子どもが考えることって大人の常識とはかけ離れていてビックリすることがありますよね。
この記事では「京都・下鴨神社の縁結びのお守りに託した娘の願い」を“こっそりと”紹介します。
子どものおもしろい発想にふれることができるのも子育ての醍醐味ですよね!
京都のパワースポット! 下鴨神社のご利益とは!?
「下鴨神社」として多くの人に知られていますが、実は「賀茂御祖神社（かもみおやじんじゃ）」という舌をかみそうになる名前が正式名称なんですね。
1994年には「古都京都の文化財」のひとつとしてユネスコの世界遺産にも登録されました。
- 「下鴨神社」の住所
- 〒606-0807 京都市左京区下鴨泉川町59
- 「下鴨神社」の地図
下鴨神社は京都の中でももっとも歴史のある寺社のひとつですが、境内に広がる「糺の森（ただすのもり）」という原生林も魅力のひとつ。
その糺の森の中を下鴨神社の表参道が一直線に伸びているんですね。
この表参道をまっすぐ南へ下って行くと鴨川と高野川が交わる「鴨川デルタ」に突き当たるという事実も神秘的です。
とにかく神秘的な雰囲気が漂う下鴨神社ですが、西殿・東殿それぞれにご祭神が祀られています。
- 西殿： 賀茂建角身命（かもたけつぬみのみこと）
- 東殿： 玉依姫命（たまよりひめ）
玉依姫命は賀茂建角身命の娘なんですねー!
で、その祭神のご利益がこれまたすごいんですよね!
まずお父さんの賀茂建角身命（かもたけつぬみのみこと）のご利益はこんなにたくさんあります。
- 世界平和
- 五穀豊穣
- 殖産興業
- 方除・厄除け
- 入学・就職の試験などの合格
- 交通・旅行・操業の安全
娘の玉依姫命（たまよりひめ）のご利益も!
- 縁結び
- 安産
- 育児
たくさんあるご利益の中でも特に「縁結び」が人気なんですね。
娘といっしょに下鴨神社の蛍火の茶会へ行った時に、小学校低学年の娘がとんでもない縁結びのお願いをしてしまったんです…!
下鴨神社のご利益のひとつ「縁結び」に興味を持った娘
下鴨神社の楼門のすぐそばには「相生社（あいおいのやしろ）」があります。
相生社は古代から縁結びの神として知られていて、おめでたいという意味の「相生」はこの相生社が起源と言われているそうですね。
下鴨神社の境内はめちゃくちゃ広いので、公式サイトの地図があると便利ですよー!
相生社の隣にあるお土産物屋さんには「媛守（ひめまもり）」というお守りが売られているんですね。
この媛守はちりめん生地でつくられているんですが、なんと、全部模様が違うんです! まさに自分だけのお守りなんですね。
わたしのようなおっさんでさえ
かわいいーーー!!!
となってしまうぐらいなので、娘の心のときめきっぷりは言うまでもありません。
実はこの相生社の隣にあるお土産物屋さんで娘の奇想天外な発想が生まれたんです。娘が気になったのは店内のいたるところに書かれていた「えんむすび」って言葉です。
とっとー! 「えんむすび」ってなに〜!?
んー、そうやなー、お店の人に聞いてみたら教えてくれるかなー?
うちの娘ってけっこう臆することなく知らない人にも話しかけることができるんですね。
まだ小さな娘が誰とでも話せるというのは親としてはちょっと心配でもあるんですが、いろんな人に話しかけることができるのは立派な「能力」だと思っています。
なので、わたしは娘が直接お店の人に聞く機会をつくっているんです。
あのぉ〜すみませ〜ん‼︎ 「えんむすび」ってなんですかぁ?
娘がお店の人に質問をしに行きました。（お店の人…ごめんなさい…! ）
わたしは少し離れた場所から耳をダンボにして娘とお店の人のやり取りを聞いていました。
お店の人は困りながら娘の質問に答えてくれています。
「縁結びって言うのはね、いろんなご縁を結んでくれる…えっと、お願いがかなうってこと…」
きっとふだんは「縁結びがなにか? 」なんてあまり聞かれないんでしょうね、 お店の人はめちゃくちゃ戸惑っている感じでした…
「例えば、お仕事のご縁をお願いしたら、その仕事ができるようになったり…」
娘の質問をお店の人に丸投げして申し訳なかったんですが
「お仕事のご縁」は小学生の子どもにはわからんやろ〜
と心の中で突っ込んでいました。すると、お店の人が良い答えを思いついたようです。
「あ、そう! お友だちと仲良くなりたいなって思ったらそれをお願いするとか! 」
おお!! そっちの例えの方がわかりやすい!
お店の人の説明に納得したのか、娘はニコニコしながら戻って来ました。
とっと…
娘がなにやら小声で話しかけてきます。
「えんむすび」って、宇宙人と仲良くなれるんやって‼︎
・
・
・
えっ!!! 宇宙人???
わたしはお土産物が並ぶ棚に隠れて娘とお店の人の会話をこっそり聞いてましたが「宇宙人」なんて言葉は一切出てきていなかったのでビックリしました…
お店の人は一生懸命に「縁結び」を娘に説明してくれたんですが、娘の頭の中でわからないことはすべてカットされてしまい、娘が理解できる言葉だけが残ったんですね。
- お願いがかなう
- 仲良くなりたい
その結果、うちの娘の中では「縁結び」で「宇宙人と仲良くなることができる」という理解になったんでしょう…
それにしてもなぜ「宇宙人」なのか…
わたしは娘の「宇宙人と仲良くなる」というお願いをかなえてもらうために「媛守（ひめまもり）」をひとつ買いました。
下鴨神社の表参道を歩きながら娘が話してくれます。
い〜っぱいおねがいしたから、ねがいがかなうのがたのしみやな〜‼︎
えっ? 宇宙人に会いたいだけじゃないの?
そうやで。だっていろんなねがいがかなうんやろ?
なるほど…どうやらお店の人が「いろんなご縁を結んでくれる」と言ったのを娘は「いろんな願いがかなう」と理解したようですね…
ほかにどんなお願いしたん?
イヤや! ぜったいにおしえへん!!
もしかしてクラスの男の子と仲良しになりたいとかそんな願いなのか!?
これは父親としてしっかりと確認しとかないといけませんぞ!
とっとにだけこっそり教えて〜や!?
ん〜じゃあひとつだけな!
おっ、意外とアッサリと教えてもらえそうです! 誰や? いったい誰が好きなんや!?
えっと〜
「こうもり馬」に乗れますように! ってお願いした!
・
・
・
こ、こうもり馬??
いや〜我が娘ながら何を言ってるのかサッパリわかりません…
こんなことをお願いされる神様も大変ですね。少しでも神様の手助けになればと思い、娘に「こうもり馬」を描いてもらいました。
これが「こうもり馬」らしいです…!!
子どもの発想はおもしろすぎる!
娘だけでなく、息子の発想にも驚かされたことがあります。息子がまだ小さい時にひいおばあちゃんのお葬式でこんなことがありました。
お骨を拾っている時にわたしが息子に「ひいおばあちゃん、天国に行っちゃったな…」と言うと
ひいおばあちゃん、皮だけで天国に行かはったん?
と言ったんですよね。
まあ、たしかに! 大人はこんな発想にならないですもんねー!
独特の世界観を持っている娘が自分で描いた絵本もすごかったですよ、もうカオス!
この記事のまとめ
この記事では「京都・下鴨神社の縁結びのお守りに託した娘の願い」を“こっそりと”紹介しました。
たぶん、うちの娘はものすごいものを持っていると思います。
できることならば、その能力が世間に受け入れられるカタチで成長していってくれればなぁと願っています。
あっ、自分のお守り買ってお願いしとけば良かった…
- 子どもの独特の発想にふれられるのも育児の醍醐味
- 京都のパワースポット・下鴨神社にはたくさんのご利益がある
- 下鴨神社の縁結びのお守り「姫守（ひめまもり）」がかわいい
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こんにちは! ごりら（@goriluckey）です!!