朝から強めの雨が降る京都。
道場の先生、メンバーと一緒に、楽しみにしていた新空手の大会を観戦して来ましたのでレポートします!これから空手を始めようとしている方(特に子どもやその親御さん)、そして新空手の大会に出場しようとしている方に、大会の雰囲気をつかんでもらえたら幸いです。
私たち親子は空手を始めてからまだ5ヶ月目で、試合経験があるのも息子だけです。息子が経験した試合は所属する団体の大会でしたので、新空手の大会を観戦するのは初めて。何もかもが興奮することばかりでした。
目次
新空手の大会はほぼ毎月開催されている!
全日本新空手道連盟が開催する新空手の大会はほぼ毎月開催されています。主に東京武道館で行われていて、名古屋、大阪、そして京都でも開催されています。関西圏では年間2、3回ほどの開催なので出場機会はそれほど多くありません。小学生が「目標」とするにはちょうど良いぐらいかも知れませんね。
京都大会が行われるのは、岡崎にある「旧武徳殿」。平安神宮の近くで、「武道センター」の敷地内にある施設のひとつです。さあ、ご覧ください、旧武徳殿の外観!
わたしは見るのも初めてのことでしたが、のっけから大興奮です!旧武徳殿は明治時代の木造建築で、なんと重要文化財です。この建物の中で新空手の大会…想像しただけで興奮せずにはいられません!
この武道センターには旧武徳殿の他、弓道場や相撲場もあり、この日も新空手に出場する選手だけでなく、弓道着を着た人たちも多く集まっていました。
「トーナメント」と「ワンマッチ」!
旧武徳殿に入ると、中は思ったよりも広い!
奥の方に競技場があり、その手前では試合を控えた選手がシャドーやミット打ちをしています。まさに『ドラゴンボール』の天下一武道会の雰囲気そのもの!喧噪の中、観戦に来ただけの私でさえ、気持ちがたかぶります。興奮のあまり思わずそのまま競技場の近くへ行きそうになりましたが、入り口のところに受付が設置されており、そこで入場料一人500円を払います。出入りは自由。
ちょうど到着したタイミングで、午前中に行われていた「ワンマッチ」の表彰式が行われるところでした。表彰式はこの前で行われます。プロスポーツ選手がインタビューを受ける時にバックに映っているヤツですね。か、かっこいい!
ワンマッチはその名の通り、勝っても負けてもその1試合のみ。延長戦もありません。受付でもらったパンフレットを見ていると、ワンマッチに出場する選手のプロフィールには「年長」や「1年」の文字もちらほら。小さい子どもでも試合に出られるのが良いですね!(うちの娘ももっとがんばらないと!)
そして、午後からはトーナメント戦です。トーナメント戦には「ルーキー」と「トーナメント」の2種類があります。ルーキーには優勝経験者は出場できないルールのようです。
「K-4」「K-3」「K-2」の違い!
ワンマッチもトーナメント戦も、「K-4」「K-3」「K-2」の3つのクラスに分けられています。
ざっくりとK-4は小学生、K-3は中学生以上、K-2は高校生以上という感じ。さらにK-4は学年、K-3、K-2は重量によってトーナメントが分かれています。気になったのはK-4のトーナメント。K-4は「小学2・3年生部」「小学3・4年生部」「小学5年生部」「小学6年生部」に分けられているのですが、小学3年生は年下の子を相手に戦うのか、年上を相手に戦うのかの2つのトーナメント。なんかものすごい差に感じるのですが、どういう分け方をされるのか気になります。
そして、この表記から連想するのは、「K-1」ですよね!新空手の大会はケーブルテレビの中継が入っていたり、新空手の大会で実績を残した選手がK-1へ挑戦されていたりします。まさにK-1への登竜門とも言えますね!
新空手のルール!
細かいルールはさておき、私のように空手経験の浅い方や親御さんが気になるポイントをまとめてご紹介。
<新空手の気になるルール>
- 試合時間はK-4、K-3が1分30秒。K-2は2分。
- 腰上8本。試合時間内に腰の位置より高い蹴りを8本(K-3は6本)以上出さないと減点対象!
- 面(ヘッドガード)、グローブは主催者が用意したものを使用。
- K-4は顔面への手技(パンチ)は禁止。
- K-2は、な、なんと、ヘッドガード無し!
道場の稽古ではいつも2分間のミット打ちをしていますが、たった2分と思うなかれ。とてつもなく長いと感じるんです。K-4、K-3は稽古よりは30秒短いですが、それでもキツイことには変わりありません。
競技場の角に8個のランプが設置されており、蹴りの数がカウントされています。試合開始直後は規定をクリアするために蹴りの応酬になることが多いように感じました。
ヘッドガードはともかく、グローブは普段の稽古で使っているものを使いたいですよね〜。
顔面へのパンチは反則になりますが、ハイキックは有効打。これでポイントが取れるようになると相当優位な試合運びができます。
これは観戦していても緊張感がハンパないです!見応えはあるのですが、絶対出られないです、こんなの…。
大きな声援が戦う勇気を与えてくれます!
特にK-4の試合は、小学生の息子と一緒に興味深く観戦しました。太鼓の音を合図に試合開始。試合が始まると双方の選手の道場仲間や親御さんの大きな声援が飛び交います。新空手の特徴的なルール「腰上8本」があるので、声援の中に「後3本!蹴り出して!」といったような指示も聞こえてきます。
やっぱりポイントは「蹴り」ですね。蹴りが決まった時の歓声は一段と大きくなります。うまく間合いを取って正確な蹴りを出せるか。
赤い旗が上がるのか、青い旗が上がるのか。勝負が決まる瞬間の緊張感と大きな興奮。面の下に見える歓喜の表情、そして、面を外した時にこぼれ落ちる悔し涙。熱いです、熱い!
2月14日、新空手道大阪大会。
試合を観る度に高まる興奮。そして、パンフレットに見つけた告知でさらに興奮です!
この記事のまとめ
初めての試合では残念ながら勝ち星を上げることができなかった息子が今目標としている大会、第248回新空手道大阪大会。初めて新空手の大会を観戦させてもらい、蹴りの技術を磨かないと勝つのは難しいなぁと思ったり、案外良いところまで行けるんとちゃうかと思ったり、至って冷静な息子の隣で、勝手に想像して盛り上がってます!
勝ち負けはともかく、まずはこの大会に向けて稽古をがんばってほしいです。いや〜子どもの習い事に空手、最高ですね!
こんにちは! ごりら(@goriluckey)です!!