1年を通して国内外からたくさんの観光客が訪れる京都ですが、特に秋は紅葉の名所と呼ばれるところはとんでもないことになります…
それでもやっぱり観に行きたいですよね、真っ赤に染まった紅葉!
この記事では「京都・東福寺の紅葉」を紹介します。
(たぶん)観光ガイドには載っていないとっておきの見所も教えますね!
この記事で使っている写真は複数の撮影時期がありますのでご了承ください。
目次
東福寺の基本情報
東福寺の創建は1236年で、国宝の「三門」をはじめ多くの重要文化財を所有する大きなお寺なんですね。境内には25の塔頭(たっちゅう)があって、まあ、とにかく広いんですよ。
2018年東福寺の紅葉の見頃・特別拝観
例年、東福寺の紅葉が見頃を迎えるのは11月中旬〜下旬です。
この記事で使っている主な写真の撮影時期です。紅葉の見頃の参考にしてください。
- 臥雲橋からの紅葉: 2015年11月15日(日)
- 通天橋の紅葉: 2017年11月24日(金)
2018年紅葉の色づき情報|京阪電車の「京阪沿線 紅葉だより
京阪電車の駅には「京阪沿線 紅葉だより」と書かれたポスターが貼り出されていて、紅葉の名所の色づき具合が表示されています。
こまめに最新情報が更新されるので、めちゃくちゃ参考になるんですよね!
京阪電車の駅に貼り出されている「紅葉だより」が便利! 見頃はもう少し先ですねー! (´∀`*)#京都の紅葉 #京都の紅葉2018 #京阪電車 pic.twitter.com/5psCQuhbVF
— ごりら@子育てブロガー (@goriluckey) 2018年11月2日
東福寺の住所・地図
- 「東福寺」の住所
- 〒605-0981 京都市東山区本町15-778
- 「東福寺」の地図
東福寺へのアクセス・行き方
紅葉シーズンに、京都市内の中心部にある観光地へ行く場合はクルマではなく、電車で行くのがおすすめです。
京都は一方通行の道路が多く、観光シーズンにはすぐに渋滞するんですよね…
電車の場合(京阪/JR奈良線・東福寺駅からの行き方)
東福寺の最寄駅の東福寺駅は京阪電車もJR奈良線も同じ場所にあって、出口も同じです。(駅の東側にひとつしかありません。)
出口を出るとすぐに目の前に道路があるので、右(南)へ進んでください。
これ、平日の8:30ごろのようすなんですよ! (この写真を見たら、クルマで行くのが無謀なのがわかりますよね…)
ほとんどの人が東福寺へ向かっているので、紅葉の季節は人の流れに乗って付いて行けば迷うことはないでしょう。
臥雲橋(がうんきょう)と日下門(東福寺の西側の入口)の間の道も紅葉がキラキラと輝いているように見えてきれいですよ。
電車の場合(京阪・鳥羽街道駅からの行き方)
東福寺は京阪・東福寺駅と鳥羽街道駅の間にあるので、鳥羽街道駅からも行くことができます。(実は鳥羽街道駅からの方が少し近いぐらいなんですよね…)
鳥羽街道駅の改札(ひとつしかありません)を出て左(東)へ行くと、京阪の線路、JR奈良線の線路があります。
そのまま進んで行くと本町通(ほんまちどおり)という道路に突き当たるのでこの丁字路を左(北)へ曲がってください。
ちなみに本町通はもともとは伏見街道と呼ばれており、あの豊臣秀吉が開いたと言われているんです。
しばらく歩くと右手(東側)に東福寺の南大門が見えます。さらにもう少し歩くと中大門があるので、ここを曲がりましょう。
坂の上に見えているのが東福寺の日下門です。
伏見稲荷大社・稲荷山からの行き方・アクセス
京都の観光スポットとして人気の伏見稲荷大社から東福寺へは徒歩で行くこともできます。
特に紅葉シーズンは稲荷山・四ツ辻から東福寺までは気持ち良く歩けると思いますよ。約20分ほどです。
クルマの場合・駐車場の情報
東福寺にある駐車場は紅葉シーズンは使えません。
10月25日~12月9日までは地域の交通安全確保のため、本山駐車場は閉鎖となります。
出典: 『東福寺』
東福寺の周辺にも駐車場はありますが、周辺道路は交通規制され、とにかく渋滞しやすいです。
東福寺へはぜひ電車で!
東福寺の拝観時間
東福寺の拝観時間です。受付終了時間の30分後には閉門となります。
- 4月~10月末まで: 9:00~16:00
- 11月~12月初旬まで: 8:30~16:00
- 12月初旬~3月末: 9:00~15:30
東福寺の紅葉はライトアップされる?
残念ながら東福寺に紅葉のライトアップはありません。
紅葉ざんまいな1日を過ごすなら日中に東福寺の紅葉を見た後に清水五条〜祇園四条で夜ご飯を食べてからライトアップのある紅葉の名所へ出かけるプランが良いですね。
東福寺からは京阪電車で清水五条駅、祇園四条駅へ行くことができますよ。
東福寺の混雑状況
紅葉シーズン真っ只中の東福寺にはかなりたくさんの観光客が訪れます。この時期の通天橋は拝観受付が増設されるのですが、それでもものすごい行列ができます。
もちろん、通天橋の拝観エリアの人混みもすごいです。庭園は細い小道を歩くんですが、みんな写真を撮るために立ち止まりますからね、こんな感じになります。
小川の方へ下りる階段は幅が狭いので気をつけないと危ないぐらいですね。
東福寺を拝観するための所要時間
東福寺を拝観するための所要時間の目安です。(拝観の受付時間は含んでいません。)
- 本堂・三門周辺: 25分
- 通天橋・開山堂(有料): 25分
- 東福寺本坊庭園(有料): 25分
東福寺の拝観料・料金
東福寺の拝観料です。東福寺の境内へは無料で入ることができますが、紅葉の鑑賞スポットである通天橋や名勝・東福寺本坊庭園は有料になります。
- 通天橋・開山堂: (一般)400円/(小・中学生)300円
- 東福寺本坊庭園: (一般)400円/(小・中学生)300円
東福寺の紅葉の見所
東福寺の紅葉が紹介される時によく見かけるこのアングルの写真、これは臥雲橋(がうんきょう)から撮られたものなんですね。
ここに写っているのが通天橋です。
臥雲橋は京阪/JR奈良線・東福寺駅から歩いて来る途中にも通るんですよね。ええ、つまり…
臥雲橋からの眺めは無料です!!
ただ、紅葉シーズンのピーク時にはたくさんの人が臥雲橋を渡るので、橋の上では立ち止まることができないぐらいです。
なので、東福寺の紅葉はやっぱり有料の通天橋から鑑賞する方が良いですね。
ま、まあ、有料の拝観エリアも混雑してますけどね…
太陽の光が当たってキラキラしている紅葉はすごくきれいなんですけどねー。
境内にはおよそ2,000本の紅葉が植えられています。愛染堂の近くの紅葉は赤っぽく色付いていました。
紅葉シーズンの東福寺の境内
日本最古・最大級の伽藍(がらん/寺院の建築物)と言われている東福寺は紅葉以外にも見所があります。
東福寺本堂(仏殿)の天井画の龍図
日下門から入って目の前にあるのが東福寺の本堂(仏殿)です。本堂は大正〜昭和にかけて再建されたものですが、これがめちゃくちゃ大きいんですよ!
上の写真では本堂にへばりつくように中をのぞき込んでいる人たちがいますよね。これは天井に描かれた龍を見ているんです。
東福寺の御朱印受付
紅葉シーズンは通天橋の入口の近くに臨時の御朱印受付が建てられます。参拝記念のお土産の販売もしています。
東福寺の境内のようす
本堂の北側のスペースではふだんとは違い、陶器やお漬物などの販売をしてにぎわっています。
休憩処もあるので、紅葉狩りの後に一休みするのも良いですね。
東福寺の境内のトイレ
東福寺の境内にはトイレはいくつかありますが、通天橋のトイレは混雑しているので、本堂の東側にあるトイレか、日下門の近くにあるトイレを利用するのが良いでしょう。
こちらは日下門の近くのトイレ。真っ赤に染まった紅葉に目を奪われますが、トイレなんですよ。
えっ!? ほんと?? 東福寺には紅葉の季節に桜が咲いている場所がある!
わたしもはじめて知った時はめちゃくちゃ興奮したんですが、なんと東福寺には紅葉の季節に桜が咲いている場所があるんです!
ちょっと待って、ホンマです、ホンマに桜が咲いているんですよ!!
ほら、紅葉の横に桜の花びらが落ちているでしょ!?
実はこの桜は秋に咲く桜で、臥雲橋の近くの民家に植えられているんです。紅葉と桜を同時に鑑賞できるなんてすごいですよね!
ちなみに、現在の東福寺の境内には桜の木は植えられていません。桜の木が伐採されて、楓(通天モミジ)が植えられたんですね…
もとは桜の木が植わっていたが「後世に遊興の場になる」という理由で伐採され、楓の木が植えられたものである。
出典: 『ウィキペディア』
臥雲橋を渡って10mほど歩いたところを見上げてみてください。よーく見ると桜の花びらに気づくはずです!
この記事のまとめ
この記事では「京都・東福寺の紅葉」を紹介しました。
東福寺の紅葉はあまりにも有名でたくさんの観光客が訪れるため、正直なところ、ゆっくりと風情のある紅葉を楽しむという雰囲気はありません。
それでも通天橋・臥雲橋から眺める紅葉は一見の価値がありますよ。東福寺の近くには紅葉の名所として知られる御寺・泉涌寺もあるので、ぜひ足を伸ばしてみてくださいね。
- 東福寺の紅葉は通天橋・臥雲橋からの眺めが美しい
- 東福寺の境内には紅葉以外の見所もたくさん
- 紅葉と桜をいっしょに鑑賞できるスポットがある
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こんにちは! ごりら(@goriluckey)です!!