せっかく定期的にトレーニングをしていても、勉強や仕事が忙しくなってトレーニング期間が空いてしまうことってありますよね…
今回は「トレーニングの中断と再開による身体機能の変化」ついて調べてみました。
年末年始にほんのすこし休んだだけなのに、新年最初の空手の稽古でものすごい疲労感が残ってしまったんです…
この記事では空手の稽古を通じて感じたこと、得た情報を紹介します。(2016年1月6日の空手日記)
※ 記事の公開後に情報の更新や写真の追加をしていることもあるので、「日記」とは少し意味合いが違います。
目次
年末年始に休んだだけでスタミナが低下してしまった!?
2016年の稽古はじめは1月6日。年末の稽古おさめが12月26日だったので、11日間空手の稽古を休んだことになります。
わたしが2015年7月に空手を習いはじめてから、だいたい平日に1日と土日の稽古を続けてきたので、これまでは長くても5日間ほどの休みだったんですね。
いつもよりもたった6日ほど長く休んだだけだったんですが、たったこれだけの差なのに
稽古後の疲労感がハンパない…!!
もちろん、わたしだけでなく、道場に通っているほかの人や空手の先生でさえも久しぶりの稽古は疲労感があるみたいです。
ですが、わたしの疲労感はまるではじめて空手の稽古に来た日と同じぐらい…
たった11日間トレーニングを休んだだけで、わたしのスタミナは空手を習いはじめる前にまで戻ってしまったかのような状態になってしまいました。
せっかく半年間がんばって来たのにくやし〜い!!
どれぐらいの期間トレーニングを中断すると身体機能が低下するの?
自宅へ帰り、めちゃくちゃ疲労感があることがあまりにもくやしくて、どれぐらいの期間トレーニングを中断すると身体機能が低下するのかを調べてみたんです。
すると、名古屋大学 総合保健体育科学センターの石田浩司教授がまとめられたレポートを見つけたんですね。
まさにわたしが求めていた興味深い情報だったんですよー!!
ディトレーニング
まず、「トレーニングを中断すること」を専門用語では「ディトレーニング」と呼ぶそうです。
ディトレーニング
- Detraining=ある程度続けてきたトレーニングを、一時的あるいは永続的に止めてしまうこと。 脱トレーニング、トレーニング中止などと呼ぶ。
- 関係する体力: 技能、スピード、筋力、持久力
出典: 『トレーニング中断するとどうなる? ー“衰え”とその対抗策を科学するー』
ディトレーニングするとどうなるの?
石田浩司教授のレポートでは、トレーニングをしてからの機能低下を4つの項目で分析されているんですね。
- 技能
- スピード
- 筋力
- 持久力
そのレポートの一部を見てみましょう。こちらは「筋力」の変化について。
ディトレーニングによる筋力の変化
- 筋力はディトレーニングによって、トレーニング期と同様またはやや遅い速度で低下する
- 初期レベルまでは低下しないことが多い
- トレーニング中止2週間程度は、ほとんど落ちない
出典: 『トレーニング中断するとどうなる? ー“衰え”とその対抗策を科学するー』
今回わたしが空手の稽古を休んだ期間は11日間なので、筋力が落ちたということではなさそうですね。
こちらは「持久力」の変化について。
ディトレーニングによる持久力の変化
- 持久力(最大酸素摂取量)は、ディトレーニング1〜2週で低下し始める
- 初期レベルまでは低下しないことが多い
出典: 『トレーニング中断するとどうなる? ー“衰え”とその対抗策を科学するー』
う〜ん! 持久力が低下したってことやな〜
年末年始の11日間で低下している可能性がある機能はどうやら「持久力」のようですね。
まあ、でもこればっかりは仕方ないですよねー。トレーニングを再開すれば持久力はすぐに戻るのであまり心配しないようにしましょう…!!
「マッスルメモリー」ってなに!?
さらに石田浩司教授のレポートを読み進めていくと、またおもしろいキーワードが出て来たんですよー!!
トレーニング・ディトレーニングを繰返していると、 体力の変動は少なくなる(落ちにくくなる)
↓
マッスルメモリー?
出典: 『トレーニング中断するとどうなる? ー“衰え”とその対抗策を科学するー』
なに!? マッスルメモリー!!
子どものころに『キン肉マン』が大流行したわたしの世代にとっては「マッスルメモリー」はまるでキン肉マンに出てくる必殺技のようなものを想像してしまうんです…
マッスル・スパーク、マッスル・ドッキング、マッスル・リベンジャー…こういうイメージなんですよね。
「マッスルメモリー」とはどういうことなんでしょうか。マッスルメモリーを調べてみると、こんな情報がありました!
マッスルメモリー
一度筋肉を鍛えて強くした経験のある人の場合、再開してから数ヶ月程度で筋肉の量や筋力が戻ってくることがほとんどです。
まるで筋肉が強かった時の状態を記憶しているかのように、急激に筋力・筋肉量が戻るこの現象が、マッスルメモリーと呼ばれるものです。
出典: 『肉体改造研究所(筋トレ&ダイエット)』
いろいろと調べてみたんですが、実は「マッスルメモリー」のメカニズムはまだ解明されていないんですね。
筋肉の変化は筋肉そのものだけではく、神経の発達やホルモンバランスなどさまざまな要素が関係しており、それらが「筋肉の土台」として身体に残っていると考えられているんですって。
マッスルメモリーはキン肉族の必殺技ではありませんでしたが、いや、それ以上に神秘的なものを感じますね〜!
体力の変動はトレーニングとディトレーニングを繰り返すことによって少なくなるそうです。
トレーニングの間隔を開けることは決してデメリットだけでなく、強力なマッスルメモリーを手に入れるためにも必要な要素なんですね。
この記事のまとめ
今回は「トレーニングの中断と再開による身体機能の変化」ついて調べてみました。
空手を習いはじめてから、少しずつではありますが、体力・筋力がついてきました。
ちょっと休んだだけでものすごくバテてしまったことがショックだったんですが、長期的な目線でしっかりと肉体改造をしていきたいですね。
あなたの役に立つ!? 関連記事
理想の肉体を手に入れるためにはトレーニングだけでなく、食事の内容も見直さないといけませんよね。
大阪・北堀江にある「PROTEIN LAB(プロテインラボ)」はボディメイクにこだわった食事ができるお店なんです。
おしゃれなお店で、女性のお客さんも多いんですよ。
こんにちは! ごりら(@goriluckey)です!!