それは新しくなった京都市動物園のなかでもわたしがもっとも見ごたえがあると思っている「ゾウの森」でのできごと。
猛烈な大寒波に日本中が震える日曜日の朝、わたしはゾウのとんでもない姿を目撃してしまったのです。
今回紹介するのはそんなお話です。
目次
大寒波の影響で京都市内の気温は-1.7度~2.2度!
冬型の気圧配置で特に西日本の各地では記録的な大雪となったこの日。(残念ながら)京都市内は雪が降ることはありませんでしたが、皮膚が凍るような寒さ! 最高気温は2.2度で、最低気温は氷点下の-1.7度です!
あまりの寒さに京都市動物園の真ん中にある池の噴水が凍っていました。これにはさすがにビックリです! だって池の水面じゃなくて噴水が凍っているんですよ!?
この寒さですからさすがに動物園内の入場者もまばらです。
当然動物たちも同じように寒さを感じているのでしょう。キリンは少しでも暖かいところを探して日向ぼっこをしているようでした。
一方、ゴリラは室内にいるのでいつもと変わらず快適そうな感じでした。屋外の動物とものすごい違い。ゴリラはめぐまれています。
京都市動物園で一番のおすすめ、それが「ゾウの森」!
2015年11月8日にグランドオープンをしてすっかり新しくなった京都市動物園でわたしがゴリ推しするのが「ゾウの森」なんです。
以前のゾウ舎と比べて新しくなった「ゾウの森」ではゾウたちがいきいきと活動しているようすを観察することができるようになりました。
複数のゾウがドタバタと走り出すこともあり、その姿は迫力まんてん!
この日は屋外の動物たちはみんな寒そうにしているので、さすがのゾウもおとなしくしているのかと思いきや、「ゾウの森」に近づくと「パオーン、パオーン! 」と激しくいなないているゾウの声が聞こえてきました。
それも一頭だけの声ではなく、1頭がいななくとそれに呼応するようにして別の1頭がまた大きな声を出しています。
この寒さでもゾウたちは元気いっぱい。これは今日も期待できそうです!
ゾウの森に行ってみたらこっちがドン引きするぐらいにはしゃいでた!
最初は「パオーン、パオーン! 」といななきながら、その長い鼻で地面を掘ったりして遊んでたんです。砂浴びしてるやつもいました。広いスペースでノッサノッサと歩きまわったりしているやつもいます。
しばらくすると数頭のゾウたちが水飲み場に歩いて行ったんです。
水を飲む姿を見るのもおもしろいな~と思いながら寒空の下わたしはゾウたちを眺めていました。
すると、突然そのうちの1頭が水の中に入り始めたんです。
「えっ…マジで???」
そして、あの巨大な体が完全にかくれてしまうぐらい水の中に入ってしまいました。
どんどんエスカレートして、とうとう顔までスッポリと潜っています。しかもけっこう長い時間潜っていられるんですね!
そうか! よく考えたら鼻を水面に出しているから呼吸ができているんです。忍者の「すいとんの術」と同じ仕組み!
1頭が水の中で大きな体をゴロゴロと転がしたりしていると他のゾウも水の中に入ってバッシャバシャと遊び始めました。
潜っているゾウの上にじゃれるようにもう1頭が乗ったりしてもうめっちゃくちゃです!
「ヒャッハー!」
「うっへへ〜い。超楽しい。」
この日は池の噴水が凍りつくような寒さですよ?
わたしの勝手なイメージですが、ゾウって暖かいところにいる生き物かと思っていたのでこの行動にはほんとうビックリしました!
いや、正直、ひいた!
あいつら大寒波のなか超楽しそうに水の中で遊んでるんですもん。
ちなみに、京都市動物園で飼育されているゾウはアジアゾウです。水浴びが好きなんですね。
また、サイのように水浴びや泥浴びすることを好み、体色はしばしば土壌の色を帯びていることがある。
動物園などでも砂や水をかけている様子が見られるが、これは寄生虫などから皮膚を守る役目を果たしていると考えられている。
※ 『動物図鑑』より引用しました。
この記事のまとめ
今回はゾウの新たな一面を見ることができました。
7年間にわたるリニューアル工事で新しくなった京都市動物園はこれまでの動物園では見られなかった動物のようすを観察することができるようになりました。
中でもゾウの森は特におすすめです。今回の大寒波のなかでの水浴びで確信しました!
ぜひ「ひゃっは〜! 」なゾウたちに会いに京都市動物園に行きましょう! 楽しいですよ!!
京都市動物園
- 住所
- 〒606-8333 京都市左京区岡崎法勝寺町 岡崎公園内
- オフィシャルサイト
- 京都市動物園
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