いや〜めちゃくちゃ感動しましたよ!
ギネスブックの世界記録に挑戦するのってテレビ番組なんかではよく見かけますが、なんと、わたしはギネス世界記録達成の瞬間を目撃することができたんですよ!!
この記事では「わたしが住んでいる町で達成したギネス世界記録」を紹介します。
みんなでなにかを成し遂げることができると地域が盛り上がりますね!
目次
ギネス世界記録「竹とんぼを同時に飛ばした最多人数」に挑戦!
2016年11月23日(水・祝)に京都市伏見区にある深草小学校の校庭で「竹とんぼを同時に飛ばした最多人数」というギネス世界記録に挑戦するイベントが開かれました。
実はこのイベントは同日に実施された「第10回ふかくさ100円商店街」の特別企画として開催されたんですね。
「ふかくさ100円商店街」は深草商店街にあるお店が選りすぐりの商品を100円で販売するイベントで地元ではとても人気があるんですよ。
イベントの概要
このイベントは深草竹とんぼ実行委員会が主催しているんですが、数ヶ月前から竹とんぼ教室を開いたり、地域のイベントで告知をしたりしながら参加者を集められていました。
参加者集めにはかなり苦労をされたんだと思いますが、近隣の小学校でもイベント開催の案内が配布されていたこともあって、イベントの直前には小学生やその保護者を中心にけっこう認知されていたんじゃないでしょうか。
- 開催日時
- 11月23日(水・祝)
[受付]10:00〜13:30
[開場]14:00〜- 場所
- 深草小学校 校庭
- スケジュール
- 14:00 開場
14:15 開会宣言
14:30 整列
14:45 各自で飛ばす練習
14:50 全体で飛ばす練習
15:00 ギネス世界記録挑戦!
イベント会場のようす
14:00を過ぎると「ふかくさ100円商店街」に出店されていたお店も片付けられ、ギネス世界記録挑戦の会場である深草小学校にはたくさんの人が集まって来ました。
イベント受付前には「世界へ 竹とんぼを みんなで飛ばそう! 」と書かれた横断幕が掲げられています!
深草のマスコットキャラクター「吉兆(きっちょう)くん」も応援に駆けつけていました。 あ、吉兆くんは「うづら」のゆるキャラなんですね。深草は『千載和歌集』にも詠まれるぐらい、昔から「うづらの里」として知られていたんですよ〜。
深草小学校の校庭には参加者640人が集まっています。監視員やスタッフ、見物客を入れると700人を超える人たちが集まっているんですね〜。いや、これだけでもすごい!
深草小学校の校舎にも垂れ幕がつるされていました!
ギネス世界記録とは?
「ギネス世界記録」は1955年にイギリスで誕生しました。日本では2010年にギネスワールドレコーズジャパンが英国本社の日本オフィスとして設立されたんですね。
ギネス世界記録に認定されるためには、まずはギネスワールドレコーズに挑戦したいことを申請します。するとギネスワールドレコーズがガイドラインを作成してくれるので、それに沿って世界記録に挑戦するんですよ。
記録管理部が、1)計測可能 2) 証明可能 3)標準化可能 4)記録更新可能 の4つの基準を鑑みて作成したガイドラインに沿ってご挑戦いただき、見事、世界一であることが認定されれば、世界一の証明となるギネス世界記録の公式認定証が授与されることになります。
※ 『Guinness World Records』より引用しました。
さすがに記録認定の世界的権威なだけあって、ルールの徹底がものすごく厳しいですね。
校庭は参加者が入るエリアが明確に囲われていて、入退場も厳格にチェックされます。ほら、けっこう長い時間、校庭で練習をしているとからだが冷えてお手洗いも近くなるじゃないですか? 本番までの間にどうしても入退場する参加者がいるので、スタッフの人が大変そうでした。
本番が近づくに連れ、公式認定員とスタッフの人たちが頻繁にやり取りをされており、その周辺はちょっとピリピリとした雰囲気になっていました。いや〜緊張が高まります。
校庭では、監視員1人に対して参加者10人がひとつのグループとして整列しています。
いよいよ本番! 竹とんぼが一斉に飛ばされる!
15:00になると司会者が壇上に上がり、いよいよ本番が始まりました!
まずはじめに門川京都市長のあいさつがありました。門川市長もゼッケン66番を着用してこのイベントに参加するとのこと! さすが市長!! (いろんな意味で! )
しかも、門川市長はこの日66歳の誕生日(だからゼッケンが66番だったんですね〜)とのことで、参加者みんなで「ハッピーバースデー市長〜♪」の大合唱がありました。
門川市長のお祝いが終わると、今度はギネス公式認定員の岩下令さんが壇上に上がり、今回の「竹とんぼを同時に飛ばした最多人数」のギネス世界記録に認定されるためのルールを説明されました。
これまでの世界記録は富山県射水市の410人なんですね。実はこれは2016年7月24日(日)に更新されたばかりの記録なんです。
深草小学校の校庭には640人の参加者がいるので、竹とんぼを一斉に飛ばすことができればギネス世界記録を更新する可能性が高いわけです。
もちろん「同時に飛ぶ」という定義も細かく設定されているんです。
岩下さんの説明によると、「同時」とは合図から15秒以内に竹とんぼを飛ばすこと、「飛ぶ」とは竹とんぼの羽が回転しながら横または上に進む状態ということでした。
15:20、ギネス公式認定員の岩下さんの合図で竹とんぼが一斉に空へ飛ばされました!
1人の監視員が参加者10人分のカウントをし、集計・審査のために退場します。
校庭では「激団モンゴイカ」というジャグバンドのライブが開かれ、結果発表の時を待ちます。
15:50、ふたたびギネス公式認定員の岩下さんが壇上へ。公式認定員から結果が発表されるまではスタッフの人たちも結果を知りません。
ドキドキ…
緊張が高まります!!
岩下さんが口を開きます。
「631人が飛ばしてみごとギネス世界記録達成です!! 」
会場からは大きな歓声と拍手が巻き起こりました! まさしく地域が一体になった瞬間ですね!!
公式認定員の岩下さんから深草竹とんぼ実行委員会の大山会長にギネス世界記録の認定証が手渡され、壇上でガッツリと握手!!
大山会長が力強くギネス世界認定証を掲げます!
いや〜深草竹とんぼ実行委員会のみなさんは特に感激されたでしょうね〜!! ギネス世界記録を達成することができて、ほんとうに良かったですよ〜!!
国際竹とんぼ協会会長の竹とんぼがすごい!!
そうそう、結果発表を待つまでの間、めちゃくちゃコーフンするできごとがあったんですよ。
今回のプロジェクトにはさまざまな人や団体の協力があったそうなんですが、「国際竹とんぼ協会」という団体もそのひとつ。
この特別企画の実行にあたり、国際竹とんぼ協会会長の西井さんが竹とんぼのつくり方を教えてくださったんですね。この日もわざわざ東京から来られていて、参加者としても協力されていました。
で、西井さんが竹とんぼを飛ばすのを見せてくれたんですが、これが超すごいんです!
高く飛ばす竹とんぼ、長い距離を飛ばす竹とんぼ、長い時間飛ばす竹とんぼを見せてもらいました。西井さんが飛ばす竹とんぼは深草小学校の校舎よりも高く飛んで行ったんですよ!
これは西井さんの竹とんぼです。
高く飛ばしたり、長く飛ばしたりするために竹とんぼには工夫がされていて、羽の部分が透けて見えるぐらい薄く削られていたりするんですね。
西井さんが竹とんぼにハマったキッカケは娘さんといっしょに竹とんぼをつくったのがはじまりなんですって。
竹とんぼも奥が深いですよ。いろいろ試してみるとものすごくおもしろそう!
この記事のまとめ
この記事では「わたしが住んでいる町で達成したギネス世界記録」を紹介しました。
とにかくギネス世界記録達成の瞬間に立ち会うことができて良かったです!
ギネス世界記録達成の舞台となった深草小学校の校門にはギネス記録が書かれた横断幕が掲げられています。
もしかしたら、またギネス世界記録は更新されるかも知れませんが、これからも竹とんぼのおもしろさをどんどん広めていきたいと言っておられたので、今後の活動も楽しみですね。
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「竹とんぼを同時に飛ばした最多人数」に挑戦するという企画がはじまったのは、京都市内の「放置竹林」に対する問題提起という目的があるそうです。
そう言えば、「深草トレイルの大岩山」にも竹林があったけど、あの竹林はちゃんと管理されているのかな〜。
もしかすると竹とんぼのプロジェクトは深草トレイルが抱えている問題の解決にもつながるのかも知れませんね。
こんにちは! ごりら(@goriluckey)です!!