「感動した! 」
これは2001年夏場所で負傷をおして優勝した貴乃花へ贈った小泉純一郎元首相の言葉ですが、わたしもまさにそんな気分なんです!
今回は「わんぱく相撲」を紹介します。
小学生が参加する相撲大会なんですが、土俵の上では激突あり、駆け引きあり、笑顔あり、涙あり! で、めちゃくちゃ感動したんです!
目次
息子の友だちが相撲をはじめた!
よく家に遊びに来てくれる息子の友だちが今年になって相撲をはじめたと聞いたのはゴールデンウィークごろ。
もともと相撲を観るのが大好きだったのがキッカケで相撲を習いはじめたらしいです。
小学校で教えてもらったり「相撲教室」にも通って鍛えているそうです。
「今度『わんぱく相撲』出んねん! 」
よっしゃーっ! じゃあ応援しに行くわな!
そんなノリで「わんぱく相撲」を観に行くことになったんですが、実はわたし自身はこれまでTVの大相撲さえ“ちゃんと”観たことはありませんでした。決め手の名前も知らないですし…。
なので、はじめは単に「息子の友だちを応援しに行く」って感じだったんですね。
それが実際に観てみると息子の友だち以外の試合にも夢中になってしまうほどおもしろかったんですよ!
わんぱく相撲とは!?
「わんぱく相撲」ってわたしが子どものころには聞いたことが無かった気がするんですが、実はけっこう歴史があるんですね!
- わんぱく相撲 東京場所: 1977年〜1985年
- わんぱく相撲 全国大会: 1985年〜
前身の「わんぱく相撲 東京場所」の第6回大会の横綱には花田光司、のちの横綱・貴乃花の名前も刻まれているんです!
ホンマに将来の横綱がいるかも知れんってことか!
「わんぱく相撲」に参加する小学生は全国でおよそ40,000人もいるんですね〜! 全国の相撲少年はまず地区大会に参加して勝ち上がれば両国国技館で行われる全国大会へ参加できるんです!
- 4-6月: 東京23地区大会・地区予選大会(市町村)
- 6月: ブロック大会(都道府県)
- 7月: 全国大会 ※2017年は7月30日に開催
息子の友だちが参加したのは「わんぱく相撲 京都大会」ですね。「ブロック大会」は都道府県によっては開催されないらしく、京都府も地区予選大会を勝ち上がれば全国大会へ出場できるんです!
わんぱく相撲 京都大会
息子の友だちが参加した「わんぱく相撲 京都大会」は2017年6月18日(日)に京都市武道センターで開催されました。
京都大会の会場「京都市武道センター」
京都市武道センターは平安神宮の近く岡崎エリアの一角にあります。同じ敷地内には新空手道京都大会も開催される旧武徳殿があり、この日も相撲だけでなく、剣道や弓道の大会があったようです。
最寄駅
最寄駅は京阪「神宮丸太町」駅か京都市営地下鉄・東西線「東山」駅で、どちらも徒歩10分ちょっとです。
駐車場
敷地内に有料パーキングがあるんですが、いろんな競技大会が行われるので、いつも満車です。周辺にも有料パーキングはありますが、観光シーズンにはどの駐車場も混んでいる可能性があるので、できる限り公共交通機関での移動をおすすめします。
京都市武道センター
京都市武道センターは2階建ての建物で1階が競技スペース、2階が観客席になっています。
受付で競技の参加者の名前と入場券が必要な枚数を記載します。入場料は無料なんですね〜。
2階のエントランスに学年・性別ごとのトーナメント表が貼り出されていました。けっこう参加人数が多くてびっくりしました!
2階の通路から見た競技スペース。マット製の土俵が3つ用意されています。
観客席はこんな感じです。この写真は午前中の試合が終わるころに撮ったので空いていますが、開会直後は満席で座れませんでした…。
1日のスケジュール
1日のスケジュール…これってわかりにくいんですよね〜。1試合の長さがわからないし、試合数も多いので仕方ないんですが、だいたいのスケジュールがわかればその時間に合わせて行けるんですが…。
公式サイトには「8:30〜16:00」と記載されていました。
参考までにこの日の大まかなスケジュールを記録しておきますね。
- 8:30〜 受付開始
- 9:30〜 開会式・ルール説明
- 10:00前〜 試合開始(ベスト8決定戦)
- 13:30〜 試合開始(優勝決定戦)
まずはじめに1年生・女子のトーナメントが開催されます。土俵は3つあるので、2年生、3年生のトーナメントも次々に進められていきます。
一瞬で勝負がつくこともあるので、進行スピードはけっこう早いです。
京都市武道センターの屋内競技場で、各学年・性別のベスト8を決定するんですね。
で、午後からはなんと、なんと、屋外にある相撲場で競技をするんですね〜!!
わんぱく相撲を観戦した感想
さてさて、大相撲さえもほとんどまともに観たことがないわたしでしたが、正直なところ…
超おもしろかったで!!
わたしが「相撲っておもしろいな〜」と感じたポイントは3つです。
- からだの大きさ関係なし!!
- 万事休す…からの大逆転!!
- すでに横綱の貫禄!?
[1]からだの大きさ関係なし
一番感動したのはやっぱりここですね! 1、2年生はまだそれほど体格差はありませんが、3年生ぐらいからは見た目にもハッキリと体格差が出てきます。
シロウトの発想だと、相撲のようにからだとからだがぶつかり合う競技は体格が大きい方が有利という印象があります。
ですが、体格差だけじゃないんですね! なんとなく「こっちの大きい子が勝ちそうやなぁ…」と観てると、明らかに自分よりもからだが大きな子を相手に押し倒したりするんですよ!
その瞬間は「おーっ!! 」という歓声とともに会場がどよめくんです。小学生どうしの試合でこのどよめきは負けた方には酷やなとも思いましたが、みんな思わず声を出してしまってるんです。
きっと負けた子も相当悔しい思いをしてると思うんですが、もっと鍛えて強くなってほしいなって思いますね!
[2]万事休す…からの大逆転!!
これは屋内よりも屋外にある相撲場での競技で多く観られました。そう、土俵際からの大逆転劇です!
相撲場で行われる試合はベスト8以上に残った子どもたちなのでやっぱりレベルが高く実力も均衡しているからなんでしょうかね〜。
あと土の土俵や縄の存在も物理的に粘りにつながるんだと思いますが、「あ〜もうダメか〜」と思ったところからの大逆転は相撲ならではのおもしろさですよね!
際どい決着の場合は「物言い」も入るほど! めちゃくちゃ本格的です。
[3]すでに横綱の貫禄!?
まあ、ふだん大相撲を観ていないわたしが言うのもアレですが、小学生にしてすでに横綱の貫禄が備わってる子がいるんですよ!
自分の試合がはじまる前に集中力を高めるためにやっているのか、片足を大きく上げて四股を踏む姿がめちゃくちゃサマになっていたり、土俵入りする時の塩の投げ方や威風堂々とした歩き方がめちゃくちゃカッコいいんです!
みんな大相撲を観て研究しているうちに力士の立ち振る舞いが自然と身についていったのかも知れませんね。
そう言えば、わたしが子どものころにもプロ野手選手を見て練習していましたね、
クロマティとか、八重樫とかな!
これは不公平かも!?
そうそう、はじめて「わんぱく相撲」を観戦して不公平に思ったことがあるんです。
それは「まわし」です。
子どもたちが着用しているまわしは2種類あって、ひとつは本格的なまわし。
もうひとつは短パンにベルトのようなものが付いているタイプです。
まわしは幅も厚みもあるので、相手がまわしを着けているとまだまだ手のひらが小さい子どもはまわしを取れない(握れない)んですよね。
ベルトタイプの場合はガッチリと掴めるので、相手が有利になってしまうんです。
費用面・衛生面を考えるとみんながまわしを着用するのは難しい思うので、ベルトタイプで統一するっていうのもアリかな〜と感じました。
この記事のまとめ
今回は「わんぱく相撲」を紹介しました。
息子の友だちははじめての参加だったんですが、ベスト8に残り、屋外の相撲場でも取組をさせてもらったんですよ!
小学生の習いごとっていろいろありますが、意外と相撲もおもしろいかも知れませんね。
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