TripAdvisor (トリップアドバイザー)が発表した「外国人に人気の日本の観光スポット ランキング」で2014年から4年連続で第1位に選ばれた京都・伏見稲荷大社。
まるで異世界へつながるかのような朱色の鳥居がつらなる「千本鳥居」や迫力のある「楼門」の写真はたくさんの観光ガイドブックや旅行パンフレットに載っているので有名ですよね。
今回は「眼力社」を紹介します。
眼力社は伏見稲荷大社のご神体でもある「稲荷山」の中にある神社なんです。
伏見稲荷のお山めぐり
伏見稲荷大社が観光客に人気がある一番の理由は芸術的な神社建築や鳥居の美しさだと思います。
ですが、実は伏見稲荷大社のご神体「稲荷山」への参拝も特にトレッキングを好む外国人の観光客には人気があるんです。
稲荷山は標高が233mとそれほど高い山ではありません。また参道は舗装された階段が続いているので比較的高齢者でも登りやすいんですね。
稲荷山には1万基あると言われている鳥居や「神蹟(しんせき)」が点在しています。神蹟というのはもともとは神様のいる祠があった場所のことで稲荷山には7つの神蹟があります。この神蹟を参拝することを「お山めぐり」と言うんです。
「眼力社」の情報
稲荷山に点在している7つの神蹟のひとつが今回紹介する「眼力社」です。
眼力社へは稲荷山の中腹にある「四ツ辻」から左側へ歩いていくとたどり着くことができます。
七神蹟のひとつ「御膳谷奉拝所(ごぜんだにほうはいしょ)」の手前にあるのが眼力社です。
- 「眼力社」の住所
- 〒612-0804 京都市伏見区稲荷山官有地
- 「眼力社」の地図
「眼力社」の2つのご利益
眼力社には2つのご利益があると言われていて、たくさんの参拝客が訪れます。
2つのご利益というのは「眼の病気が治る」「先見の明・眼力を授かる」という「眼」にちなんだもの。
眼の病気を治したり視力回復のために神様を頼る気持ちはよくわかりますが、「先見の明を授かる」というのはおもしろいですね。商売繁盛を祈願するために全国から経営者の方や証券取引関係者が参拝に来られるそうですよ。
さらには「眼力」が転じて「願力が強くなる」というご利益もあるそうですが、いや〜さすがに「願力」まで幅を広げるとほとんどすべての神社が該当するんじゃ…と思ってしまいます。
「眼力社」のきつね像
眼力社で参拝客に人気があるのがこちらのきつねの像なんです。
伏見稲荷と言えば、きつね(白狐)ですよね。伏見稲荷大社や稲荷山にはたくさんのきつねの像があって、だいたいのきつねの像は左右2体の像が対になっているんですね。
ですが、眼力社のきつねの像は1体だけ。しかも前脚だけを地面に着けた奇妙な格好で、口からは水を出しています。
伏見稲荷に数あるきつねの像の中でも眼力社にあるこのきつね像はかなりめずらしい姿をしているんです。
「眼力社」のお土産
眼力社の前には「眼力亭」があります。
眼力亭では「眼力」にちなんだオリジナルのお土産…と言うかグッズが販売されているんですよ。
こちらは名刺サイズの「豆書(まめしょ)」(1枚200円)です。「眼力」「笑門」「謙虚と感謝」という言葉が書かれた3種類の豆書があります。
例えば財布の中に入れておくと財布を開ける度に「目に入る」ので自然と身につく…そうです!
ほかにも「夢を叶える願力ノート」や合格祈願にもなる「消しゴム」などオリジナリティのあるお土産が売られていますよ。
この記事のまとめ
今回は「眼力社」を紹介しました。
稲荷山にはたくさんの個性的な神域があります。伏見稲荷へ来られた時にはぜひトレッキング感覚で稲荷山にも登ってみてください。
それぞれの神域で少し立ち止まってみるとおもしろい発見があると思いますよ〜。
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こちらの記事では、伏見稲荷大社・稲荷山の観光にどれぐらいの時間がかかるのかをまとめています。
眼力社は稲荷山の中腹である四ツ辻よりも奥にあるので、往復で2時間ぐらいはみておくと良いでしょう。
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