わたしは京都市内に住んでいるので冬でもめったに雪を見ることはありません。なので、子どものころから雪を見るとめちゃくちゃテンションが上がるんですよね〜!
今回は「京都・美山かやぶきの里の『雪灯廊』」を紹介します。
同じ「京都」でも美山かやぶきの里は別世界! 特に「雪灯廊」の時期は幻想的なんですよ。
目次
京都・美山「かやぶきの里」の情報
「かやぶきの里」って聞いたことありますか!? これは春に撮った「かやぶきの里」の写真です。
かやぶきの里・北村
かやぶきの里・北村(かやぶきのさと きたむら)は、京都府南丹市美山町北にある山村集落。今では珍しくなった茅葺き屋根の家屋がここには数多く残っている。
※ 『ウィキペディア』より引用しました。
美山に残っている「茅葺屋根(かやぶきやね)」は江戸時代の中期〜末期につくられたものなんですね。江戸時代ですよ、江戸時代!
この立派な茅葺屋根を維持するためには数十年ごとに新しいものに葺き替えをしないといけないんですが、茅葺き職人の後継者がいなくなるという危機を迎えたこともあるんです。
1993年にかやぶきの里は国の「重要伝統的建造物群保存地区」に選定されたんですが、この立派な茅葺屋根や地区の景観を維持できているのは地元住民の人たちの努力によるものなんですね。
かやぶきの里を守りながら生活できるように、なんと住民出資の会社をつくってしまったんです!
地区では「かやぶきの里保存会」を組織し、歴史的景観の保全と住民の生活を両立すべく、さまざまな検討を重ねた。
その結果、住民が出資し、「有限会社かやぶきの里」を設立し、建造物の維持管理および観光施設としての運営を組織的におこなうようになった。
※ 『ウィキペディア』より引用しました。
この取り組みって田舎が抱えるさまざまな問題をもっとも効果的に解決しているように思いますよね!
美山「かやぶきの里」へのアクセス
美山「かやぶきの里」は京都府南丹市にある山村集落なんですが、京都市内からはクルマでおよそ1時間半ほどです。
わたしは美山へ行く時はいつも京都縦貫自動車道の「園部インターチェンジ」で下りて府道19号から行っています。
冬の美山「かやぶきの里」のようす
わたしは新緑が美しい春のかやぶきの里が好きなんですが、この時期には雪化粧をした趣のある茅葺を楽しむことができるんですよ。
京都市内はまったく雪が降っていないので、まったくの別世界にいつも驚かされます。
もちろんその年の天候にもよりますが、冬のかやぶきの里はこんなふうに雪につつまれていることもあります。
なので、冬の美山へクルマで行く時には絶対にスタッドレスタイヤかチェーンの着用が必要です。
美山かやぶきの里「雪灯廊」の情報
冬の美山かやぶきの里の観光資源となっているのが「雪灯廊」なんですね。
例年1月の最終土曜日から1週間の開催となっています。
2017年 第13回 美山かやぶきの里「雪灯廊」
- 開催日時
- 2017年1月28日(土)〜2月4日(土)
- 内容
-
・ かやぶき民家のライトアップ: 期間中17:00〜20:00
・ 雪灯籠づくり体験: 期間中15:00〜
・ あったか屋台:
1月28日(土)・2月4日(土)/14:00〜20:00
1月29日(日)〜2月3日(金)/17:00〜20:00
・ 和楽器ライブ:
1月28日(土)17:00〜17:30、19:00〜19:30 - 公式サイト
- 美山かやぶきの里 雪灯廊
雪灯廊の駐車場
「雪灯廊」の会場となるかやぶきの里・北村には駐車スペースがありますが、特に土日の遅い時間帯になるとこのガレージが満車になり、会場からずいぶん先の臨時駐車場へ誘導されてしまいます。
その臨時駐車場からはシャトルバスが出ているのですが、いろいろと面倒なので早めに到着するのが良いと思います。
2016年「雪灯廊」の体験レポート
2016年は暖冬の影響で雪がとても少なかったんですね。こちらは2016年「雪灯廊」の体験レポートです。
この冬(2016年-2017年)も京都市内は暖かい日が続いているので、2017年の「雪灯廊」の参考になるかも知れません。
雪灯籠づくり体験
「雪灯廊」の期間中は参加者も雪灯籠づくりを体験することができるんですよ。ぜひ、子どもといっしょに雪灯籠づくりを楽しみましょう!
- 時間: 期間中15:00〜
- 参加方法: 当日受付
- 料金: 無料
子どもといっしょに「雪灯籠」をつくってみよう!
雪灯籠づくりに必要なバケツやスコップは会場で貸し出してくれます。
雪灯籠のつくり方はかんたんなので、小さな子どもでも楽しむことができますよ〜!
まずはバケツにいっぱい雪をつめてそれをひっくり返して型をつくるんですね。で、スコップを使ってロウソクを立てるスペースをつくると、ほら、雪灯籠の完成です!
まわりが暗くなると、雪灯籠はこんなに幻想的になるんですよ!
自分がつくった雪灯籠を見たら、子どもだけじゃなくて大人もめちゃくちゃ感動してしまうんですよね〜。
「雪灯籠」の作品
小さな子どもがつくる雪灯籠もかわいいんですが、毎年、とんでもない作品が登場するので、それを見るのも雪灯籠の楽しみのひとつなんですね。
これはバケツでつくった雪灯籠をいくつも積み重ねてできたタワー型の雪灯籠です!
光と影の演出がもう芸術的でしょ!?
かわいいクマをモチーフにした雪灯籠もありました! これ、参加者がつくってるんですよ〜!
これはなんでしょう!? 耳がトトロっぽいですね! たしかに美山はトトロがいても不思議じゃないぐらいの自然がありますからね〜。
こんな雪灯籠もありました! 茅葺屋根のイメージでしょうか。つくるの大変やったやろうな〜!
みんな雪灯籠づくりを楽しんでますね〜!!
美山かやぶきの里のライトアップ
かやぶきの里にある民家18軒がライトアップされるようすには思わずうっとりしてしまいます。
茅葺屋根に雪が積もっているとライトアップの光がやわらかく反射してしとても幻想的な雰囲気になるんですよ〜。もうこれは絶対見てほしい!!
「雪灯廊」の期間終了後もかやぶきの里のライトアップは2月いっぱいは継続される予定です。
雪灯籠と花火
2016年までは「雪灯廊」の初日と最終日には花火が打ち上げられていました。
それほど規模が大きいわけではないんですが、山間部の打ち上げ花火ってめちゃくちゃ迫力があるんですよ! 打ち上げられた時の花火の「ドーン!! 」という音が響き渡ってその振動をからだで感じるほどです!
うちの娘がまだ小さいころはあまりの迫力に泣いていました…。
2017年のプログラムには花火の記載がないんですよね〜。中止なのかなぁ。
この記事のまとめ
今回は「京都・美山かやぶきの里の『雪灯廊』」を紹介しました。
同じ時期に開催されているるり渓の「京都イルミエール」と美山かやぶきの里の「雪灯廊」。
まったく雰囲気は違いますが、どちらも南丹の冬のイベントとしてすっかり定着していますね。
ここ数年は暖冬の影響で雪灯籠をつくれるだけの雪があるのか心配されますが、なんとか降ってほしいな〜。
「雪灯廊」は派手さはないかも知れませんが、子どもといっしょに雪灯籠づくりが体験できるのは貴重な思い出になると思います。
1月末から開催される「雪灯廊」。雪化粧をしたかやぶきの里へ子どもを連れてお出かけしてみてはいかがでしょうか。
ごりらの「ごり押し」!
『美山茅葺きの里』の写真集〜!! 絵になる風景がたくさんあるんですよ〜。
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こんにちは! ごりら(@goriluckey)です!!