こんにちは! ごりら(@goriluckey)です!!
多感な中学生から大学生ぐらいまでの間、わたしは自分の髪の毛にはずいぶんと苦労をしました。
わたしの髪質はかなり硬めで、天然パーマなんですよね。略して「テンパ」。
若かりしころのわたしはそれはもう涙ぐましい努力をしていたんですが、ある日、テンパをサラサラのストレートヘアに変えようとしたら大失敗してしまったんですよ!
テンパ(天然パーマ)はサラサラのストレートヘアに憧れる!
わたしがはじめて自分が天然パーマ、そうテンパであることを認識したのは多感な中学生時代。
当時のわたしは自分がテンパであることも、そもそもテンパという存在自体さえ知りませんでした。
中学校時代、わたしは野球部に所属しており、当時の野球部のヘアスタイルと言えば、丸坊主が鉄則! その丸坊主が伸びたとしても1cm前後なんですが、ある時、わたしは先輩にこう言われました。
「おまえはテンパやな。」
と。
わたしの中学時代は、俳優の吉田栄作(『クリスマス・イヴ』)、あるいは『スラムダンク』の流川楓のような、サラサラのセンター分けがかっこいいとされていた時代です。
「かっこいい」の代名詞とも言えるサラサラヘア。わたしのテンパはまさしく対極の存在でした。
何よりもわたしは「テンパ」という響きがバカにされている感じがして、「テンパ、テンパ」と言われるたびに激しい怒りを覚えていたんですね。
だれがテンパじゃー!!
そして、テンパと言われることに対する激しい怒りは次第にサラサラヘアに対する憧れへと変わっていきます。
吉田栄作みたいなサラサラヘアになりたい!!
そんな必死の思いで、中学生のわたしはとにかくいろいろと試してみたんですよ…
ドライヤーの熱で髪の毛がまっすぐに! 髪の毛が受けるダメージなど気にしない!!
やっぱり一番効果があったのはドライヤーですね。ドライヤーとブラシがセットになってるこういうタイプのもの。
ドライヤーを当てながら繰り返し髪の毛をといていると、ドライヤーの熱で髪の毛がどんどんまっすぐになっていくじゃないですか!
これは感動的でした!
わたしはアホみたいにドライヤーを当てまくったので、当然のことながらわたしの髪の毛は大きなダメージを受けてしまいます。枝毛が大量に発生し、とにかくボロボロになりましたね…
ですが、髪の毛が受けるダメージよりも、髪の毛がまっすぐに、そう、まるで吉田栄作のようなサラサラヘアになることの方が大切だったんですよ!
そ、そんなお年頃でございました…
ですが、最強に思えたドライヤーにも弱点があったんです。
ええ、それは雨の日です…
わたしと同じようにテンパの人は共感してもらえると思いますが、テンパは朝起きた時の髪の毛の感じでその日に雨が降るかどうかがわかるんです。それぐらい、テンパは湿度に敏感なんです。
なので、雨が降る日の朝はどれだけドライヤーを当ててもいつものようにはいかないんですね。
空気中の水分を吸収し、すぐにフニャッとなってしまうんですよ…
雨の日のテンパは憂鬱なんです…
ある日の夜「保湿効果」に気が付いた!!
すっかりドライヤーで焼けてしまったわたしの髪の毛。
にもかかわらず、雨が降ると毛先がクルンと丸くなってしまうというテンパの絶望感。
わたしは自分の髪の毛に対するうっぷんが溜まり、もう爆発寸前になっていました。
そんな思い詰めたある日の夜、シャワーを浴びながら、鏡を見てふと気が付いたんですよ。
あれ? 髪の毛って濡れている時の方がまっすぐやん!?
そうなんです!!
空気中の水分を吸うとクルンとなってしまうテンパも、完全に濡れている時はむしろまっすぐに見えるんです。
わたしが高校生になったころも吉田栄作ブームが続いていたかどうかは覚えていませんが、少なくともサラサラヘアに対する憧れは強く持っていました。
そして、この夜、わたしはさらなる事実を突き止めてしまいました。
濡れている髪の毛にリンスをなじませた時が最もまっすぐに見える
という事実に!
この状態を保つことができれば、しなやかできれいなストレートヘアを手に入れることができるんじゃないかと考えたわたしは、その夜、早速行動に移します。
まずいつもどおりにシャンプーで髪の毛を洗い、その後リンスをします。
この時にリンスを完全には流さず、少し残した状態にしておき、タオルを使って水分を取ります。
それから髪の毛にブラシを通すと、
めちゃくちゃまっすぐになってる!!
この時点で相当なアホですが、高校生のわたしはもう一段ギアが入ったアホでした。
わたしはこう考えたんです。
このしっとり感を閉じ込めることができたら、完全に仕上がるのでは…
わたしのテンパにリンスの成分をしっかりと吸収させ、髪の毛をまっすぐにした状態を一晩キープする………
どうしたら実現できるのか…
テンパとの決別を思い浮かべながら、わたしは必死に考えました。
そして、わたしはあるアイテムにたどり着きました。それが、これ!
スイミングキャップです!!
高校のプールの授業で使うスイミングキャップを使えば、わたしの作戦を実現できるのではないかと!
え!? どういうことかって?
わたしの作戦を整理しておきましょう!
高校生のわたしが考えたテンパをストレートヘアにする作戦
- 水分を含んだ髪の毛にリンスをなじませる
- リンスを少し残した状態で髪の毛にブラシを通しまっすぐにする
- その状態をスイミングキャップで閉じ込める
- スイミングキャップをかぶったまま寝る
翌朝、ストレートヘアに憧れたテンパに奇跡が起きた!
テンパがストレートヘアになるための完璧な作戦を思いつき、さっそく実行に移した高校生のわたし。
念願のストレートヘアを手に入れた自分の姿を想像しながら、その夜、わたしは眠りにつきました。
そして、翌朝。
鏡の前に立ち、ゆっくりとスイミングキャップを外します。
しかし、なんと、鏡に映っていたのは
生まれたてのヤギ
でした。
わたしの髪の毛はリンスでベチャベチャになっておでこに張り付いていました。生まれたてのヤギが羊水でベチャベチャに濡れているかのように…
思い描いた未来とはあまりにもかけ離れた衝撃的な姿に、わたしの脚はガクガクと震えています…
そう、まさにそれは生まれたてのヤギのようでした。
その後、大慌てでシャワーをし直してから学校へ行ったのも、もうずいぶん昔の思い出です。
「テンパの失敗談」のまとめ
高校生のわたしはテンパをサラサラのストレートヘアに変えようとして大失敗してしまいました…
わたしと同じようにテンパで悩んでいるあなた!
ストレートヘアに憧れを持つ気持ちはとてもよくわかりますが、スミングキャップを使ってリンスの成分を閉じ込めようとしてもテンパはまっすぐにはなりません。
大惨事が待っているだけです。
もしもあなたもどうしてもこの方法を試してみたくなった場合は、翌朝にシャワーをし直す時間がじゅうぶんにある日を選んで実行することをおすすめします。
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