小さい子どもがいる家庭では子どもに対して「サンタクロースの存在をどう説明するか」は少なからず話題になるテーマですよね。
…で…ですよね???
この記事では「子どもにサンタクロースの存在を信じ込ませようとした我が家の失敗談」を紹介します。
わ、わたくし、もういろんな意味で、限界なんです…!!
目次
サンタクロースもこびとも存在する世界は楽しい!!
子どもが保育園・幼稚園に通う頃になると絵本やアニメを見て、クリスマスになるとサンタクロースがやって来てプレゼントをくれるということを知るようになります。
すると、ほとんどの子どもはこんな質問をして来るんですよね。
サンタクロースってホンマにいるん?
園児と言えどもサンタクロースのあのビジュアルを見て一度は存在そのものを疑うんですね。ソリに乗って空飛んでますもんね…
子どもにそう聞かれた時、あなたならどう答えますか? わたしはもちろんこう答えました。
おるで。とっとも子どもの時に手紙ももらったことあるわ。
(今は小学校高学年の息子も)当時は素直にその言葉を受け入れていました。
そう言えば、うちの息子はサンタクロースだけじゃなく、「こびと」の存在も信じていましたね。
『こびとづかん』というのがあってイラストだけじゃなくて、けっこうリアルなCGの動画があったんですよ。こびとを捕まえるためのワナも何回もつくりましたし、(さすがに今は信じていないと思いますが)息子は小学生になってからもこびとはふつうにいるものと思っていたぐらいです。
子どもたちもいずれはサンタクロースもこびともいないという事実を知るわけですが、わたしは一瞬でも子どもの世界にサンタクロースやこびとがいる方が楽しいって思うんですよね。
子どもの世界からサンタクロースの存在を消してはならない!
子どもが園児のうちは純粋にサンタクロースの存在を信じてくれますが、小学校に入学すると子どもたちがいろんな情報にふれ、少しずつ知恵をつけてきます。
なあ、ホンマにサンタクロースいるん?
いるよ。クリスマスにプレゼントもらってるやん。
う〜ん…
どうやらうちの息子もサンタクロースの存在に疑問を持ちはじめているようでした。
そこでわたしはサンタクロースの存在を子どもに印象づけるための作戦を考えたんですね。
- 子どもにサンタクロースへ手紙を書いてもらって返事を出す
- クリスマスにサンタクロースの忘れ物などの痕跡を残す
- だれかに頼んでサンタクロースになってもらう
どれもこれもむしろ墓穴を掘りそうなにおいがプンプンしますよね。当時のわたしはとにかく子どもの世界からサンタクロースの存在を消したくない一心で絶対にミスをしない方法を求めていました。
そんな時、わたしは致命的な問題に気づいてしまったんですよ…
なんと! サンタクロースの正体が浮き彫りになってしまう問題に気がついた…!
わたしが致命的な問題に気がついたのは子どもがクリスマスになにが欲しいのかをリサーチしている時でした。
えっとーじいちゃんとばあちゃんはふくをかってくれるって言ってたしー
息子はわたしの親にとって初孫でしたし、わたしの妹や弟にもものすごくかわいがられていたので、みんなからクリスマスプレゼントをもらえるんですよね。
おじいちゃん・おばあちゃんからも、おばさんからも、おじさんからも、もちろんサンタクロースからもプレゼントをもらえるんです。
そう…“みんなから”クリスマスプレゼントをもらえるんです。
…図に描いてみるとよーくわかるんですが、この図にはわたしたち…つまりお父さん・お母さんがいないんですよね…
サンタクロースはプレゼントをくれるのに、父母からはプレゼントをもらえないということは、つまりサンタクロース=父母と言っているようなものです。
これは致命的な問題や…
「サンタクロースは存在する」を貫くとお金がかかる!
「サンタクロースとわたしの関係性を子どもに勘付かれてはならない」…そう考えたわたしが思いついた作戦はこうです。
サンタクロースからのプレゼントとは別に、わたしたち親からもプレゼントを贈ることにしたんです!
子どもたちが欲しがるのはいつもゲームやおもちゃなので、それはサンタクロースにお任せ。で、親からは本や画材など親目線で贈りたいプレゼントを用意するんです。
息子はサンタクロースの存在を信じていく…
まずは12月24日。
メリークリスマス! はい、クリスマスプレゼント!!
やったー!! ゲーム、ゲーム!!
…あれ? ゲームじゃない…
わたしとしてはせっかくのプレゼントに対して不満顔の息子に不満を隠せませんが、息子が落胆すればするほどサンタクロースからプレゼントに歓喜し、サンタクロースの存在が大きく確かなものになるわけです。
ゲームはサンタさんにお願いしたんやろ?
そやけど…
そして、12月25日、クリスマスの朝を迎えます。クリスマスツリーの近くにはサンタクロースからのプレゼント。
うわっ! やったー!! やったー!!
こうしてうちの息子はサンタクロースの存在を信じ込んでいきました。
そして娘がサンタクロースの世界をぶち壊す…
こびとの存在も、サンタクロースの存在も信じ込んでいる息子の前に現れたのが、娘でした。
あのなー、サンタさんの正体はとっととかっかやー!!
娘の発言に驚きを隠せない息子の表情をわたしは今も忘れることができません…
…ち、ちがうわ! ちゃんとサンタさんからもプレゼントもらってるやろ?
そんなんどっちもとっととかっかが買ってるんやろー!?
!! (こ、こいつ…)
あっさりと核心を突かれたわたしはうろたえながらもなんとかその場を取りつくろいましたが、息子も小学校高学年になり、娘はどんどん知恵をつけていきます。
サンタクロースの世界が崩壊するのも近いな………
サンタクロースの世界は破壊されず、娘によって“支配”された…
わたしがこれまで築き上げたサンタクロースの世界が娘によって破壊される日が近づいているのを感じていました。
ですが、思いもよらない展開が待っていました。娘はサンタクロースの世界を破壊せず、むしろ支配してしまったのです…!!!
一体どういうことなのか? こういうことなんです…
もうサンタさんにお願いするプレゼントは決まったん?
そやなー、サンタさんにはこれをお願いしようと思ってるねん!
それでなー、とっととかっかにはこっちをお願いするで!
!! (こ、こいつ…)
な、なんと、娘はサンタクロースの世界が存在し続ける方が自分にとって都合が良いということに気が付いたのか、自分が欲しいものをサンタクロースにも、わたしたち親にもお願いするというのです…!!
いっそぶっ壊してください…!!!
この記事のまとめ
この記事では「子どもにサンタクロースの存在を信じ込ませようとした我が家の失敗談」を紹介しました。
サンタクロースやこびとの存在を信じている方が夢があって良いよなーと思っていましたが、子どもが成長するに連れて現実を知っていくのも当然ですよね。
無理やりサンタクロースの世界を作り上げようとした結果、わたしは泥沼にはまってしまいました…
一体どうすれば良かったんや………
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- 子どもは必ず「サンタクロースの存在」を確認する時が来る
- サンタクロースが存在する世界の方が夢がある(と思う)
- サンタクロースのいる世界を守り続けるにはお金がかかる…
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こんにちは! ごりら(@goriluckey)です!!