こんにちは! ごりら(@goriluckey)です!!
子どものころに虫取りをした思い出はありますか!? わたしは虫取り網とカゴを持って近所でセミやチョウ、バッタを捕まえたり、稲荷山でカブトムシを捕まえたりしていました!
この記事では子どもが家でヤゴを飼育した時に起きたハプニングをご紹介します。
もしも子どもが家にヤゴを持って帰って来たら、ぜひ気をつけてほしいことがあるんです!
小学生の娘がヤゴを持って帰って来た…
ある日の夜にわたしが帰宅すると家の壁にこんな張り紙がされていました。
ヤゴをさわるな
えっ!? 家にヤゴいんの…!?
どうやら娘がヤゴを捕まえて家に持って帰って来ているようです。
この張り紙を見た時、わたしの中には「うへぇ…」という気持ちと「わぁ、ヤゴ♪ 」という気持ちが混在していました。
実はわたし自身はヤゴを飼育した記憶がなかったので、正直ちょっとワクワクする気持ちもあったんですよね。
さらにテーブルの上には娘が書いたヤゴの観察日記が置いてあるじゃないですか!
娘に話を聞くとこれは小学校のプールにいたヤゴらしいです。どうやら先生が希望する生徒に2匹ずつわけてくれたみたいですね。
希望したんかい…
ところで………ヤゴってこんなんでしたっけ!?
ヤゴってなに!?
もしかするとヤゴを知っている人も娘が描いたイラストを見て混乱したかも知れませんし、昆虫が好きじゃない人の中にはそもそも「ヤゴってなに!? 」って人もいるかも知れませんね。
ヤゴとはトンボの幼虫のことですよ!
ちょっと写真だと小さくてわかりにくいかも知れませんが、赤い実線の○で囲っているのがヤゴです。(ちなみに赤い点線の○で囲っているのはエビです。)
ご存知の通り、トンボ(成虫)は空中を飛びながら過ごしていますが、トンボの幼虫であるヤゴは水の中で過ごす水生昆虫なんですね。
なんとヤゴは「エラ」を持っているのでずっと水中にいることができるんです!
ヤゴを捕まえることができる場所は?
うちの娘は小学校のプールにいたヤゴをもらってきましたが、ほかにはどんなところに行けばヤゴを捕まえることができるのでしょうか?
ヤゴのいる場所
- 田んぼ
- 小川
- 池・沼
- 学校のプール
娘がもっとヤゴを捕まえたいと言うので、伏見稲荷大社へ探しに行ったのですが、神田の近くでトンボは見つけたもののヤゴを捕まえることはできませんでした。
ヤゴは泥の中に潜っていたり、水草に隠れたりしているので、もっとしっかりと探せる小川へ行った方が良いですね。
ヤゴの飼育の仕方
わたしはヤゴを飼ったことがなかったのですが、むしろ娘はすでに先生に教えてもらったり、図鑑で調べたりしてヤゴについて詳しくなっていました!
実際に小学生の娘が準備したヤゴの飼育環境を紹介しますね。
まあ、学校のプールに棲んでいたぐらいなので、ある程度どんな環境でも大丈夫なんでしょう!
水槽(虫かご)
うちの娘がヤゴを入れていたのは横18cm×奥行き11.5cm×高さ12cmほどの小さい虫かごです。たぶん以前に100円ショップで購入した虫かごですね。
そこに3.5cmほどの深さの水が入っています。
あとはヤゴが隠れられるように石や水草も入れてあります。
ヤゴのエサ
トンボは樹液や花の蜜を吸っているのではなく、空中を飛びながらエサを捕まえているんですね。つまり、肉食!!
肉食性で、カ、ハエ、チョウ、ガ、あるいは他のトンボなどの飛翔昆虫を空中で捕食する。
出典: 『ウィキペディア』
そのトンボの幼虫であるヤゴもやっぱり肉食性なんですよ! 小さい水生昆虫や小魚の体液を吸ったりするらしいんですが、 『ウィキペディア』ではヤゴの捕食能力をめちゃくちゃ褒め称えているんです。
下唇が折り畳み式になっており、先端にある鋏状の牙で獲物を捕らえることができる。
ヤゴはすべて肉食で、普段は折り畳まれている下唇を瞬時に伸ばすことで離れた距離から獲物を捕食する。
そのスピードと精度は日本国内の水生昆虫の中では屈指であり、狩りのスケールを度外視すれば非常に獰猛な捕食者と言って差し支えない。
出典: 『ウィキペディア』
娘の観察日記をよく見るとヤゴが小魚を狙っているようすが描かれていますね。実際にはジャコを入れています。
ヤゴが消えた!
我が家にヤゴが来て2日目の朝のことでした。
わたしがなんとなくヤゴが入っている虫かごをのぞき込んだんですが、
あれ…?? ヤゴが1匹しかおらへんぞ!?
という事態が発生したんですよ!! 娘が小学校でもらって来たヤゴは確かに2匹のはず。もう1匹はどこへ行ったのか!?
娘がヤゴを飼育していた虫かごは高さもそれほどありませんし、フタもしていませんでした。それどころか虫かごに入れている植物を使えばカンタンに脱出できるじゃないですか!?
おいおい、踏んでしもたらどうすんねん…!!
娘といっしょに部屋の中を探したのですが、ヤゴを見つけることはできませんでした。ヤゴの行方が気になりながらもわたしは仕事へ行かなければなりません。
こんなことならクワガタの飼育に使っている昆虫ケースに入れておけば良かったです…
ヤゴの行方は…!?
部屋のどこかで干からびてしまったヤゴを想像しながら帰宅すると娘の新たな作品がテーブルの上に置かれているじゃないですか!?
実際の作品はパラパラ漫画になっていたのですが、ポイントになる4枚を抜き出しました。
娘の絵が独創的すぎて突っ込みどころ満載だと思いますが、ぜひご覧ください!
これは………ヤゴ………かな???
ヤゴが植物につかまって登ってる???
え??? ヤゴが2匹になったの???
うわーっ!!! 飛び立った!!!
おわかりでしょうか!?
わたしはてっきりヤゴが飼育ケースの中から脱出したと思っていたのですが、なんと!
トンボになっておうちの中を飛びまわってたわー!
これは完全にわたしの思い込みでした…。昆虫が成虫になる時って蛹(さなぎ)になるから、まさかヤゴが一気にトンボになるとは思ってなかったんですよね。
いや〜油断していました!
わたしが帰宅した時にはそのトンボは外に逃がしていたので、実際には見ることができなかったのですが、娘によるとギンヤンマのメスだったらしいです。
これが娘による図解です!!
これは…トンボというより…ドラゴンフライや!!
ビジュアルはわたしが知っているトンボとはずいぶん違いますが、実はヤゴから一気にトンボになった要因もちゃんと記載されているんですよ!
ふかんぜんへんたい(不完全変態)
わたしは「不完全変態」という言葉は知らなかったので、勉強になりました。
不完全変態
蛹を経ず、幼虫が直接成虫に変態することを不完全変態という。
昆虫の基本的な変態様式で、この場合の幼虫は、完全変態をするものと区別するため、通常は「若虫(じゃくちゅう、わかむし)」と呼ばれる。
中でもセミ、カマキリ、トンボ、バッタ、ゴキブリなどが代表的な例である。
出典: 『ウィキペディア』
ちゃんとトンボも不完全変態の代表的な例として挙げられていますし、たしかにセミも早朝に土の中から出てきて一気に幼虫から成虫になりますよね。
みなさん、もしも子どもがヤゴを家に持って帰ってきたら、いつトンボになっても良いようにちゃんとフタをしておきましょうね!
この記事のまとめ
この記事では子どもが家でヤゴを飼育した時に起きたハプニングをご紹介しました。
もう1匹のヤゴはまだ小さいので、トンボになるのはもう少し先のようですが、娘はヤゴからトンボになる瞬間を観察しようと意気込んでいます。
ぜひとも今度はもう少していねいに観察してイラストを描いてほしいですね!
それでは最後に娘が言い放った一言を。
とっとはトンボと違ってかんぜんへんたい(完全変態)やな。
だれが変態や!!
この記事のポイント
- ヤゴとはトンボの幼虫のこと
- ヤゴからさなぎを経ずいきなりトンボになる
- ヤゴはふた付ケースで飼育する
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