こんにちは! ごりら(@goriluckey)です!!
実はわたしのこのブログ『ごりらのせなか』はもともと『子どもとはじめる空手道』というタイトルで開設しました。
子どもといっしょに空手道場に通い、空手の稽古のことや稽古を通じて感じたことなどを「空手日記」として書いていたんですね。その当時に書いた「空手日記」をテーマごとに編集してみました。
この記事では空手を習いはじめた子ども(小学生)が初試合に出るまでの記録をまとめています。
わたし自身が空手を習った経験がありませんでしたし、子どもを空手の試合に送り出すことに不安もありました。
この記事が空手を習いはじめたばかりのお子さんや親御さんの不安をほんの少しでもやわらげることができればうれしいです!
子ども(小学生・園児)が習い事で空手をはじめた! 初試合まではどのぐらい?
わたしの子どもたちが空手を習いはじめた当時、息子は小学校の低学年でした。空手のほかにヒップホップを習っていましたよ。
娘はまだ園児でしたね。
この記事でご紹介する空手の試合に初出場したのは小学生の息子です。空手を習いはじめてから初試合までの期間はこんな感じでした。
空手を習いはじめてから試合に出るまでの期間
- 2015年7月: 空手を習いはじめる
- 2015年10月18日: 道場主催の空手大会に初出場
わたしたちが通う空手道場は当時は兵庫県に本部があり、その京都支部として(わたしたちが通いはじめる)1年ほど前にできたばかりでした。
なので、少人数制で丁寧に指導してもらえるというメリットがある反面、試合に慣れるための子ども同士でのスパーリング(組手)があまりできないというデメリットがありました。
2015年8月29日|試合経験のある子どもとのマススパーリング
息子よりも学年がひとつ上のKくんがマススパーリングの相手をしてくれました。
「マススパーリング」というのはお互いの攻撃や防御を実戦形式で確認する練習方法なんですね。ケガしないように軽めの力でするのがポイントです。
実戦経験がない息子にとってはKくんとのマススパーリングはとても刺激的な稽古になっています。ですが、空手経験のないわたしが見ても、息子はKくんのローキックをもらいすぎている印象でしたね。
大きなダメージを受けるわけではないんですが、どうしてもやられている感が出てしまいます。ローキックへの対応をする練習を意識的に行わないといけません。
空手道場主催の大会への参加が決定! はじめての試合まではどんな稽古をしたの?
子どもたちが空手を習いはじめたのは2015年6月末。平日は19:30〜、土日は10:30〜、1時間〜1時間半ほどの稽古を積み重ね、2ヶ月ほどが経過しました。
ちょうどそのころ、わたしたちが通っている空手道場の本部で空手大会が開催されることを知らされました。大会の開催日は2015年10月18日。
空手の先生から息子がその大会に参加してみてはどうかという提案があったんですね。
まだちょっと早いかも知れませんが、試合に向けた稽古をすれば十分試合になると思いますよ。
どうする? 出てみる?
う〜ん、まあ…
正直なところ、息子ははじめ空手の試合に出ることに対してそんなにノリノリな感じではありませんでしたね。
うちの息子の場合は試合に向けて実戦的な稽古を重ねるうちに、少しずつやる気が出て来ました。
試合に出るからには勝ちたい!
2015年9月22日|マススパーリングで課題を見つけよう!
10月に開催される大会にはわたしの息子と1学年上のKくんが参加することになりました。
道場での稽古では、毎回、息子とKくんのマススパーリングが行われました。息子とKくんとでは体格やタイプがまったく違いましたが、実戦感覚を身につけるためにはマススパーリングが一番効果的な練習だったんですね。
息子はからだが大きく(←太っているとも言う! )パワータイプ、Kくんは小柄で俊敏なスピードタイプという感じ。
この日もそれぞれの持ち味を出した戦い方をするように先生から指導を受け、マススパーリングで動きを確認していました。実際の試合と同じ1分半のマススパーリングを終えて先生からの指導を受けます。
今のは実戦だったら、引き分け…やな!
試合では「技あり」や「一本」という判定やどちらが優勢だったかによって勝負が決まります。ですが、先生によると息子もKくんも審判に勝ちをアピールできるだけの決め手がなかったとのこと。
たしかにKくんはミドルキックがうまく、きれいに入っていることもあったのですが、スピードを活かして距離を取っている分、手数が少ない印象。
一方、息子もKくんの動きをとらえた瞬間がありましたが、攻め切れなかったんですね。
息子もKくんも先生のアドバイス通り、持ち味を活かしながら試合を運ぼうとしているのは伝わって来たので、回数を重ねることが今は必要なのかも知れません。
2015年10月3日|試合の2週間前は徹底的に猛練習を!
息子にとってはじめての試合まで残された時間はいよいよ少なくなって来ました。
試合当日に心身ともにピークに持って行けるように稽古にもメリハリをつけるようです。
- 2週間前: 徹底的な猛練習で鍛え上げる
- 1週間前: 軽めの稽古で疲れを取りながら仕上げる
Kくんは前日にもミット打ちを7回、大人とのマススパーリングを3回行ったそうです。
息子はプレッシャーを感じやすく、気分にもムラがあるので、試合当日にベストな状態になるよう親としてもうまくサポートしてあげたいですね。
2015年10月4日|ヘッドガードを着用してのマススパーリング
実際の試合ではヘッドガードを着用するので、この日のマススパーリングはヘッドガードを着用して行いました。
実はわたしもヘッドガードを着用してマススパーリングをしたことがあるんですが、呼吸がしにくくてめちゃくちゃしんどいんですよね…
ハァ…ハァ…呼吸が…
息子とKくんはヘッドガード着用でマススパーリングを2回行いましたが、さすがにふたりとも消耗が激しいのか特に2回目は手数が減ってしまいました。
この点は先生からも厳しく指摘され、もっと手数を出さないと「優勢」の判定勝ちは取れないそうです。(とは言え、慣れていないと本当にしんどいんですよね…! )
2015年10月12日|試合1週間前は調整段階! ポイントを確認しながら疲れを取ろう!
試合1週間前になったので、この日からは調整段階へ。激しい稽古ではなく、疲れを残さないようにミット打ちで技の正確性を高める稽古をします。
ですが、息子は今回が初試合となるので、実戦感覚をつけるためにマススパーリングを1本だけ全力でやるようにとの指示。
この日はいつも息子のマススパーリングの相手をしてくれるKくんはいません。
お父さん、相手をお願いします!
………は、はい!
…いつも以上にボコボコにされました。
先生から息子に気をつけるように言われたのは、相手のハイキック。万が一、試合でハイキックを食らってしまうと「一本」や「技あり」となります。「一本」はその時点で試合が終了、「技あり」も2回取られると試合が終了するんですね。
試合に慣れている選手は確実にポイントを取るためにハイキックを狙って来るそうです。2度目のマススパーリングではハイキックを意識しました。
2015年10月17日|試合前日に息子が体調不良! 絶体絶命のピーーーンチ!
はじめて空手の試合に出ることが決まって1ヶ月。息子は小学校の行事をこなしながら、空手の稽古もがんばりました。
いよいよ明日は試合! という前日、なんと息子は体調不良になってしまいました…!!
なんかしんどい…
季節の変わり目で急に冷え込んだり、小学校の遠足があったりで疲れが出てしまったんですね。発熱など風邪の症状がなかったのがさいわいでした。
なので、この日の稽古はほぼ見学。息子が苦手としているハイキック対策のため、ハイキックをさばく練習をていねいに確認しながら行いました。
相手がハイキックを仕掛けて来たとしても、グローブでガードをしていれば相手のポイントにはなりません。うまくさばくことができれば、逆にミドルキックで反撃をすることもできます。
稽古ではうまく対応できているので、本番でも落ち着いて対応できることを願います!
試合では前に出てプレッシャーをかけよう!
相手にハイキックを出すタイミングを与えないことも防御策のひとつです。
試合時間は1分半なので、徹底的に前に出て相手にプレッシャーをかけ続け、相手に攻撃のリズムを作らせない戦い方をしようということになりました。
はじめての空手の試合に向けてYouTubeを活用しよう!
息子が空手の試合に出ることが決まり、試合に向けて実戦形式のマススパーリングを中心に稽古を重ねて来ました。
ですが、わたし自身もこれまでの空手の経験がなかったので、わからないことや不安なこともありましたね。
そんな時に役に立ったのがYouTubeです。
いやー! 便利な世の中やなー! (しみじみ)
2015年10月6日|YouTubeで試合の流れや雰囲気を見てみよう!
わたしたちが通っている空手道場は2014年に道場開きとなった新しい道場でした。道場に通う子どももまだそれほど多くなかったので、息子の実力もどれぐらいなのかがわかりません。
今回息子が参加する空手大会はわたしたちが通う空手道場の本部が主催する独自の大会ですが、「全日本新空手道選手権大会」を開催している全日本新空手道連盟のYouTubeチャンネル『新空手チャンネル』があります。
厳密なルールが違うのですが、ほかの小学生の実力や試合の流れ、雰囲気を確認することはできます。
わたしたちが空手を習いはじめる、ちょうど1ヶ月前に開催された京都大会(2015年5月31日・京都市武道センター)の動画を見て研究しましたよ。
YouTubeの動画を見ていると、小学4年生ぐらいまでは体格や技術の差もそれほど大きくないように思います。勇気を持って前に出られるかどうかで勝敗が決まるようにも感じますね。
それにしても試合開始を合図する「バイ〜ン!! 」という銅羅の音は『ドラゴンボール』の天下一武道会を彷彿とさせますね!!
【新空手】第241回京都大会 K-4 ルーキー小学2・3年生部・決勝戦
新空手では通称「腰上8本」というルールがあり、試合中に相手の腰の位置よりも高い蹴りを8本以上出さないと減点になるというルールがあります。
さすがに決勝戦だけあって、どちらの選手も鋭いミドルキックを連発していますね。
【新空手】第241回京都大会 K-4 ルーキー小学4年生部・決勝戦
こちらの決勝戦も激しい蹴りの攻防が繰り広げられましたが、通常の試合時間内(1分30秒)で決着がつかなかったので、延長戦に突入しました。
延長戦でも優劣がつかなかったので、新空手のルールにのっとり体重が軽い選手が勝ちとなりました!
うちの息子は同じ学年の子どもと比べて肥…ポッチャリ体型なので、引き分けになると負けになってしまいます。試合に勝つためには審判に優勢をアピールできるように前に出て手数を増やさないといけないですね。
【新空手】第241回京都大会 K-4 ルーキー小学5・6年生部・決勝戦
小学校高学年ともなると手脚も長く、蹴りの位置が高いですね! なんと膝蹴りを出す選手もいます。
こちらの決勝戦も延長戦でも決着が付かず、体重差で勝敗が決まりました。
2015年10月12日|YouTubeで空手の帯の締め方・結び方を確認しよう!
空手の帯の締め方・結び方もYouTubeで練習しましたよ。
「えっ!? そんなの何回も着てるうちに覚えるんじゃないの!? 」という声が聞こえてきそうですが、実はわたしたちが通っている空手道場ではふだんの稽古の時に空手胴着ではなく、ジャージを着用しています。(夏はTシャツと短パン、冬はジャージですね。)
今回、試合に出る息子の分だけ、空手胴着を購入しました。先生に帯の締め方を教えてもらってはいますが、意外と難しくてまだ覚えていないんですよね…
YouTubeに帯の締め方の動画がありますよ!
おお! ホンマですねー!
空手の帯の締め方を解説している動画はいくつかありましたが、帯を締める人の目線のこちらの動画がわかりやすかったですよ。
ちなみに新空手の大会の場合、試合中に帯がほどけてしまうと減点対象になってしまいます。帯をしっかり締めるのはもちろんですが、「帯留め」というアイテムもあるんですよ。
まとめ|小学生がはじめて空手の試合に出るまでの記録
この記事では空手を習いはじめた子ども(小学生)が初試合に出るまでの記録をご紹介しました。
わたしのように親が空手未経験の場合はわからないことが多く、子どもはもちろん親も不安がありますよね。
通っている空手道場の規模や雰囲気によってもさまざまでしょう。わたしたち親子の取り組みがほんの少しでも参考になればうれしいです。