平成最後の年末に日本のゴリラ界にめちゃくちゃハッピーなニュースが飛び込んで来ましたよ!
この記事では「京都市動物園で2018年12月に生まれたニシゴリラの赤ちゃん」を紹介します。
もうね、ゴリラの赤ちゃんってめちゃくちゃかわいいんですよ! ぜひ京都市動物園で実物を見てほしい!
目次
2018年12月19日、京都市動物園のニシゴリラに赤ちゃんが誕生!
これまで京都市動物園には3頭のニシゴリラ(ニシローランドゴリラ)が飼育されていました。
- モモタロウ: オス・2000年7月3日生まれ
- ゲンキ: メス・1986年6月24日生まれ
- ゲンタロウ: オス・2011年12月21日生まれ
モモタロウとゲンキの子どもがゲンタロウなので、ひとつの家族が京都市動物園で暮らしていたということなんですね。
そして、暮れも押し迫る2018年12月19日の夜…
ゲンキが無事に出産し、京都市動物園のゴリラ一家はめでたく「4頭家族」になりました!
ニシゴリラの赤ちゃんが誕生しました!
こちらをご確認ください!!https://t.co/cfYb2XEmVj— 京都市動物園(公式) (@kyotoshidoubut1) 2018年12月20日
実はゴリラは絶滅危惧種に指定されている動物で、飼育下での繁殖も難しいと言われています。
ですが、京都市動物園は日本国内ではじめてニシローランドゴリラの繁殖を成功させた動物園なんですね。ゲンキにとっては2011年のゲンタロウの出産以来、2度目の妊娠でした。
めちゃくちゃおめでたい!!
気になるゴリラの赤ちゃんの名前・愛称は!?
2019年1月3日時点ではゴリラの赤ちゃんにはまだ名前がありません。
京都市動物園のスタッフの方によると、おそらく名前・愛称は投票で決められるとのことでした。同じく京都市動物園で誕生したチンパンジーの赤ちゃんの名前もこんな感じで募集されたんですね。
オスの赤ちゃんに相応しい3つの候補から,一番投票数が多かった愛称としますので,是非,赤ちゃんを御覧いただき,愛称を選んでください。
出典: 『京都市動物園』
どんな名前になるか楽しみですよねー! お父さんがモモタロウ、お母さんがゲンキ、お兄ちゃんがゲンタロウだから…
ま、まさか…ゲンジロウ………??
京都市動物園のニシゴリラの赤ちゃん一般公開開始(2019年1月2日〜)
ゲンキの出産後、公開が制限されていた「ゴリラのおうち」ですが、2019年1月2日から公開が再開され、ニシゴリラの赤ちゃんも見ることができるようになりました。
2019年1月3日時点では4頭とも同じスペースで過ごしています。(出産後にはゲンキと赤ちゃん、モモタロウとゲンタロウが別居し、その後、同居の訓練をしているんですね。)
- 時間: 9:00〜16:30
- 場所: ゴリラのおうち〜樹林のすみか(ゴリラ舎)
京都市動物園のゴリラの展示「ゴリラのおうち」
京都市動物園のゴリラが展示されているゴリラ舎は「ゴリラのおうち」という名前が付けられ、園内のちょうど真ん中ぐらいにあります。
京都市動物園はそれほど大きな敷地ではありません。園内マップや案内板もいたるところにあるので迷うことはないでしょう。
「ゴリラのおうち」は観覧車の隣(東側)にあるので、観覧車を目印にするとわかりやすいです。
正面エントランスから「ゴリラのおうち」へ向かうと室内観覧エリアの入口が見えて来ます。
京都市動物園のゴリラ舎は室内展示室とグラウンドがあり、ゴリラの家族はどちらかのスペースにいます。
「ゴリラのおうち」室内展示室
まずは「ゴリラのおうち」の室内観覧エリアへ入ってみましょう。
室内観覧エリアはこんなふうになっています。左側の大きなガラス窓が室内展示室、右側のガラス窓が多目的室です。
ゲンキはずっと赤ちゃんを抱きかかえたまま移動します。赤ちゃんはゲンキの胸に顔をうずめるようにしてしがみついていましたが、ずーっと観察していると時々こんなにかわいい顔を見せてくれるんです!
かわいすぎる…!!!
この時はたまたま赤ちゃんの表情を見ることができましたが、ゲンキはガラス窓に対して背中を向けて座ることも多く、赤ちゃんをかくまっているようにも見えました。
もしも赤ちゃんの顔が見えなくても、決して窓ガラスを叩いたりするのはやめましょうね!
お兄ちゃんになったゲンタロウはゲンキから少し離れたところでひとり遊びをしていました。
ですが、ゲンタロウも7歳になったばかり。まだまだお母さんにかまってほしいのか、赤ちゃんが気になるのか、時々ゲンキと赤ちゃんのところへ近づいて行くようすも。
人間の子どもと同じですね!
となりの多目的室ではお父さんのモモタロウはこんな感じで食事中をしていました。
ちなみに、室内にいない場合はこういう看板が掲げられているので、グラウンドへ行ってみましょう!
「ゴリラのおうち」グラウンド
京都市動物園の「ゴリラのおうち」のグラウンドはできる限り自然に近い環境を再現しようと工夫されています。
グラウンドの観察スペースは5箇所あり、いろいろな角度から観察できるようになっているんですね。
授乳中のゲンキは栄養を摂らないといけないので、とにかくエサを食べていました。
赤ちゃんを抱きかかえながら、ムシャムシャとエサを食べているゲンキの表情は幸せそうに見えます。
ゲンキの胸に顔をうずめたまま眠っている赤ちゃん。足の裏もめちゃくちゃ小さくてかわいいですよねー!!
グラウンドはいろんな角度から観察できるので、運が良ければゴリラの赤ちゃんの顔も見えるかも知れませんね。
ゴリラ舎は混雑してる? 赤ちゃんは観察できる?
恩賜上野動物園のジャイアントパンダの赤ちゃん「シャンシャン」は公開直後、整理券が配られるほど、たくさんの人が押し寄せました。
京都市動物園のゴリラ舎にもたくさんの人が集まって混雑しているんじゃないの? というのは気になりますよね。
この時はお正月3が日の午前中だったので、まだそんなに混雑しているという感じではありませんでした。ですが、かわいいゴリラの赤ちゃんに見とれてしまう人が多く、回転は悪かったように思います。
グラウンドの5つある観察スペースのうちのひとつはこんな感じでしたね。
ゆっくり観察したいなら、午前が良いですよ!
飼育員さんの観察日記やレクチャールームの映像にも注目しよう!
実際にゴリラの赤ちゃんの表情や授乳シーンを観察できればうれしいですが、こればっかりはタイミングもありますよね…
京都市動物園では貴重な情報をさまざまな形で公開してくれていますよ。
新ゴリラ日記
ゴリラ舎の壁や園内の掲示板にはゴリラの赤ちゃんが誕生した時の情報が貼り出されています。
飼育員さんならではの情報が満載なので、見つけたらぜひ読んでみてくださいね!
レクチャールームでは貴重な映像を上映中!
正面エントランスの施設内(出口付近)にある「レクチャールーム」ではゴリラの赤ちゃん出産に関する貴重な映像が上映されています。
映像は約5分45秒にまとめられています。
ゲンキの出産シーンや、家族が問題なく同居できるかどうかの訓練シーンなど、なかなか目にすることができない貴重な映像なので、これはぜひチェックしておきたいですよねー!
この記事のまとめ
この記事では「京都市動物園で2018年12月に生まれたニシゴリラの赤ちゃん」を紹介しました。
絶滅危惧種であるニシゴリラにとって、赤ちゃんの誕生は種の存続にかかわるとても重要なできごと。
ですが、実際にゴリラの赤ちゃんをひと目見ると、ただただシンプルにかわいいんですよね…!
ぜひ、京都市動物園に足を運んで、ゴリラの赤ちゃんの成長を見守りましょう。
- 2018年12月19日に京都市動物園のニシゴリラが赤ちゃんを出産
- 2019年1月2日からゴリラの赤ちゃんの公開開始
- 京都市動物園のゴリラの赤ちゃん誕生は2011年以来7年ぶり
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