わたしが子どものお出かけスポットとしておすすめなのは味覚狩りです。特に砂場遊びと同じ感覚でできるおいも掘りは小さい子どもでもめちゃくちゃ楽しめますよ!
この記事では「京都府城陽市にある『あらす観光いも掘り農園』」を紹介します。
なんと、あらす観光いも掘り農園の土はまるで砂浜のようにサラサラなんですよ〜!!
目次
「あらす観光いも掘り農園」の情報
「あらす観光いも掘り農園」は京都府城陽市にあります。
Googleマップで検索すると2ヶ所出てくるんですが、ひとつは「JA京都やましろ 城陽支店」の場所なので気をつけてください。国道24号線(大久保バイパス)沿いにあるのが正しい場所です。
- 「あらす観光いも掘り農園」の住所
- 〒610-0121 京都府城陽市寺田塚本
- 「あらす観光いも掘り農園」の地図
- 開園期間
- 9月中旬〜10月下旬
- 営業時間
- 9:00〜16:00
- 料金
- 780円(3株)
- 駐車場
- 100台
- 電話番号
- 0774-52-5131(JA京都やましろ 城陽支店)
国道24号線(大久保バイパス)は車道のセンターに植え込みがあるので「あらす観光いも掘り農園」へは南向き(右折)では入れません。
国道24号線を北向きに走っていると駐車場の入り口には大きな看板があるのですぐにわかると思います。およそ100台がとめられる大きな駐車場です。
駐車場の奥にテントが並んでいて、ここが受付になっています。受付と言ってもここで料金を支払うわけじゃなくて、どこのいも畑へ行けば良いかを案内してくれるんですね。
実は「あらす観光いも掘り農園」ってひとつの農園ではなくて、5軒の農家で構成されているんです。受付でおいも掘りがしたいと伝えると5つのいも畑のうちのいずれかを案内してもらえます。料金はどのいも畑でも「3株780円」で、お金はそれぞれのいも畑で支払います。
あたりにはおよそ20ヘクタール(東京ドーム4個分)の広大ないも畑が広がっていますが、すべての畑でおいも掘りができるわけではありません。
おいも掘りができるのは「観光いも掘りグループ」の会員さんの畑で、目印に黄色ののぼりが立てられています。
「あらす」ってなに?
ところで、「あらす」ってなにか気になりませんか? 「あらす」は漢字で「荒州」と書きます。荒州とは砂地のことをあらわす言葉なんですが、この砂地こそが美味しいいもができる秘密なんですよ。
なぜ、城陽の荒州地区にこんなに良いイモができるのかって? それは、市の西部に流れている悠久の木津の流れに深い関わりがありました。
木津川は、ダムができる前は、よく洪水を起こしていたのです。この水の氾濫は人々に被害を与えただけでなく、洪水などで肥えた泥(ニコ)を運びました。
この土壌はイモの栽培に適した砂地で良質の土壌をつくったのです。
出典: 『城陽市観光協会』
ほら、見てください! これが「あらす観光いも掘り農園」の土なんですよ!
この時は少し水を含んでいましたが、それでもまるで砂浜のような感じです。土がふかふかしているので裸足でもぜんぜん痛くありません。
土がやわらかいので、スコップが無くても素手で掘れるぐらいです! (スコップを持って来るのを忘れたという別の理由もありますが…。)
なので、小さな子どもでも砂場で遊んでいる感覚でおいも掘りを楽しむことができるんですよ。実際に保育園・幼稚園の子どもたちが園の行事で来ることも多いそうです。
「あらす観光いも掘り農園」でおいも掘りを楽しもう!
この時は5軒の農家のうちのひとつ、奥村さんのいも畑を案内してもらいました。いも畑はこんな感じに畝(うね)が並んでいて収穫ができるところには黒色のビニールがかぶせられています。
いも畑には農家の方がおられるので何株掘りたいかを伝えてその場で料金を支払います。
いもを掘る時ははじめにいものまわりの土をどけて、いもを傷つけないように慎重に掘っていきます。
まわりの土がある程度無くなったらツルを引っ張りあげるといもを掘り出せます。小学生の息子が掘った株からはめちゃくちゃ大きないもが出てきました!
ひと株にいくつのいもが付いているかは土の中から掘り出してみないとわかりません。そういう意味では宝くじのようなイメージですね。
この時もある株には5本のいもが連なっていて、ある株には1本しか付いていませんでした。まあ、1本のいもはめちゃくちゃ大きないもでしたが。
中にはツルが枯れてしまっているものもありました。もちろんこの株は料金には含まれません。農家の方に教えてもらったんですが、ツルが枯れてしまっているので、いもが呼吸をするために新しい芽を出しているそうです。
これはツルが枯れているいもの写真です。下の方にもやしみたいなのが見えていますよね。これがいもから出ている新しい芽なんです。
掘り出してみるとけっこうしっかりと芽が出ていました。芽が出てしまっているので、やっぱり他のいもに比べると味が劣るそうです。
受付の近くに手洗い場がありますので、おいも掘りが終わったあとはきれいに手や足を洗い流しましょう。
手ぶらで行ってもなんの問題もありませんでしたが、持って行った方が良かったかな〜と思うものをリストアップしておきますね。
- 軍手
- スコップ(素手でも大丈夫ですがあった方が楽チンですね〜)
- ビニール袋(いも畑でももらえます)
- タオル(手洗いしたあとにふくものが無かった…)
「あらす観光いも掘り農園」のいもの種類
わたしたちがおいも掘りをさせてもらった奥村さんのいも畑では2種類のいもを栽培されているそうです。
- 鳴門金時(なるときんとき)
- 紅はるか(べにはるか)
鳴門金時(なるときんとき)の特徴
「鳴門金時」の方が掘りやすいので、小学生未満の小さなお子さんには「鳴門金時」をすすめているそうです。基本的に「あらす観光いも掘り農園」のいもは「鳴門金時」だそうです。
実際「鳴門金時」は小学生低学年の娘もかんたんに掘ることができました。
家に帰ってから「鳴門金時」の大きさを測ってみるとだいたい15cm〜18cmぐらいの大きさでした。
「鳴門金時」のツルと根っこはこんな感じで、根っこがそんなに張っていません。(もう一方の「紅はるか」の根っこと比べてみてください。けっこう違うのでビックリですよ! )
「あらす観光いも掘り農園」の土がやわらかいのと、「鳴門金時」の特性があって小さな子どもが掘りやすいんですね。
紅はるか(べにはるか)の特徴
もう一方の「紅はるか」は「鳴門金時」と比べるとものすごく掘りにくいんです。
こちらも家に帰ってから大きさを測ってみました。「紅はるか」はだいたい25cmぐらいで一番大きいものだと28cmぐらいありました。
なので、いくら「あらす観光いも掘り農園」の土がやわらかいとは言え、けっこう土を掘らないといもを引っこ抜くことができないんですよ〜!!
で、これが「紅はるか」のツルと根っこです。先ほどの「鳴門金時」と比べるとかなり根っこが張っていますよね!? これだけびっしりと根っこが張っていると小さな子どもが引っこ抜くのはなかなか難しいです。
もし「紅はるか」を希望される場合は奥村さんのいも畑に連絡してくださいとのことでした。
TEL: 0774-52-3071
収穫したいもの保存方法
自宅に持って帰ったら新聞紙の上で乾かしましょう。土は付着したままです。
実はわたしはいつもおいも掘りから帰ったら真っ先にいもに付着した土を水で洗い流していました。ですが、これってNGだったんですね。
土にふくまれている水分が乾くと土ははらい落とせるので、水洗いするのは調理する直前で良いそうです。農家の方に教えてもらうまで知りませんでした…。
いもを乾かして土をはらい落としたら、ダンボールなどに入れて室内で保管しましょう。冷蔵庫に入れるのもNGだそうです。
えっ? そんなの常識? …まあ、わたしはバナナを凍らせて真っ黒にしてしまうぐらいのレベルなんで…。
収穫したいもを使って「さつまいもの炊き込みご飯」をつくってみよう!
自分たちで収穫した食材を使った料理って本当に美味し………く感じますよね! わたしは料理をするのが苦手なのですが、そんなわたしでも失敗せずにつくれるのが「さつまいもの炊き込みご飯」です。
わたしと同じように「小さじ1杯」の量がまったくわからないレベルの人でもつくれるように「さつまいもの炊き込みご飯」の簡単なつくり方をこちらの記事にまとめておきました。ぜひチャレンジしてみてくださいね。
この記事のまとめ
この記事では「京都府城陽市にある『あらす観光いも掘り農園』」を紹介しました。
まるで砂浜のような土の「あらす観光いも掘り農園」は小さな子どもでも簡単においも掘りを体験できます。
ぜひ子どものお出かけスポットに味覚狩りへ行ってみてください。めちゃくちゃ楽しいですよ〜!
- 「あらす観光いも掘り農園」の土はまるで砂浜
- いもの種類は「鳴門金時」(一部では「紅はるか」も栽培)
- 地図上に2箇所表示される場合があるので要注意
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こんにちは! ごりら(@goriluckey)です!!