まだまだ自分の身体に合わない大きなランドセルを背負った小学1年生が上級生といっしょに学校へ通う姿が初々しいですね!
かわいいな~と思う一方、親の立場としては不安に思う気持ちもあります。特に小学校の低学年は通学路にも危険がいっぱいです。
今回は「わたしが小学生の子どもを危険から守るために気を付けていること」を紹介します。
子どもといっしょにシミュレーションしよう!
わたしが子どもたちを危険から守るために気を付けているのは、子どもが自分自身の頭の中で危険なことを思い浮かべることができるように具体的な例え話で説明することです。
カンタンに言うと子どもといっしょにシミュレーションをしようってことですね。
単に「気を付けて学校行くんやで!」って言っても子どもはなんのことかサッパリわからないですよね。
例えば「信号が青になったら渡る」と言うのも「渡る前に左右を確認してから渡ろうね! 」って教えている人は多いと思います。
ですが、子どもの理解をよりいっそう深めるには「なぜ確認するのか? 」「どういうことに気を付けるのか? 」をいっしょに伝えてあげた方が良いです。
「赤信号に変わる瞬間に突っ込んで来るクルマがいるかも知れない」とか「左折するクルマも青信号で進むからそのクルマに巻き込まれないように気を付けないといけない」とか。
でも、これも言葉だけで伝えるのは難しいですし、小学校の低学年だとなかなか理解もできません。
実際に通学路や小学校区域を子どもといっしょに歩きながら、いろいろな場面を想定してシミュレーションするのが一番です!
通学路で子どもに迫る危険
うちの子どもたちが通う小学校と自宅まではそれほど遠くありません。登校時には上級生といっしょに集団登校しているし、下校時もひとりで帰って来ることはありません。極端に人通りが少ない通学路ということもないので、比較的危険が少ない方です。
それでも少し想像するだけで、子どもにとっての危険が次から次へと思い浮かびます。
通学路の危険「交通事故」
やはり一番心配なのが交通事故ですよね。通常の交通ルールを教えるのはもちろんですが、わたしはいっしょに通学路を歩きながらいろいろな可能性を伝えるようにしています。
集団登校の列にクルマが突っ込んだという事故も珍しくありません。そうなると子どもたちが交通ルールを守っていても、なんの意味もないですからね。
少しでも危険を避けられるように「もしかしたら後ろからいきなりクルマが突っ込んで来るかもしれへんから、クルマの音も聞くようにしような!」って言ってます。
あまり言い過ぎて怖がらせてもしかたないのですが、できる限りいろんな可能性を伝えるようにしています。
通学路の危険「川・用水路・池・沼」
わたしの子どもが通う小学校区内には琵琶湖疎水や川もあるので、これも危険ポイントですね。
実際にわたし自身が見かけて注意したことがあるんですが、琵琶湖疎水にボールが落ちてしまったらしくそれを子どもたちが取ろうとしているんですよね。
完全に柵を乗り越えてたんで一歩間違えれば事故になる可能性があったわけです。
これって子どもだけだったらよくある話なんじゃないでしょうか。
なので、水辺には子どもだけで絶対に近づいてはいけないと何度も何度も話しています。
ちょっと実際のやり取りをみてみましょう。
絶対に疎水の柵は乗り越えたらあかんで!川とか池にも子どもだけで行ったらあかんで!
わかってる!
なんであかんのやった?
おぼれちゃうから!
おぼれたらどうなんの?
死んじゃう!
死んだらどうなんの?
かっか(お母さん)に会えなくなる!
とっとにも会えなくなるで!?
とっとは別に(会えなくなっても)良い!
………
ここまでが一括りなんですが、ほんとうに何度もこのやり取りをしているんです。
通学路の危険「誘拐」
誘拐はもっともシミュレーションを繰り返すことが危険回避につながるのではないかと思います。
子どもが興味をひきそうなモノで誘われたり、「お父さんが事故にあったから病院へ行こう! 」と言われたり、いろんなパターンがありますよね。
それととても心苦しく伝え方も難しいのですが、わたしは「近所の人や顔見知りの人に言われても勝手に言うことを聞いたらあかんで。1回家に帰って来なさい! 」と言ってます。
実は先日ゾッとするできごとがありました。誘拐とは違うのですが、子どもたちが遊んでいる時に顔見知りの人にお菓子をもらったそうです。そのお菓子を食べた娘にアレルギー症状が出たんですよ!もちろんお菓子をくれた方に悪気があったとは思っていません。
ですが、もしもほんとうに悪意を持って毒入りのお菓子を子どもたちに配るようなことがあったとしたら…と考えると恐ろしくなりました。
通学路の危険「痴漢」
痴漢は卑劣で許せないですが、実際に起こってしまう可能性も十分にあるので怖いですよね。
通学路の中でも死角になる場所や人通りが少ない場所は確認しましょう。
ヘンタイ野郎の気持ちになって、どういうようすの人が怪しいかをシミュレーションするのも良いですよね。「怪しい人には近づくな! 」って言ってもどういう場合が怪しいのか子どもたちはわからないですし。
変な人が近づいて来たら防犯ブザーを鳴らすのも効果的だと思います。
ちなみにわたしは自宅で娘に「かわいいな~! えっへへ~!」と言って抱きしめようとしたら
この防犯ブザーを鳴らされました!
けっこう大きい音が鳴るのでビックリしますよ!
なるほど、こうすれば良いんやな。
そうつぶやいた娘をわたしは頼もしく感じました。
この記事のまとめ
今回は「わたしが小学生の子どもを危険から守るために気を付けていること」を紹介しました。
子どもを危険から守るための教育はほんとうに難しいです。むやみに恐怖心を植え付けるようなことをしたり、人の親切を疑うようなことを教えるわけですから。
それでも何かコトが起こってからでは遅いですよね。子どもがきちんと理解できるように親子でいっしょに通学路や小学校区内を歩いてシミュレーションを繰り返すのが良いのではないでしょうか。
こんにちは! ごりら(@goriluckey)です!!