道に入ると打見山の山頂までトイレはありませんので、登山のスタート前に利用しておきましょう!
「清林パーク」の駐車場から登山口まではおよそ1kmほど歩きます。登山道に入ってからしばらくはなだらかで歩きやすい道が続きます。
たしかに初心者向きかも!?
ですが、さすがにずっとこんな歩きやすい道が続くはずもなく、しばらくするとゴツゴツとした大きめの石が転がっていたり、登山道を倒木がふさいでいる箇所もありました。
天狗杉〜打見山山頂
こまめに休憩を取りながらゆったりとしたペースで登っていると、スタート地点から2時間弱で「天狗杉」に到着しました!
根本に「天狗杉」と書かれた看板が立てられているので、この木が「天狗杉」であることはわかりますが、名前の由来はわかりませんでした。
太く長い枝が天狗の鼻のように見えるからなのか、それとも天狗が現れる場所だからなのか。
たしかに天狗が出てもおかしくないほどあたり一面、霧が深くなって来たんですよね…(たまたまですがw )
どうか無事に山頂までたどり着けますように…
山頂を目指して登山道を歩いているとたくさんの石が積まれているのを発見しました。
これは「ケルン」と言って、正しい登山ルートであることを示すために登山客によって積み上げられているそうですよ。天狗のしわざではありません!
「天狗杉」から20〜30分ほど歩くと「蓬莱山」という文字が書かれた道標が立てられていました。
山頂が近づいているのを実感できてうれしいですが、それ以上に気になるのが道標に書かれている「クロトノハゲ」という文字…
ハゲ………やっぱり山がハゲている場所って意味かな…
道標の場所から数分歩くと「クロトノハゲ」に到着ました。「クロトノハゲ」も看板があるので場所はわかりました。
あいにくの霧で景色は見えませんでしたが、晴れていたら琵琶湖が見えているのではないかと思います。
う〜ん、どうなんでしょう、これはやっぱりハゲてるから「クロトノハゲ」なんですかね!?
「天狗杉」と「クロトノハゲ」は名前の由来が気になりますね!
「クロトノハゲ」の先の登山道はちょっと歩きにくい場所もありました。
さらにこのあたりでわたしはずーーーっとハチに追いかけられていて怖かったです…
ちなみに、ハチや蚊の天敵であるオニヤンマのフィギュアを着けておくと虫除け対策になるとかならないとか…
山頂に近くなると開けた場所も増えて来ました。晴れていればものすごくきれいな景色が目に飛び込んで来たはずですが、この日はあいにくガスがかかっている状態…
ですが、霧の先にロープウェイの鉄塔を確認することができましたよ!
おおお!!! 山頂はもうすぐかーーー!!!
スタート地点からちょうど3時間ほどで打見山の山頂に到着しました!
打見山の山頂
打見山の山頂には「びわ湖テラス THE MAIN」があります。
「びわ湖テラス THE MAIN」は雄大な琵琶湖の景色を眺めながら過ごせるカフェとして人気です。
ウッドデッキの先にあざやかなブルーの水盤が広がっており、琵琶湖と一体化したような写真が撮れるのが魅力のひとつ。
蓬莱山の山頂
さてさて、打見山で休憩し過ぎると、ついついこんな考えが頭をよぎります。
こ、今回はここまでで良いか………
おそらくこれまでたくさんの登山客が蓬莱山には行かず打見山の山頂で引き返したのではないでしょうか…!?
わたしたちはなんとか誘惑を断ち切り、当初の計画通り、蓬莱山の山頂を目指します!
蓬莱山の山頂は打見山からも確認でき、遠くからは「さわやかな高原」というふうに見えますね。
ですが、実際に歩いてみるとスキー場のゲレンデらしい急な勾配となっており、打見山の山頂まで歩いて登って来た身体にはなかなか苦しくツラい試練でした。
となりでリフトが動いてるのもなんだか複雑な気持ちになります…!
さらに蓬莱山の山頂付近には思わず寝転がりたくなるようなベンチやソファが設置されています。山頂はもう少し!
打見山の山頂から20〜30分ほどで蓬莱山の山頂に到着しました…!
残念ながら蓬莱山の山頂でもガスは晴れず、美しい景色のご褒美はお預けです…
下山
蓬莱山への登山ルートは「キタダカコース」のほか、少女郎峠を経由する「薬師ノ滝コース」もあります。
ですが、この日は駐車場にクルマをとめているので、登りと同じ「キタダカコース」で下山するしかありません。
下山するころには霧が晴れる瞬間もあり、時々、雄大な琵琶湖がその姿を見せてくれました。
最後の20分ほどは登りとは違うコースを歩いて下山。登山道沿いを流れる小川のせせらぎに癒されましたよ。
蓬莱山の山頂から「薬師ノ滝コース」で下山するのも魅力的だったんですが、登りと同じ「キタダカコース」で下山したのにはクルマで来ているという以外にも理由があったんですよね。
それは登山のあとの“ご褒美”です!
「清林パーク」の駐車場から3分ほどのところにある「焼肉バンバン」に行くまでが今回の登山計画だったんです!
「焼肉バンバン」は10:30〜21:00まで通しで営業されているので、登山後にも行きやすいお店です。(ただし日曜日・祝日は定休日ですのでご注意くださいね。)
まとめ|蓬莱山・打見山(キタダカコース)
この記事では「蓬莱山・打見山」(キタダカコース)」をご紹介しました。
あらかじめ教えてもらっていた通り、山頂に到着するまでの登山道では景色のご褒美はありませんでした。霧もかっかっていましたし…
ですが、初心者でもまったく不安なく登山を楽しめるコースですし、打見山〜蓬莱山までは雄大な琵琶湖を眺めながら気持ち良く歩けます。(意外と疲れますがw )
もちろん「薬師ノ滝コース」も歩いてみたいですが、天気が良い日や別の季節にまた今回と同じ「キタダカコース」でも山頂を目指したいですね。