この記事は「桃山時代を代表する庭園・圓徳院「北庭」。紅葉の見頃はまだ先か?【圓徳院/京都市東山区】」の続きです。
圓徳院で「高台寺・圓徳院 共通割引拝観券」を購入し、圓徳院の国名勝指定「北庭」を堪能した後は、高台寺の拝観です。清水寺ほどではありませんが、高台寺の境内も広く坂や階段が多いので、それなりの運動量になるので覚悟しましょう!なんせ圓徳院から高台寺への階段がいきなりハードです。
時間帯にもよると思いますが、高台寺の入り口付近には長蛇の列ができているのではないでしょうか。ですが、先に圓徳院で「共通割引拝観券」を購入しておくと列の横を優越感たっぷりに通り抜けさせてもらいます。(ええ、小さい人間ですとも!)
目次
遺芳庵(いほうあん)〜書院の紅葉(2015年11月20日)
受付を済ませて歩を進めると、最初に目に留まるのが、「遺芳庵」です。高台寺を代表する茶席です。丸い窓が印象的でかわいいですね!
遺芳庵と書院の間にある紅葉は少し色づいていました。この日はちょうどこの方向に月が出ていて風情のある写真が撮れました。
「百鬼夜行」のプロジェクションマッピング
2015年10月23日(金)から12月13日(金)の期間、方丈前庭で「百鬼夜行」のプロジェクションマッピングが実施されています。なかなか見応えのある仕上がり。2分半ほどの時間ですが、繰り返し実施されていますので、少し順番を待てば良い位置で鑑賞することができます。
臥龍池(がりょうち)の紅葉(2015年11月20日)
高台寺の紅葉スポットの中では、一番きれいな写真が撮れるスポットなのではないでしょうか。臥龍池の周辺の紅葉や木々がまるで鏡のような水面に映し出されています。しかしながら、やはり美しい写真を撮るには一眼レフが必要ですね。いや、iPhoneのカメラでも美しい一枚に収めるテクニックが欲しいです。
これはぜひ実物を見て欲しいです!ただ、紅葉の色づきとしてはもう少し先の方が赤みが増してきれいなのではないかと思います。
霊屋(おたまや)〜傘亭(かさてい)・時雨亭〜竹林
臥龍池を見下ろす位置に重要文化財「霊屋」があります。ここには豊臣秀吉と北政所ねねの木像が安置されています。残念ながら撮影は禁止されているのでパンフレットの写真を。
秀吉とねねは当時では珍しい恋愛結婚と言われています。生涯仲の良い夫婦だったようですね。
霊屋から階段を上っていくと重要文化財の「傘亭」と「時雨亭」があります。千利休の意匠による茶席です。
傘亭の中を裏側からのぞいたところ。さすがにここは昼間に見たいところですが、明かりに照らされたようすも趣があります。
時雨亭からは出口に向かって階段を下っていきます。紅葉がまだ見頃という感じではなかったこともあり、より一層の美しさを感じたのが竹林。
まっすぐに伸びた竹が明かりに照らされて幻想的な雰囲気です。美しい!
この記事のまとめ
2015年11月20日(金)時点では紅葉のピークにはまだ少し早い印象でしたが、迫力あるプロジェクションマッピング、水面に紅葉を映す臥龍池、霊屋や傘亭などの重要文化財の数々と見どころはたくさんあります。
人気のスポットだけあって見応えは十分です。圓徳院から高台寺の境内をぐるっとまわり終わる頃には美しい景色の余韻と足腰に疲労を残していることでしょう…。
鷲峰山 高台寺
- 住所
- 〒605-0825 京都市東山区高台寺下河原町526
- オフィシャルサイト
- 鷲峰山 高台寺
京都の紅葉(2015年)
2015年の紅葉のようすはこちらの記事でご確認いただけます。もちろんその年の気候・条件によって紅葉の色づきは変わりますが、参考になればうれしいです!
こんにちは! ごりら(@goriluckey)です!!