わたしは子どもといっしょに空手を習っています。習いはじめの頃に子どもが出る試合でついつい気になったのは対戦相手の「帯の色」です。
今回は「空手の帯の色と段位」について紹介します。
実は空手の帯の色って組手の強さとは必ずしも一致するものではないんですよ〜!
目次
対戦相手の帯の色が気になるぞ!?
息子がはじめて空手の試合に出た日のことは今でもはっきりと覚えているんですが、格上相手によくがんばったんですよ、うちの息子!!
わたし自身もまったくの未経験で空手をはじめたので、「空手の強さ・上手さ」の感覚がわからなかったんですね。
わたしは子どもの頃に野球をやっていたので、野球であれば練習内容を見ればなんとなく上手いか下手かはわかります。ですが、自分自身が経験のない空手は息子の稽古のようすを見ていても息子が強いのかどうかがわからなかったんですよ。
息子は空手をはじめてから4ヶ月ほどで試合に出ました。その日うちの息子は2試合に出場したんです。
1試合目の相手は新空手の試合でも優秀な成績を残している子でした。その子を相手に一歩も引かず、結果は引き分け!
2試合目の相手には優位に試合を進めていたものの、試合終了間際になって相手のミドルキックが決まり、ポイントを取られて負けてしまいました。
試合が終わってから何度か動画を見ているうちに、対戦相手の帯の色が気になったんですね。
ん? 1試合目の子は茶色、2試合目の子は黄色の帯やな。
うちの子はまだまだ新しい空手道着に真っ白の帯をしています。まあ、ほら、空手のことは詳しくなくても、初心者は白帯、熟練者は黒帯というのは知っている人も多いんじゃないでしょうか。
息子の白帯に比べて、茶色帯や黄色帯はどれぐらい格上だったのかが気になってしまったんですよね〜。
空手の帯の色と段位
うちの息子がはじめての試合で対戦した相手はいったいどれぐらいの実力の持ち主だったのかを知るために、帯の色について調べてみました。
『ウィキペディア』には空手の帯の色についてこのような記載がされています。
段級位・色帯・称号
帯はまず黒帯、白帯が導入された。黒帯は有段者、白帯は入門者の帯である。黒帯と白帯の中間(1 – 3級)には、多くの流派で茶帯を設けている。
さらに、茶帯の下に、当初子供用に緑・黄・青等の色帯が導入され、今日では一般化している。
出展: 『ウィキペディア』
息子がはじめての試合で対戦した相手の帯の色は茶色だったので、なんと黒帯に次ぐ段位ってことですね!
2試合目の相手は黄色帯だったので、この記述によると子ども用に導入された帯の色ということになります。
ええ、この情報だけであればシンプルで良かったんですが、実は『ウィキペディア』にはこの続きがあるんですよ。
段級位や色帯の詳細は流派ごとに異なるが、伝統派空手の場合、段位については全日本空手道連盟が「公認段位」を設けている。
えっ!! 流派ごとに異なる…の!?
そうなんですよ。わたしも空手を習いはじめるまではまったく知らなかったんですが、空手ってものすごくたくさんの流派があって、流派ごとにルールが違うんですよね。
伝統派空手の場合は「公認段位」があるようですが、わたしたちが習っている新空手は統一された帯の色があるわけじゃないんです。
なので、「ふむふむ、今回の相手は茶色帯か。油断大敵! 心してかからねばならんな。」とか思っても、その対戦相手が自分の流派と違うとまったく参考にならないということなんです。
ですが、せっかくなのでどんな違いがあるのかチェックしてみましょう!
全日本空手道連盟の公認段位
まずは「公認段位」が設けられている伝統派空手の場合です。
段位 | 帯の色 |
---|---|
入門者 | 白 |
四級以下 | 緑・黄・青・オレンジ 等 |
三級 | 茶・緑 等 |
二級 | 茶・紫・灰 等 |
一級 | 茶 |
初段 | 黒 |
ええ、「公認段位」の割には「緑・黄・青・オレンジ 等」ってなんや? という疑問がフツフツとわき上がって来ますが、まあ、ここはグッとこらえましょう…。
極真会館
続いて極真会館の場合はどうでしょうか。
公式サイトの「よくあるご質問」の中に「黒帯になるには、どのくらいかかりますか?」という項目があって、ここに帯の色と段位について記載されていました。
段位 | 帯の色 |
---|---|
入門者 | 白 |
10級・9級 | オレンジ |
8級・7級 | 青 |
6級・5級 | 黄 |
4級・3級 | 緑 |
2級・1級 | 茶 |
初段 | 黒 |
極真会館は1級〜10級までは2つの級ごとに帯の色が設定されているんですね。「今日の対戦相手の帯の色は同じ緑色か…」と思っていても、4級と3級の差がある可能性もあるってことですよね〜。
帯の色は目安。帯の色では対戦相手の実力はわからない!
空手に限ったことではありませんが、勝負ごとではよく「相手を見かけで判断するな! 」って言われますよね。
空手の帯の色ってほんとうにその典型だな〜と思います。流派によって帯の色の決め方が違うわけですし。
それに加えて新空手の場合は帯の色が上の段位であっても、組手の強さとはまた別なんですよね。
つまり「技の出し方が美しい=強い」…ってわけではないってことなんですよ。
なので、試合の対戦相手の帯の色が自分よりも上っぽいとしても、帯の色は気にせず、ふだんの稽古でやっていることを信じて試合に望めば良いんです。
この記事のまとめ
今回は「空手の帯の色と段位」について紹介しました。
空手の帯の色は空手道場が開催する審査によって決められます。自分の帯の色が変わるというのはモチベーションにつながります。大人も、子どもも!
なので、ほかの人と比較するためではなくて、自分自身の成長を確認する目的として考えると空手の帯の色っていうのはおもしろいシステムですね。
ごりらの「ごり押し」!
空手の帯の色が変わるたびに帯を買い替えないといけないんですよね。ま、まあ、うれしいから良いんですが。
品質重視なら「ISAMI」、値段重視なら「BODYMAKER」かな〜!
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こんにちは! ごりら(@goriluckey)です!!
子どもが喜んでいる姿を見るのは、親として本当にうれしい瞬間ですよね。
子どもが習い事の中で喜ぶ姿を見せるのはどんな時でしょうか。
子どもの年齢や習い事によっていろいろな表現があると思いますが、幅広く当てはまるのは「なにかができた時」だと思います。
うちは小学生の息子と幼児園児の娘が空手を習っています。同じ時期に始めた空手ですが、もちろん息子と娘ではレベルが違います。息子は試合の経験もあるので「なにかができた時」というのは、例えば「試合に勝てた時」だったり「新しい技を覚えた時」だったりすると思います。娘の場合はまだ娘自身が「なにかができた時」を理解できる場面がそれほど多くないように思います。
「なにかができた時」を「目標達成した時」と置き換えて考えると、基礎ができている息子とまだ基礎ができていない娘とではそもそも「目標のレベル」が違うということがわかります。
そんなレベルの違う子どもたちにとっても、わかりやすい仕組みが空手にはあります。
それが、帯の色。
実は先日私たちが通う道場で帯の色を決める昇級・昇段の審査があったのですが、本日、その結果が道場の壁に貼り出されていました!さてさて、結果はいかに!
12月5日(土)の空手道場!
本日のメンバー
本日のメンバーは小学生のリクくん、マナベくん、私たち親子と姪っ子のハルカ、そしていつも少年部の稽古をサポートしていただいているアシダさん。
マナベくんとハルカ以外のメンバーは先日の審査を受けていたので、稽古が始まる前には結果が貼り出された壁の前に群がっていました!
※登場人物は仮名です。それとちょこっとデフォルメしております。
気になる審査結果!帯の色はどうなった!?
実は、空手の帯の色と段級位の関係性は所属する連盟・流派・道場によって異なります。(「なんじゃそりゃ!?」というツッコミはまた別の機会に。)
私たちの道場では次のように決められていました。
少年部の段級位と帯の色
- 準10級〜9級: 黄色
- 準8級〜7級: 青色
- 準6級〜5級: オレンジ色
- 準4級〜3級: 緑色
- 準2級〜1級: 茶色
- 初段: 黒色
道場の壁に貼り出された結果には、審査の結果だけでなく、一人一人に対しての先生からのメッセージが書かれていました。日々の稽古の中で評価している点、今後の稽古で取り組んでほしい点などをメンバーごとに書いていただいていました。こういうのはうれしい気配りですね!「通信簿」を受け取る気分です。
さてさて、今回の審査の結果です。
息子は2月の新空手へ向けてのアドバイスをいただき、審査の結果は「準8級」!帯の色は「青色」です!
そして、娘。日頃の稽古で大きな声を出してがんばっていることをほめてもらい、審査の結果は「準10級」!帯の色は「黄色」…「白帯」じゃない!?
試合を経験している息子は審査を受ける前から自分の実力だと帯の色がどうなるのかをとても気にしているようすでしたし、娘も審査の時には普段の稽古では見せないぐらい真剣に取り組んでいました。
息子も娘も帯の色が変わったことでとてもうれしそうにしています。まさに「なにかができた時」の喜びの表情です。子どもたちにとってわかりやすい「帯の色」というステップアップは空手を続けていく上で良いモチベーションになるのではないかと思っています。
そして、ひそかに私自身も審査を受けておりましたので、子どもたちの結果を確認しながらも自分の結果が気になっておりました。親子で一緒に取り組めるのが空手の楽しいところと感じながらも、さすがに子どもたちよりも段級位が低いのは父親の威厳にかかわります!笑
「重心は低く、ガードは高く」というアドバイスとともに書かれた審査結果は「準7級」!
娘が準10級、息子が準8級、そしてわたしが準7級。なんとか今回の審査では面目を保つことができました。
子どもたちにとってはもちろん、わたしにとっても生まれて初めての「帯の色」です。それはもう、何色の帯になるのか、楽しみで仕方ありません。
「え〜っと準7級の帯の色は何色や?」
帯の色を確認しようと貼り出された結果をよくよく見ると、段級位は「少年部」と「一般部」で色分けが違うんですね。ふむふむ。
一般部の段級位と帯の色
- 準8級〜7級: 白色
- 準6級〜5級: 紫色
- 準4級〜3級: 緑色
- 準2級〜1級: 茶色
- 初段: 黒色
「えっ!」
「準7級は白色!?え〜っ!!白!?白なん??」
なんということでしょうか…。子どもたちの帯の色は黄色や青色に変わったのに、父親である私の帯の色は白色のまま…。
稽古の帰り道、子どもたちは自分の帯の色が変わったことと、私の帯の色が白色のままだったことを嬉しそうに何度も話していました…。
本日の稽古メニュー
◎時間: 10:30〜11:30
●準備運動
●基本技の練習
・中段の正拳突き×10本
・上段の正拳突き×10本
・ジャブ、ストレート、左右フック、左右アッパー×各10本
・左右前蹴り×各10本
●基礎トレーニング
・腕立て伏せ×10回
・スクワット×10回
・体幹トレーニング1分
●ミット打ち
●マススパーリング
●整理体操
この記事のまとめ
「帯の色」では父親としてまさかまさかの事態になってしまいましたが、子どもたちにとっては自分のレベルアップを実感することができて、とても良い経験になったと思います。
「レベルが上がれば帯の色が変わる」という仕組みは幼児園時の娘にもわかりやすいので、次に帯の色を変えるためには何ができるようになれば良いのかを考えるキッカケになりますよね。
親子で同じ目標を持って取り組むことができる空手。もう一度、心の底から「楽しい!」と言えるように、早く帯の色を変えられるように精進したいと思います!笑
こんにちは! ごりら(@goriluckey)です!!