こんにちは! ごりら(@goriluckey)です!!
実はわたしのこのブログ『ごりらのせなか』はもともと『子どもとはじめる空手道』というタイトルで開設しました。
子どもといっしょに空手道場に通い、空手の稽古のことや稽古を通じて感じたことなどを「空手日記」として書いていたんですね。その当時に書いた「空手日記」をテーマごとに編集してみました。
この記事では空手を習いはじめた子ども(小学生)の初試合が終わったあとのケアについてまとめています。
わたし自身は空手の試合を経験したことがありませんが、相当なプレッシャーがあるんですよね。
空手の大会の会場では試合が終わった瞬間に涙を流す子どもを見かけることもよくありますし、試合のあと辞めてしまう子どももいます。
特に初試合のあとは心身ともにケアが必要です。
この記事の内容
子どもが習い事ではじめた空手の初試合を終えたあとの心身のケア
2015年6月末に空手を習いはじめた息子(小学生)と娘(園児)…とついでにわたし。
空手を習いはじめてから3ヶ月ちょっとが経った10月18日にわたしたちが通っている空手道場の本部で開催された空手の大会に、息子が出場させてもらいました。
空手の大会では経験者を相手に2戦して、結果は1敗1引き分け。息子は残念ながら初勝利をあげることはできませんでした。
なので、息子の空手に対するモチベーションが下がらないか心配していたんですよね。
実際に試合が終わってからモチベーションが一気に下がって空手を辞めてしまう子もいます…
2015年10月21日|初試合後はじめて空手道場へ! 先生が語る、空手に対する考え方
息子の初試合が終わってからはじめて空手道場へ。
道場に入ると、先日の試合結果が道場の壁に貼り出されているのがすぐに目にとまりました。その時に撮ってもらった写真と先生からの熱いメッセージがそえられています。
その日の稽古の終わりに先生がみんなの前で空手に対する考え方を話してくれました。
空手を通して身体や精神を鍛えてほしいと思っています。
空手を習うということは試合に出て勝つことがすべてではなく、試合に勝つことだけを目指してほしいとは思っていません。
空手の稽古で技を磨き、空手を通して身体や精神を鍛えてほしいと思っています。
これから先も生活の一部として空手を続けることで、学校や社会で弱者に対する優しさを持てる人になってほしいです。
実は空手の先生がこういう話をされたのには伏線がありました。
この日の稽古の前に、11月に新空手の大会があるので息子が出場しませんかと打診があったんですよね。
試合に出たい気持ちとそうじゃない気持ちが半分半分…
息子ははじめての試合で実績のある相手に大健闘したので、息子の反応は意外にも思えました。
空手の先生やわたしは早く次の試合で勝たせてあげたいという気持ちが強かったですし。
稽古の終わりに先生が話された内容は、そういった息子の反応を尊重した先生からのメッセージだったんだと思います。
空手道場からの帰り道に、わたしと息子はゆっくり歩きながら、息子の考えを聞きました。
息子が空手の試合に出たいという気持ちがあるのはどういう戦い方をすれば試合に勝てるのかをちゃんと考えながらやってみたい、試合に出たいと思わないのはもっと練習を重ねてから試合に出たいということでした。
実際にはじめての試合ではミドルキックを出そうと思っているのに自分のタイミングで出せなかったり、逆に相手のミドルキックをしっかりと防ぐことができなかったようですね。
稽古で技を覚えたいねん!
どうやら息子の方が冷静に考えていたようでです!
わたしや空手の先生は早く勝たせてあげたいという気持ちが強く、ちょっと焦っていたのかも知れませんね。息子は自分の実力を冷静に判断して、どうすれば試合に勝てるのかを息子なりに考えていました。
2015年10月24日|試合を経験した息子のレベルが上がっている!?
この日は子どもだけ(中学生以下)のクラスの稽古に参加しました。
息子とKくんの試合の直前はこのクラスの稽古も緊張感が漂っていましたが、本来は「子どもに空手に慣れ親しんでもらうためのクラス」なんですね。
稽古がはじまる前にあらためて先日の試合結果の報告がありました。Sくんが勝利し、息子も実績のある選手を相手に健闘したことをほかの子どもたちに話されました。
息子がすぐに次の試合をするのではなく、課題のキック対策を稽古の中でしっかりとやっていきたいという息子の考えも尊重してもらっています。
この日の稽古ではわたしも子どもたちのミット打ちを順番に受けました。もちろん息子のミット打ちも受けたんですが、パンチ力とスピードが増しているんですよね!
ワンツーパンチからのミドルキック、ミドルキックの連発! 実戦を経験したことでレベルが上がっているのを実感しました!
戦闘を繰り返して強くなるサイヤ人みたいや!
次回の試合(新空手道大会)に向けて稽古に取り組む
息子は初試合で実績のある選手を相手に大健闘することができたので、試合で勝てる実力はじゅうぶん持っているようです。
ですが、息子自身はもっと稽古を重ねて実力をつけてから試合をしたいという気持ちがあって、空手の先生も息子の考え方を尊重してくれています。
2015年10月25日|息子の空手の第2戦の仮日程を決定!
息子の初試合からちょうど1週間が経過しました。
11月に開催される新空手道京都大会には参加せず、苦手なキック対策をしたいという息子の気持ちを尊重してもらっています。
ですが、目標の試合を決めずに稽古に取り組むよりも目標設定を明確にした方が良いということで、2月14日…そう、バレンタインデーに開催される新空手道京都大会を目指すことになりました。
最終的には年明けに息子の気持ちを確認してから判断することになりますが、初勝利を目指してがんばってほしいですね。
空手を習いはじめてからここまでの試合の間隔はこんな感じになりましたよ。
空手を習いはじめてからの試合の間隔
- 2015年7月: 空手を習いはじめる
- 2015年10月18日: 道場主催の空手大会に初出場
- 2015年11月8日: 新空手道京都大会→見送り
- 2016年2月14日: 新空手道大阪大会→出場予定
2015年11月4日|ミドルキックの距離感をつかむ稽古
この日の稽古の参加者はわたしと息子のふたりだけだったので、特にミット打ちは息子にとって内容の濃い稽古となりました。
ミット打ちの稽古をはじめる前に、空手の先生から質問があったんですね。
どちらが良いですか?
- わたしと息子が順番にミット打ちをする
- 息子が集中的にガッツリとミット打ちをする
ええ、もちろんわたしはこう言いましたよ。
息子がガッツリの方で…!
ええ………
わかりやすい表情をする息子。空手はどんどん上達していますが、まだまだかわいらしいですね!
ですが、息子は稽古がはじまると先生の指示にしたがってしっかりと稽古に取り組んでいましたよ。
初試合では自分が思うタイミングでミドルキックを出させてもらえなかったので、この日の稽古では一番威力があるミドルキックを出せる距離感を意識するように指導してもらっていました。
2015年11月11日|息子が新空手の試合で初勝利をあげるには!?
11月8日に開催された新空手道京都大会を観戦しに行きました。
新空手には相手の腰の高さ以上の蹴り技を試合時間内に8本以上出さないと減点対象になる通称「腰上8本」という特殊なルールもあり、技術的に高いレベルにないとなかなか勝てないという印象を受けました。
息子は2月14日に開催される新空手道大阪大会の出場を目指して稽古に取り組んでいます。
新空手の試合で勝つためにこの2点を意識しようか!
- ミドルキックの距離感
- ガードを下げない
息子はパンチが得意でわたしが受けてもけっこう重たいと感じるぐらいなんですよね。
なので、ミドルキックの距離感をうまくつかむことができれば、戦い方の幅が広がるんじゃないかと思います。
それと、ガードですね。
新空手の大会に出てくる選手はそれぞれの道場を代表するような選手なので、技術面のレベルも高く、一瞬のスキを突いて来るそうです。
新空手の試合で勝つためにはハイキックでポイントを取られないようにしっかりとガードをすることも重要なんですね。
両腕を数字の「11」のカタチにして顔の位置でかまえよう!
2015年11月25日|空手の新しい技を覚えることを楽しむ息子
試合経験のある息子は2016年2月14日に開催される新空手道大阪大会への出場を目標に稽古に取り組んでいます。
初試合では残念ながら勝つことができませんでしたが、息子は「試合に勝ちたい」という気持ちよりも「新しい技を覚えたい」という気持ちの方が強いようです。
ですが、空手の新しい技を覚えることを楽しんで稽古をしていれば、きっと試合に勝つことにもつながると思います。
まとめ|子どもが空手の初試合を終えたあとのケア
この記事では空手を習いはじめた子ども(小学生)の初試合が終わったあとのケアについてご紹介しました。
わたしの息子の場合は初試合のあとも自分なりにどうすれば勝てるのかを考えながら稽古に取り組むことができました。
わたしたちが通っている空手道場の先生が息子の気持ちを尊重してくれたのも息子にとって幸いでした。
子どもが空手の初試合で受けるプレッシャーや恐怖感は親の想像以上です。しっかりと心身のケアをして次のステップへ進めるようにサポートしてあげたいですね。