京都市青少年科学センターで体験学習! 子どもはふれる・見る・感じるで科学が好きになる!

障害物を置くことで光線の向きが変わる
ごりら

こんにちは! ごりら@goriluckey)です!!

京都・伏見にある「京都市青少年科学センター」は子どもが科学のおもしろさに出会うには最適な場所です。

以前、子どもに大人気のプラネタリウムや恐竜の展示などを紹介しました。

今回は「かがくセンター」のたくさんある展示の中でも子どもが実際にさわったり、動かしたり、見たりできる「体感型の展示」を紹介します。

科学を体感できる展示の数々

かがくセンターは3階建てになっていて2階が入口という構造になっています。

かがくセンター(京都市青少年科学センター)の外観

1階は乳幼児向けの「親子ふれあいサイエンスルーム」なのでメインになるのは2階-3階ですね。

どちらのフロアにも体感型の展示がたくさんあります。その中でも子どもに人気の展示を中心に紹介しますね!

パタノスコープ(2階)

図書コーナーの前あたりにいくつかの鏡が設置されています。(人間万華鏡・曲面鏡・パタノスコープ・波面鏡・さかさ鏡)

鏡の面が平らではなく曲面になっていたりするので、自分の体が細長く見えたり、太く見えたりするんですね。子どもはこういうわかりやすいのが大好きですよね~。

パタノスコープで遊ぶ!

地震をさぐる(2階)

この記事を書いている1ヶ月前に熊本地震が起きたところなので、その地震を体験する展示にはいろいろと思うところはあります。

この機械では実際に過去にあった地震の強さや揺れ方を体験できます。この機械で再現している一番強い揺れは「能登半島沖地震」(1993年2月7日/M6.6)でした。

過去に実際にあった地震を体験できる

娘も実際に大地震の揺れを体験することで「なんとなく怖い」と思っていた地震の怖さが具体的にわかったようです。

本来であれば地震のメカニズムを知るのが目的ですが、地震の怖さを実感できるのもこの機械の大切な役割のひとつかも知れませんね。

光の池(2階)

これは赤い光線にいろいろな形をした障害物を置くことで光線がどのように変化するのかを体感することができる展示です。

障害物を置くことで光線の向きが変わる

実は今回スタッフの人に教えていただいて初めて知ったんですが、枠の真ん中部分に光線がうまく当たると音が鳴るんですよ! ゲーム感覚で楽しめました。

うまく光線を当てると音が鳴る!

砂振り子

まずは小さなハケで砂をかき集めます。子どもにはこの作業も楽しいんです。

ハケで砂をかき集める

かき集めたすなを穴の空いた振り子に入れて動かすと穴から砂がこぼれ落ちて軌跡がわかるようになっているんですね。

振り子の軌跡がわかる仕掛け

パラボラ型空中電話器

これはわたしも大好きです! これと同じものが離れた反対側にも置いてあって、ひとりが真ん中の部分に話しかけると反対側にいる人に声が届くというやつですね。

巨大なパラボラ

うちの子はこういうので遊ぶ時にはいつもアレを連呼するんですよ…。子どもが大好きな3文字の。そう「う」から始まるアレです!

喜んで「う●こ」を連呼する娘

まわりの人に聞こえないか心配ですが、まあどの子も同じこと言うてるでしょう!

メロディーパイプ

これも単純ですが、子どもにはわかりやすくて良いですよね。楽器だと気づかないこともこういう展示だと違う音が出る仕組みがわかりますね。

メロディーパイプを叩いてみる

気候と環境体験ルーム

これはもう京都ならではの体感型の展示ですよ。左側は砂漠の温度と湿度を再現した部屋右側は京都の夏の温度と湿度を再現した部屋なんです。

京都ならではの体感型展示

京都の夏に飛び込んだ娘は一瞬で出てきましたよ。温度は35℃、湿度が71%です。めっちゃくもってますね。ベトベトした感じはまさに夏の京都です…。

京都の夏は湿度が高い

砂漠の方は同じ35℃なんですが、湿度は20%です。「こっちは大丈夫やで!」と娘が言うように京都の夏を体験した後だとちょうど良い気候にさえ感じました。

温度でも砂漠の方が過ごしやすい!?

まあでも京都の夏も良いですよ! 笑

京都の企業展ブース

3階には京都に本社がある有名な企業による展示ブースがあります。

オムロン、京セラ、ニチコンの3社の展示があるんですが、ほんとう京都は伝統産業もあれば世界的企業もあってなかなか不思議な都市ですよね。

京都に本社がある企業による展示ブース

ロボットの前で笑ってみよう(オムロン)

これはおもしろい! 感情認識機能を搭載したPepperが人気ですが、このロボットは人の笑顔を認識することができるんですよ!

人の笑顔を認識するロボット

このロボットの方を向いて笑顔を見せると笑顔度をパーセンテージで表示してくれるんです。子どもはもちろんですが、大人もこのロボットの前でいろんな表情をして楽しんでました!

太陽電池の力を試してみよう(京セラ)

これは太陽光発電システムを学べる装置です。発電パネルに向けて照射すると電車や動物が動き出したりします。

こういう模型を使った方が実生活の中で科学がどのように役立っているのかがイメージしやすいですね。企業の視点が入っているのも良いもんだな~と思います。

太陽光発電システムを学べる!

ためた電気でリングをとばそう(ニチコン)

これはなかなかしんどかったです! ハンドルをグルグルまわすことでコンデンサに電気がたまっていくんです。

電気がたまるとランプがどんどん点灯していき満タンになった時にボタンを押すとアルミのリングが上までビョイ~ンと跳ね上がる仕組みになっています。

電気を満タンにするとアルミのリングが跳ね上がる!

企業展ブースは見せ方もしっかりしているので、なかなかおもしろいですよ。JR西日本が梅小路公園で運営している「京都鉄道博物館」にも体感型の展示がありますが、子どもが喜んでやってますもんね。

京都市青少年科学センターの情報

京都市青少年科学センターは京阪「藤森」駅で降りて西へ徒歩5分ほどのところにあります。ちょうど東西に走っている名神高速道路の南側なのですぐにわかりますよ。

住所
〒612-0031 京都市伏見区深草池ノ内町13番地
科学センター入場料
・一般:510円
・中学・高校生:200円
・小学生:100円
※ 土曜日と日曜日は,京都市内に住所または通学先を有する小・中・高校生の児童・生徒の入場料及びプラネタリウム観覧料が無料となります。
プラネタリウム観覧料
・一般:510円
・中学・高校生:200円
・小学生:100円
開館時間
9:00~17:00
※ 入館は16:30まで
休館日
木曜日(祝日の場合は翌平日が休館日)・ 年末年始
※ 春・夏・冬休みの木曜日は開館しています。
電話
075-642-1601
駐車場
普通車約30台

この記事のまとめ

今回は京都市青少年科学センターの体感型の展示を紹介しました。

実際に子ども自身が体感してみることで科学に対する理解が深まり興味も大きくふくらんでいきますね。

夏休みの宿題には自由研究もあるので、かがくセンターで見つけた「好き」や新しく気がついた「なぜ?どうして?」を調べてみるとおもしろそうです。

子どもが喜ぶプラネタリウムや恐竜、チョウの家に関する記事もぜひ合わせてご覧ください!