京都市動物園のリニューアルでゾウもキリンも大迫力の展示に! 子どもといっしょに出かけよう!!

自然に近い環境!
ごりら

こんにちは! ごりら@goriluckey)です!!

京都では梅小路公園の「京都水族館」や「京都鉄道博物館」が子どものお出かけスポットとして人気があります。

ですが、子どもといっしょに出かけたい場所と言えば、動物園も捨てがたいですよね!?

今回は「京都市動物園」を紹介します。

2015年9月に長年にわたるリニューアル工事が終わり京都市動物園が生まれ変わりました! 大迫力の展示に子どもも大人も楽しめるスポットになりましたよ〜!

新しくなった京都市動物園の正面エントランス

京都市動物園の情報

京都市動物園は平安神宮の近くにある動物園です。このあたりは岡崎という地名なので「岡崎動物園」とも言われます。わたしも子どもの頃は「岡崎動物園」って言ってた記憶がありますね〜。

住所

〒606-8333 京都市左京区岡崎法勝寺町

開園時間
・ 3月〜11月: 9:00〜17:00(入園は16:30まで)
・ 12月〜2月: 9:00〜16:30(入園は16:00まで)
休園日
    ・ 月曜日(月曜日が祝日・振替休日の場合は翌日が休園日
    ・ 年末年始(12月28日〜1月1日)
    ※1月2日または3日が月曜日の場合は開園し4日が休園日となります。
料金
・ 一般: 600円
・ 中学生以下: 無料

団体割引や入園料免除もあります。詳しくは公式サイトでご確認ください。

年間パスポート
2,400円
駐車場

京都市動物園には専用駐車場がありませんが、近くの有料駐車場を利用できます。

・ 岡崎公園駐車場
・ みやこめっせ地下駐車場

公式サイト
京都市動物園
電話番号
075-771-0210

京都市動物園のアクセス

最寄駅は京都市営地下鉄・東西線「蹴上(けあげ)」駅で、徒歩8分ほどで京都市動物園の「東エントランス」に到着します。「東山」駅からだと徒歩10分ほどで「正面エントランス」に到着しますね。

「三条通」を東へ進む

大人だけなら京阪「三条」駅からでも歩けない距離ではありません。だいたい20分ぐらいで着きますよ。

「三条京阪前」から「動物園正門前」は「京都岡崎ループ」という小型の路線バスが15分間隔で運行しているので、タイミングが合えば乗ってしまうのもアリですね。

市バス「京都岡崎ループ」

また、京都市動物園には駐車場がないので、近隣の有料駐車場を利用することになります。ただ、観光シーズンや近くの施設でイベントがある時は駐車場へ入るクルマで渋滞していることもあるぐらいです。

ごりら

電車がおすすめですよ〜!

京都市動物園のリニューアル

子どもの頃から京都に住んでいる人なら小学校の遠足なんかで京都市動物園へ行ったことがあると思います。

わたしも子どもの頃はもちろん、子どもが生まれてからも子どもを連れてリニューアル前の動物園へ行ったこともありました。

その当時は

ごりら

うわ〜なつかしいな〜!!

って感じだったんですが、リニューアルした京都市動物園はすごいですよ! なつかしさも残しつつ、まったく別の動物園に生まれ変わっていますからっ!

観覧車は今もシンボル

京都市動物園構想

そもそも京都市動物園は1903年4月に開園した日本国内でも歴史のある動物園なんですね。

開園から100年以上が経過した2009年1月に今まで以上に魅力的な次世代の動物園を目指して「京都市動物園構想」が発表されました。

なんと7年間・総額30億円をかけてリニューアルするという一大プロジェクトだったんですよ!!

京都市動物園構想のテーマは「近くて楽しい動物園」で、京都市民からの意見を取り入れながら策定されたんです。

京都市動物園構想7つのコンセプト

  1. 『「近く」で動物の大きさやにおいを実感し,「いのち」が感じられる動物園』
  2. 『全ての人に優しい動物園』
  3. 『環境に優しい動物園』
  4. 『楽しく学べる動物園』
  5. 『安全で安心な動物園』
  6. 『市民との共汗で創る動物園』
  7. 『食べる楽しみ,買う楽しみを大切にした動物園』

リニューアルした京都市動物園へ行ってからあらためてこのコンセプトを見ると、まさにこのコンセプトが活きた動物園になっているな〜と感心します。

京都市動物園の展示は迫力満点!

リニューアル前の京都市動物園を知っている人なら、なおさらリニューアル後の京都市動物園の展示にはビックリすると思いますよ〜。

リニューアル前の写真と比べてみましょう!

ゾウの展示

わたしがリニューアルで一番良くなったと思っているのがゾウの展示なんです。まずはリニューアル前のゾウの展示をご覧ください。2007年の写真です。

まわりを堀のようなプールで囲まれたスペースになっています。この場所をゾウがノッソノッソと歩いていました。

京都市動物園のゾウ(2007年5月撮影)

ゾウが近くに来るとやっぱり迫力があるので、「デカいな〜!! 」と子どもといっしょに喜んでいたのは事実です。

ですが、今思えば1頭でず〜っとグルグル周回しているだけだったんですよね。

ゾウもウロウロ(2007年5月撮影)

そして、こちらがリニューアル後の写真です。「ゾウの森」と名付けられています。

リニューアル後の「ゾウの森」

地面はコンクリートではなく、土や砂になっていて、木や草も生えていますね。自然に近い環境が整備されました。

自然に近い環境

このような環境になったからなのかはわかりませんが、仲間どうしで走り出したり、砂浴びをしたり、とてもイキイキとしているゾウたちのようすを観察することができるようになったんですよ!

子どものゾウが大人のゾウに乗りかかろうとしているシーンを見ることだってできるんです。

楽しそうに遊んでいるゾウ

キリンの展示

こちらは2007年に撮影したキリンの写真です。フェンスに囲われたスペースにキリンがいます。やっぱり当時はこのキリンを見て

ごりら

首ながっ!!

って喜んでいたと思います。

フェンス越しのキリン(2007年5月撮影)

リニューアル後はキリンのいる「アフリカの草原」は立体的に観察することができるようになったのが特徴なんですよ。

正面エントランスから「木の遊歩道」と呼ばれる通路が整備されており、「アフリカの草原」「ふれあい広場『おとぎの国』」を上から見下ろすことができるようになっています。

木の遊歩道

木の遊歩道からはキリンの目線よりも上から観察することができるようになったんですね。

「木の遊歩道」から観察するキリン

木陰で休んでいるシマウマもこの通路から見ることができますよ〜。

シマウマも上から観察できる

新しくなった京都市動物園の園内

リニューアル後の京都市動物園は主に6つのゾーンで構成されています。それぞれのゾーンが特徴のある展示になっているので、動物を観察するのがめちゃくちゃおもしろいんですよ。

  • もうじゅうワールド
  • 京都の森
  • サルワールド
  • ゾウの森
  • ふれあい広場「おとぎの国」
  • アフリカの草原

それでは、順番に紹介していきますね!

もうじゅうワールド

「正面エントランス」から入ると一番はじめにあるのが「もうじゅうワールド」です。猛獣と言いつつもネコ科の動物なので、けっこうゴロ〜ンと寝ていることが多いんですが、時間帯によっては活発に動いている姿を見ることもできますよ。

アムールトラ

「もうじゅうワールド」の展示はもちろん安全に配慮された設計になっていますが、どうですか! このアムールトラの迫力!

「もうじゅうワールド」のトラ
ごりら

「プロ野球のトラ」もこれぐらいの迫力があれば良いのに…

アムールトラの檻は通路で行き来ができるようにつながっているので、運が良ければ通路を歩くアムールトラのようすを見ることができるかも!

アムールトラの檻は通路で行き来できる

ジャガー

ガラス越しのジャガーも目の前に近づいてくると大人でも恐怖を感じるぐらいの迫力です。

ガラス越しでも迫力のあるジャガー

京都の森

京都の森には京都水族館でもおなじみの「オオサンショウウオ」をはじめ、京都の森に住んでいる動物をテーマにした展示があります。

こちらは「ハヤブサ」の展示です。

ハヤブサの展示

この時はちょうどエサの時間だったようで、ハヤブサの食事シーンを見ることができました。

ハヤブサがエサを食べているようす

残念ながら「ムササビ」には会えなかったのですが、通路からよく見えるように木の枝やエサ場が設計されているんですよね。

ムササビの展示

サルワールド

サルワールドはゴリラがいる「ゴリラのおうち」、チンパンジーの「類人猿舎」、ケナガザルのいる「猿舎」、アカゲザルの「サル山」で構成されています。

ゴリラのおうち

「ゴリラのおうち」には京都市動物園の中でもトップクラスの人気者・ゲンタロウがいます。

人気者のゲンタロウ

この「ゴリラのおうち」にはゲンタロウのほか、ゲンタロウのお父さんであるモモタロウ、お母さんのゲンキがいっしょに暮らしています。

実は京都市動物園は日本ではじめてゴリラの繁殖に成功しただけでなく、3世代飼育にも成功している動物園なんですよ〜!

モモタロウはゲンタロウのお父さん

チンパンジー

チンパンジーの展示もおもしろいですよ〜。チンパンジーがこの巨大な遊具で遊ぶようすを観察することができるんです。

巨大な遊具で遊ぶチンパンジー

遊具の上を器用に移動していきます。

器用に移動するチンパンジー

「類人猿者」は大きなガラス越しのほか、小窓からもコソ〜っとチンパンジーのようすを観察できます。

小窓からも観察できる

この時は草むらに隠れてムシャムシャと花を食べていました!

草むらの中で花を食べている!?

ゾウの森

わたしがリニューアル後の京都市動物園で一番おもしろいと思っている「ゾウの森」。

ゾウの森

以前の展示と違って、砂埃を上げながら走ったり、大きな巨体を地面にこすりつけて砂浴びをしたり、水の中へザブーンと潜ってしまったり、ゾウの活発な行動を観察することができるようになったんです。

ゾウの活発な行動を観察できる

ゾウの豊かな表情を間近に見ることだってできるんですよ〜!

豊かな表情のゾウ

ふれあい広場「おとぎの国」

小さな子どもが喜ぶのはここ、「ふれあい広場『おとぎの国』」かも知れませんね〜。

小さな子どもに大人気の「おとぎの国」

うちの娘もこの「おとぎの国」が大好きで、一度このエリアに足を踏み入れるとなかなか動きません。30分以上ずっとヤギとともに過ごしたこともあるぐらいです…!

ベンチの上に寝転がるヤギ

ヤギは子どもたちに良いように触られているだけではないんですよ。「おとぎの国」は通路をはさんで2つのエリアに分かれているんですが、ヤギは器用に階段を登って反対側のエリアへ移動することもできるんです!

階段を登ろうとするヤギ

「おとぎの国」にはヤギのほかにもヒツジやミニブタ、ロバもいます。

「おとぎの国」のロバ

アフリカの草原

アフリカの草原」の一番人気はキリンでしょうね〜。先ほど紹介したように「アフリカの草原」は「木の遊歩道」からキリンを見下ろすことができるように設計されています。

あれだけ首の長いキリンの目線よりも上から観察できるので、特に小さい子どもは喜びますよね〜。

キリンの目線よりも上から観察できる

地上からもキリンを近くで観察できるように工夫がされています。ほら、こんなふうに柵にエサが設置されているんですね。この時はリラックスし過ぎて地面に座り込んでいますが、実際にこの場所にエサを食べに来た時は迫力があります!

柵に設置されたエサ

京都市動物園にいるいろんな動物たち

京都市動物園にはまだまだたくさんの動物たちがいます。もちろんすべての動物を紹介することはできないので、ピックアップして紹介しますね〜!

まずは京都市動物園の中でも1、2の人気を争うレッサーパンダ。通路を通って木の上を登ったり、いろいろな行動を観察できるのも魅力のひとつです。

レッサーパンダも人気者!

「熱帯動物館」にはナマケモノがいます。一見サルの仲間のようにも見えるナマケモノですが、実はアリクイと同じ「有毛目」に分類される動物なんですね。アルマジロも近い仲間らしいですよ。

「熱帯動物館」のナマケモノ

同じ「熱帯動物館」には爬虫類や両生類の仲間がたくさんいます。こちらはグリーンイグアナに乗っかかられて迷惑そうにしているアカアシガメです。

グリーンイグアナとアカアシガメ

観覧車の近くにいるヤブイヌもちょっと間抜けな表情がかわいくて大好きな動物です。

観覧車の近くにいるヤブイヌ

京都市動物園の充実した施設

リニューアルした京都市動物園は動物の展示以外の施設も充実しているんですよ。

図書館カフェ「SLOW JET COFFEE」

はじめて行った時に感動したのが「図書館カフェ」です。東京の「SLOW JET COFFEE」が入っているんですが、オシャレな雰囲気が漂いまくっているんです。

SLOW JET COFFEE

ここには動物に関する本がたくさん用意されています。もちろん専門的な本ばかりではなく、子ども向けの絵本もあるので、小さな子どもも楽しめるスペースになっています。

動物に関する本がたくさん!

図書館カフェの利用は動物園に入らなくても可能です。ふつうとは違うカフェとして利用するのも良いですね〜。

ビュッフェレストラン「旬菜食健 ひな野」

こちらも動物園に入園しなくても利用が可能な「ひな野」です。動物園のようすや大文字山(如意ヶ嶽)を眺めながら食事ができるんです。

「ひな野」の店内のようす

「ひな野」は時間帯によって異なる3つのバイキングコースが用意されています。子どもが喜ぶ「チョコレートファウンテン」が魅力的ですね。

「チョコレートファウンテン」が楽しい!

公式グッズショップ「GORILLAND」

公式グッズショップ「GORILLAND」も動物園に入らずに利用することができます。

公式グッズショップ「GLORILLAND」

なんとゴリラの手のひらと同じサイズでつくられた「ゴリラの手形せんべい」も販売されています。インパクトもあるし、お土産にはピッタリですね!

ゴリラの手形せんべい

この記事のまとめ

今回は「京都市動物園」を紹介しました。

市民の意見を取り入れながら策定された「京都市動物園構想」にもとづいたリニューアルなだけに、京都市動物園はめちゃくちゃ魅力的な動物園に成長しました。

子どものお出かけスポットとしてはもちろんですが、カップルのデートにもおすすめです!

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