スマホのGPS機能ってものすごく便利です。今でこそ当たり前になりましたが、初めて「iPhoneを探す」を体験した時にはもう感激して目の前にあるiPhoneを何度も探しまくったものです!
多くの人が携帯電話をどこかに置き忘れて困ったという経験はあると思いますが、「iPhoneを探す」のようなGPSを利用した機能があれば、失くした携帯電話を発見できる可能性が高くなるんです。これは便利!
iPhoneを探す
※ 『iCloud – iPhone、iPad、Macを探す – Apple(日本)』より引用しました。
「ガラケー」にもGPS機能が搭載されている機種もありましたが、スマホが普及するようになってからいろいろなアプリが作られて一層便利になりましたね。
ですが、この便利なGPS機能にはちょっと困った一面があるようです。今回は「GPS機能の対策」を考えてみました!
GPS機能付きのスマホで業務効率化!
働いている会社から携帯電話を支給されるケースが多くなっています。スマートフォン(スマホ)を支給される会社もあるでしょう。
特にスマホの場合はGPS機能が搭載されている機種がほとんどなので、会社から渡されているスマホにも当然GPS機能が搭載されてることでしょう。
企業がスマホを導入する場合にはGPS機能を活用することで業務効率化をはかろうとする場合が多いです。例えば、GPS機能付きのスマホを導入することでこんなメリットがあります。
- 運行管理
- 車両の場所が把握できれば便利ですよね。お客様から到着予定の確認をされた時に対応しやすいです。
- 人員配置
- 例えばコピー機のメンテナンス。作業員の位置情報がわかれば、別のお客様からの依頼にも近くの作業員が対応できるので効率が良くなる能性があります。
- 勤怠管理
- 直行直帰型の営業職やイベント会場や展示会場で働く従業員の勤怠管理にもGPS機能で正確な管理ができますね。
「業務効率化」という側面で見れば、GPS機能付きのスマホを導入することで便利になりそうです。
あなたのプライバシーも侵害されている!?
会社側から見ると業務効率化がはかれそうなGPS機能付きスマホ。従業員の立場からは勤務時間中の位置情報管理は仕方ないかな〜と思いますが、勤務時間外の位置情報管理は別の話ですよね。
業務で使う携帯電話ですが、職場に置いて帰ってる人ってそんなにいないんじゃないかと思います。営業職の場合だと直行や直帰もあるし、お客様からの緊急の電話なんかもありますし。
で、勤務時間が終わったからと言ってわざわざGPS機能をOFFにするって人もあまりいないですよね。めんどうくさいですもん。
つまり…
あなたのプライベートの位置情報もダダ漏れ!
従業員側の立場で考えると、もしも自分の位置情報が勤務時間外にも確認されていると思うと正直気持ち悪いですね〜。
実際、度が過ぎる管理は従業員のプライバシー侵害にあたる可能性があるようです。そらそうや…。
プライバシー侵害になるかならないかのポイントはこんなところなんですね。
従業員のプライバシー侵害にならないためには、まず、会社が支給するスマホであること、そして、会社側がそのような機能を持つアプリがインストールされていることを従業員に明示的に説明することが必要でしょう。
勤務時間内のみGPSでの位置情報収集を行い、勤務時間外は位置情報収集を行わないようにするか、従業員側で、勤務時間外はアプリの位置情報収集機能を停止してよい、あるいはスマホの電源をオフにしてよいとルール化しておくことが必要と考えます。
※ 『弁護士ドットコムニュース』より引用しました。
さすがに勤務時間外の従業員の位置情報管理はプライバシーの侵害ですよね。侵害しまくり。
それでも中には常時、位置情報管理を行っている会社もあるそうです。ただ単にログを取得しているだけなんだとは思いますが、もしもMap上でも管理されているとしたらキモいっすね。
位置情報の取得イメージ
※ 『ソフトバンク 法人のお客さま向けサイト』より引用しました。
そこで今回「ごりらモバイル」が発表するのは勤務時間外に従業員の位置情報を収集しようとする管理者にお仕置きをするサービスでございます!
ごりらモバイルのGPS機能
ごりらモバイルが提供するのは従業員のプライバシーを第一に考えた 「まったく新しい」GPS。あなたが手にするのは、 「魔法のような体験」です。
ごりらモバイルのGPS機能〜グループGPS
ごりらモバイルの「グループGPS」を使うと勤務時間外のあなたのプライバシーをガッツリ保護します。この機能は事前に従業員同士のグルーピングが必要です。このグループメンバーが多ければ多いほど絶大な効果を発揮します。
この機能をONにしておくと、勤務時間外に管理者があなたの位置情報を収集しようとすると、自動的に擬似情報が生成されます。
この擬似情報はあらかじめ設定しているグループ単位で生成されます。
そのグループの位置情報はあなたの会社の近くの「居酒屋」に表示されます。
勤務時間外に従業員の位置情報を収集しプライバシーを侵害しようとした管理者が目にするのは、管理者以外の従業員が近くの居酒屋に集まっている位置情報です!
「あれ? 今日は飲み会やったっけ? あれ? あれ?
呼ばれてないのワシだけか〜い!!」
これはショック!
「グループGPS」に登録されているメンバーが管理者以外全員であればもう二度と勤務時間外に位置情報を取得するようなことはないでしょう。
この記事のまとめ
今回のネタはめいたくさんのブログを拝見して思い付きました。
めいたくさんも記事で書かれていますが、単純に「サボり防止」のためだけのGPS機能であれば従業員のモチベーションが下がるだけですよね。
うまく活用すればGPS機能は業務効率化がはかれる有効な機能です。単なる監視以外の導入目的があって、勤務時間中、勤務時間外のON/OFFが明確にできるようになれば会社にとっても従業員にとってもメリットがありそうです。
管理者は「効率」と「モチベーション」のバランスを考えて導入・運用するべきでしょう!
こんにちは! ごりら(@goriluckey)です!!