赤信号なのに、立ち止まるとまわりの人から不思議そうに見られる信号機があります。ほとんどの通行人が赤信号だろうがこの横断歩道では立ち止まることがないからです。
「ちゃんと交通ルールを守りましょうよ〜」ということが言いたいわけではなくて、むしろこの信号機の存在意義を、わたしは問いたい!
まさに『ジョジョの奇妙な冒険』に登場するディオの有名なセリフ、
「無駄無駄無駄無駄ァーーーーーッ」
と叫びたくなるような信号機なんです。
まずは実際に見てください。
大阪市内のある歩道
御堂筋沿いの歩道を梅田から淀屋橋に向かって進んでいる写真です。
【1】
【2】
【3】
【4】
【5】
【6】
【1】〜【6】の写真は距離にしてだいたい300mぐらいです。その間に信号機が設置されているのは2箇所あります。
気づきました?
写真の番号でご説明しますと、【3】と【6】に信号機が設置されているんです。わたしが無駄だと思う信号機は【3】の信号機。こいつです!
【3】
この写真でもおわかりいただけるかと思いますが、大人の足なら3歩ぐらいで渡り切ってしまうぐらいの細い道です。そら、信号の色が何色だろうが車が通ってなかったら渡ってしまいますよ。
ちなみに、横断歩道の白い線の数を数えてみるとこんな感じです。
- 【1】 白い線:4本 信号機:なし 右側からの一方通行
- 【2】 白い線:5本 信号機:なし 左側からの一方通行
- 【3】 白い線:4本 信号機:あり 右側からの一方通行
- 【4】 白い線:5本 信号機:なし 右側からの一方通行
- 【5】 白い線:3本 信号機:なし 左側からの一方通行
- 【6】 白い線:5本 信号機:あり 右側からの一方通行
もしかして、御堂筋(大きい道路)に向かっていく方は車のスピードが出てしまうから、(写真の)右側からの一方通行の道路には信号機が設置されているのかな〜と思いましたが、そういうわけでもなさそう。
なぞは深まるばかりです。
信号機って誰が設置してるの?
そもそも信号機って誰がどうやって設置するのかを調べてみました!
住民の「この交差点、事故が多くて危ないから信号機立ててほしい!」という要望があった場合は、警察署へ行けば良いようです。信号機に関する意見を集める「信号機BOX」なるものがあるんですね!
信号機BOX
- 信号機を設置してほしい
- 信号灯器が見づらい
- 信号表示がわかりづらい
- 信号表示が交通実態と合っていない
など、交通信号機に関するご意見やご要望をお受けする窓口です。
※『警視庁』より引用しました。
この信号機も住民からの要望で設置されたんでしょうか。
【3】
信号機の値段っていくらぐらい?
信号機の値段も調べてみましたが、なかなかコレっていうのが見つかりません。(入札で価格が決まるからあまりオープンな情報ではないんでしょうね。)
こちらのサイトに記載されている金額が参考になるようです。
信号機の値段
- 歩行者信号機: 約100万円
- 交差点・車用信号機: 約200万円
- 時差式信号機: 約500万円
※『館山自動車学校の教習指導員のつぶやき』より引用しました。
『警察庁』の「交通警察に係る補助金事業(全国防災)」のレビューシートに下記の記載があるので、歩行者用信号機の値段が約100万円というのは合ってそうです。
信号灯器(歩行者用)のLED化:約90万円/式
この記事のまとめ
もちろん事故が起こらないのが1番なんですが、本当に必要なところに信号機が設置されているのかは見直す必要があるんじゃないかな〜と思いました。
設置する費用はもちろん、メンテナンス費用や電気代…1本だけなら大したことはないのかも知れませんが、全国の無駄な信号機が積み重なると大きな金額になるんじゃないでしょうか。
こんにちは! ごりら(@goriluckey)です!!