こんにちは! ごりら(@goriluckey)です!!
実は、自宅での子どもの学習がうまくいかずに頭を抱えていました。だって、YouTube見たり、ゲームをしてばっかりで、なかなか気持ちが勉強に向かわないんですもん…
この記事では「9マス将棋」をご紹介します。
「えっ!? 子どもが勉強しないのに将棋?? 」と思われるかも知れませんが、うちの娘の場合は「9マス将棋」でいっしょに遊んだら、逆に気持ちがスムーズに勉強に向かうようになったんですよ!
子どもが自宅でなかなか勉強しない! 気持ちが勉強に向かわない!
2020年3月、うちの子ども(中学生の息子、小学生の娘)が通っている学校も臨時休校となりました。
学校からは自宅学習用のプリントが配布されているので、せめてこれぐらいは親になにも言われなくても自主的に取り組んでほしいもの…
ですが、うちの子どもたちはなかなか勉強に気持ちが向かわないんですよね…
そろそろ勉強しーやー
うーん、30分になったらはじめるー
約束の時間になっても娘はiPadでなにかを観ながらゲラゲラ笑っています。まあ、YouTubeでも観ているんでしょう…
うひゃひゃ
おーい! もう30分過ぎてるで!!
わたしが強めに言うと、ようやくiPadを置いて勉強の用意をしようとするのですが、ダラダラ、ブツブツ…という感じなんですよね…
なんで勉強しなあかんのさ………
毎日毎日こんなことを繰り返していると、正直、親も子どもも疲れますよね。
ですが、ある時、転機がおとずれたんです!
いつものようにプリントを広げたまま、なかなか勉強に取りかからない娘。わたしは「早く勉強しなさい」というのもイヤになってしまい、テーブルの上に置いてあった「9マス将棋」をやろうと提案したんです。
勉強せーへんのやったら、「9マス将棋」やってみようや。
なにこれ? やってみたい。
実は「9マス将棋」は部屋の片付けをした時に見つけたのですが、これまでほとんど遊んだことはなかったんですよね。
勉強から解放されたい娘は「9マス将棋」に興味を示しました…
「9マス将棋」とは? 将棋の基本的なルールを覚えるための入門ゲーム!
「9マス将棋」は2016年8月に発売されました。
将棋棋士の青野照市九段が考案した、将棋の基本的なルールを覚えるための入門ゲームなんですね。
ふつうの将棋盤は9×9の81マスもありますが、「9マス将棋」の盤はその名前の通り、たった9マスしかありません。
駒の種類はふつうの将棋と同じく、8種類。駒の動かし方も同じです。
基本的なルールはふつうの将棋と同じなんですが、9マスしかないので、8種類の駒を配置することはできません。
なので、付属の『遊び方ガイド』に40通りの初期配置が用意されています。
『遊び方ガイド』に掲載されている初期配置
- 例: 1通り
- 入門: 8通り
- 初級: 8通り
- 中級: 8通り
- 上級: 15通
初期配置によっては「先手」の1手で詰む(勝敗が決まる)こともあるんですね。例えば、「入門」のひとつ目に掲載されている初期配置だとこんなふうに詰みます。
▼アニメーションになっています。
ええ…この初期配置の場合、先手・後手を決めるジャンケンの結果で勝敗が決まるんです…
もともと「9マス将棋」が将棋の基本的なルールを覚えるための入門ゲームですが、特に「入門」の初期配置は1手で詰むものも多く、ゲームのチュートリアルのようなイメージですね。
わたしも娘も将棋の初心者なので、とりあえず「入門」の初期配置で駒の動きを確認しながら遊びはじめましたよ。
「9マス将棋」の対象年齢は6歳から! 将棋の初心者でも楽しめる!
「9マス将棋」には『遊び方ガイド』が付属されています。
『遊び方ガイド』には将棋の知識や基本的なルール、用語の解説などが掲載されています。
駒の動かし方もわかりやすく解説されているので、将棋の初心者でも安心して遊べますよ。
わたしと娘も『遊び方ガイド』に書かれている駒の動かし方で確認しながら、「9マス将棋」を楽しんでいます。
えっと…「銀」はうしろに進め………へんやん!
将棋の駒の動きって覚えるまではややこしいですもんね!
「9マス将棋」は勉強前の準備運動にぴったり!
「9マス将棋」で遊んでいるうちに娘のご機嫌も良くなって来たので、「そろそろ勉強しよか!? 」と言ってみたんですね。
すると、あれだけブツブツ文句を言っていた娘が今度はスムーズに勉強をはじめたんですよ!
うん、勉強するわ。
おお!! マジかー!!…
たまたま部屋の片付けをした時に見つけた「9マス将棋」でしたが、思わぬ効力に驚きです。
ですが、よく考えると「9マス将棋」って勉強をする前の準備運動にぴったりな特徴があるんですよね。
「9マス将棋」の特徴
- ルールが簡単
- すぐに勝敗がつく(1回あたりのゲーム時間が短い)
- もちろん子どもも勝てる
- 頭を使う
まず、ルールが簡単で1回あたりのゲーム時間が短いのが良いですよね。
わたしも在宅勤務(テレワーク)が中心の生活を過ごしていますが、「9マス将棋」はすぐに勝敗がつくので仕事中でも少しぐらいならいっしょに遊ぶことができます。
ほ、ほ、ほんの少しだけですよ…ほんの少しだけ…
もちろん子どもが勝てば機嫌よーーーく勉強に取りかかれますよね。ええ、決してわざと負けようとしているわけではなく、わたしの場合、ふつうに負けてしまいますよ…
▼アニメーションになっています。
9マスの将棋盤で、1局あたりに使う駒の種類は少ないですが、どうすれば勝てるのかを頭を使って考えるので、「9マス将棋」が勉強前の準備運動のような役割を果たしているんですね。
さらにうちの娘の場合、あの手この手を使って戦いを挑んで来ます。将棋の枠を超えることもありますが…
▼アニメーションになっています。
「9マス将棋」のまとめ
この記事では「9マス将棋」をご紹介しました。
子どもの自宅学習の悩みはまだまだ尽きませんが、うちの娘の場合は「9マス将棋」で遊んでから勉強に取りかかると気持ちがスムーズに切り替わっているようです。
まあ、YouTubeを観たり、ゲームで遊んだりした状態から勉強をするのってたしかにキツいですもんね…
「9マス将棋」で1クッション置くことで、遊びから勉強の落差が緩やかになるんですよね。
勉強の合間の息抜きにも良さそうですよ。
「9マス将棋」をくわしく解説した本や初期配置を記載したカードもあって、初心者でも将棋を楽しめる仕掛けになっています。