3月になると暖かい日が続き、春の訪れを感じられるようになってきました。桜の開花が待ち遠しいですが…
今回は「城南宮のしだれ梅と椿」を紹介します。
あっという間に散ってしまう桜とちがって梅は楽しめる期間が長いのが良いですね!
目次
城南宮の情報
京都の梅の名所と言えば、北野天満宮の梅苑が有名ですが、伏見の城南宮も梅の名所として有名です。
- 住所
-
〒612-8459 京都市伏見区中島鳥羽離宮町7
- 電話番号
- 075-623-0846
- 駐車場
- 無料・200台
- オフィシャルサイト
- 方除の大社 城南宮
城南宮はその名前の通り「城の南」…つまり平安京の南に位置することからこの名前になったんですね。平安京の守護と国の安泰を願って創建されたと言われています。
城南宮は「方除(ほうよけ)の大社」としても知られていてます。
方除っていうのは、旅に出る時に悪い方位へ行ってしまわないようにとか、家の間取りが悪くならないようにとか、そういう方位に関係する災いがおこらないように祈願することなんですね。
城南宮では方除のお守りも売られていますよ〜。
城南宮の境内には「神苑」があってしだれ梅や椿はこの中で見ることができるんです。城南鳥居のそばに城南宮の境内の案内図があるんですが、しぶすぎて見にくいですね…!!
城南鳥居、拝殿、本殿のまわりをぐる〜っと囲うように神苑があるんですね。
実は神苑に置かれているパンフレットにわかりやすい地図が載っているんですよ、えへへ。
城南宮のアクセス
城南宮は名神高速道路の「京都南インター」の南側にあるので県外からも来やすい場所にあります。
城南宮へクルマで行く場合
クルマで行く場合は国道1号線に面している「西鳥居」から入るのがわかりやすいですね。
西鳥居のすぐそばにあるのは「第1駐車場」です。周辺には城南宮の無料駐車場がいくつかあってぜんぶで200台分のスペースがあります。
しだれ梅の見ごろには駐車場が満車になり、順番待ちになることもあるようです。
城南宮へ電車で行く場合
城南宮の最寄り駅は京都市営地下鉄・烏丸線/近鉄・京都線「竹田」駅です。
ええ…最寄り駅とは言ったものの、徒歩だと15分〜20分ぐらいはかかるんですよ…。
徒歩の場合は城南宮道を通り「東鳥居」に到着します。
城南宮のしだれ梅と椿まつり(撮影日:2017年3月4日)
参道には「しだれ梅と椿まつり」の案内板が立てられています。
神苑の入口は城南鳥居の近くにあります。神苑入口の向かいにあるしだれ梅。見ごろはもう少し先ですね。
神苑の入口で拝観料を支払います。
- 拝観時期: 2017年2月18日(土)〜3月22日(水)
- 拝観時間: 9:00〜16:30(受付は16:00まで)
- 拝観料金: (大人)600円・(小・中学生)400円
城南宮の神苑
城南宮の神苑は「源氏物語 花の庭」と呼ばれ、『源氏物語』に登場する植物がなんと100種類以上もあるんです。
神苑は5つのエリアで構成されていて、いろいろな花や草木、庭園を楽しむことができるんですよ〜!!
源氏物語 花の庭
- 春の山
- 平安の庭
- 室町の庭
- 桃山の庭
- 城南離宮の庭
城南鳥居としだれ梅
これは先ほども紹介した神苑前のしだれ梅です。この角度から撮影すると城南鳥居といっしょに撮れるんですね〜。
「春の山」のしだれ梅
神苑に入ると一番はじめのエリアが「春の山」なんですが、「しだれ梅」が目的の場合はいきなりピークを迎えますよ!!
神苑の中には小川も流れています。
「春の山」は梅がメインのエリアで、ピンクや白の梅であたりがパーッと明るくなっています。
落ち椿としだれ梅
「春の山」から「平安の庭」へと続く小径の途中では「落ち椿」としだれ梅をいっしょに撮ることができるんです。
「もしかしてだれかが並べてくれてるのか!? 」と思ってしまうぐらい、良い感じで落ち椿が並んでいます!
城南宮の椿
ついつい、しだれ梅に目を奪われてしまいますが、椿の花もきれいですよね。城南宮の神苑では椿の名前、特徴、見ごろが書かれた案内板が立てられているんです。
案内板の名前を見ながら椿を鑑賞できるのでじっくりと楽しめますね!
「平安の庭」にも落ち椿がありました。
ホンマにだれかが置いてくれてるんとちがうか!?
紅梅と白梅
「平安の庭」を過ぎるといったん神苑から出て、参道をはさんで向かいにある入口からふたたび神苑に入ります。
これは「室町の庭」の手前から撮った紅梅と白梅です。背景に見えているのは唐渡天満宮の鳥居ですね。
唐渡天満宮の梅
唐渡天満宮の梅は神苑に入らなくても見ることができますよ〜。
ピンクや白の梅が咲いていてきれいです。
城南宮で梅の写真を上手に撮る方法
梅の花とか桜の花って意外と写真に撮るのが難しいですよね!?
ワイはすごく苦手…。
実際に目で見た感動をなかなかうまく写真で表現できないんですよね〜。
胸を張って写真の撮り方を教えられるわけではないんですが、わたしが城南宮で発見した梅の写真を上手に撮る方法をお伝えしますね!
城南宮の「しだれ梅と椿まつり」の混雑ぐあい
まずはじめにこの時期の城南宮にはたくさんの人たちがしだれ梅を目当てに来られるんですね。
もちろんツアーの団体も来られるのでタイミングによっては大混雑しています。
ほら、梅の花を撮ろうと思っても通路の人たちが写り込んでしまうんです。
パンフレットを入手しよう!
あの…怒らないでくださいね。
城南宮の梅の写真を上手に撮る方法とか言いましたが、なんと神苑に入ったところに置かれているパンフレットに撮影ポイントが紹介されているんですよ!!
ええ、実は先ほど紹介した写真のほとんどはこのパンフレットの写真をマネして撮影したものなんです…。
じょ…上手に撮れてたでしょ!?
自分なりに工夫してみよう!
パンフレットに載ってる写真のマネだけだとおもしろくないので、わたしが工夫したポイントを紹介しておきますね。
背景を工夫しよう!
背景に人が写り込まないようにするのはもちろんなんですが、薄いピンクや白の梅は濃い目の背景を取り込むと梅の花が映えますね!
これは緑の苔を背景にするために背伸びして上から撮りました…プルプル。
逆にしゃがみ込んで、しだれ梅を下から撮って青空を背景にしましてみました!
神苑の中を流れる小川も背景にすると良い感じになりますよ〜。
ズームで撮ろう!
人が写り込まないぐらい梅の花をズームで撮るのも良いですね。
神苑の通路のすぐ近くに梅の花が咲いているので、望遠レンズが無くてもアップで撮れますよ〜。
でも、あまりアップの写真ばかりだとどこで撮った写真かわからなくなるんですよね〜。
レイアウトを工夫してみよう!
これ、どうですか!?
「春の山」の灯籠の向こうに見えるしだれ梅です。
源光庵の庭のイメージな!
苔の上に落ちている花びらを撮るのもきれいですね〜。
この記事のまとめ
今回は「城南宮のしだれ梅と椿」を紹介しました。
記事では伝えられないんですが、梅ってほのかに良い香りがするんですよね。
ゆ〜っくりとまわっても1時間ほどで鑑賞できると思います。ぜひ城南宮で春の訪れを感じてくださいね〜。
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こんにちは! ごりら(@goriluckey)です!!