2018年の夏は「大阪北部地震」「平成30年7月豪雨」が立て続けに発生し多くの人が避難生活を余儀なくされました。
もはや地震、大雨、台風などの災害はひとごとではなく、だれもが自分の身にも降りかかることと想定しなくてはなりません。
この記事では「長期保存食『尾西のチキンライス(アルファ米)』」を紹介します。
わたしはこれまで長期保存食を食べたことがないのに、なんとなくマズい食べ物と思い込んでいたんですね。
ですが、このチキンライスはその予想を裏切ってくれたんです!
目次
尾西の長期保存食シリーズ
本題に入る前にまず「尾西」って読めますか!? 「尾西」は「おにし」って読むんです。
尾西食品はいろんな種類の長期保存食をつくっている食品メーカーなんですね。
バリエーション多っ!!
いろんな種類がある尾西の長期保存食ですが、この記事で紹介するのはチキンライスです。
わたし、鶏肉…苦手なんですけどね…
アルファ米ってなに!?
尾西の長期保存食には「アルファ米」が使われているんですが、「いや、そもそもアルファ米ってなに!? 」って思いますよね。
尾西食品の公式サイトにはこのように記載されています。
お米を美味しく炊き上げた後、乾燥させたアルファ米は、お湯か水を注ぐだけで、煮炊きせずに美味しいご飯ができあがる、不思議なご飯です。
出典: 『尾西食品株式会社』
実際にアルファ米がどんなものか見てみましょう。まるで知らないうちに服に付いてカピカピになってしまったご飯のようなのがアルファ米なんですね!
公式サイトには詳しい仕組みが書かれていますが、要はこのカピカピのご飯つぶみたいなのが水分を吸収してふっくらとしたご飯になるってことなんです!
へー!! おもしろそうやな〜!
尾西のチキンライスのつくり方
それでは実際に尾西のチキンライスをつくってみましょう!
調理に必要なものはすべてパッケージの中に入っているので、いざと言う時にも水分さえあればOKです。
ざっくりとした調理の流れはこんな感じです。
- パッケージを開封する
- 調味粉末、スプーン、脱酸素材を袋から取り出す
- 調味粉末を入れてよくかきまぜる
- お湯または水を注水線まで入れる
- もう一度よくかきまぜる
- お湯の場合は15分、水の場合は60分待つ
簡単につくれそうやん!
わたしのように料理が苦手な人や子どもでも簡単につくれるのが良いですね!
とは言え、実はちょっと気をつけないといけないポイントもあるので、詳しく解説していきますね。
[1]パッケージを開封する
まずはパッケージを開封します。ちゃんと両サイドに切れ目があって、手で開封できるようになっています。ハサミは不要!
[2]調味粉末、スプーン、脱酸素材を袋から取り出す
尾西の長期保存食はパッケージの中に調理〜食事までに必要なものがすべて入っています。
こちらがパッケージの中身ですね。
- 食材
- 調味粉末
- スプーン
- 脱酸素剤
気をつけないといけないのが脱酸素剤の取り忘れです。
これ、けっこう小さいので見つけにくいんですよね。(もうちょっと目立つ色の方が良いのかも。)
[3]調味粉末を入れてよくかきまぜる
まず調味粉末を入れます。チキンライスなのでケチャップのにおいがします!
ここで一度パッケージを閉めてシャカシャカと振っておきましょう。
これで食材と調味粉末がしっかりとまざりました。
[4]お湯または水を注水線まで入れる
尾西のチキンライスはお湯か水で調理します。
さっきから「調理」って言ってるけど、お湯を入れるだけです!
パッケージの内側にどこまでお湯を入れれば良いのかの目安になる「注水線」が記載されています。
[5]もう一度よくかきまぜる
お湯を入れる前にもシャカシャカして調味粉末をまぜましたが、わたしはお湯を入れた後にもう一度よくかきまぜます。
[6]お湯の場合は15分、水の場合は60分待つ
パッケージの上部がチャックタイプになっているので、しっかり閉めて後は待つだけです。
- お湯の場合: 15分
- 水の場合: 60分
尾西のチキンライスを食べた感想
この時はお湯を入れたので15分待ってでき上がり!
パッケージを開けてみるとチキンライスの美味しそうなにおいが漂って来ました!
もちろんパッケージのまま食べることができますが、わかりやすくするためにお皿に出してみますね。
(ちなみにパッケージに入っているスプーンは柄が短いのでちょっと食べにくいと言うのが本音。)
う〜ん!! パッケージをひっくり返してみると、底の方に調味粉末の固まりがありますね…!!
パッケージの中ではかきまぜにくいと思いますが、食べる前にもかきまぜた方が良いかも。
ちょこ〜っとまざり方が足りませんでしたが、ほら、美味しそうじゃないですか!?
実際に食べてみると、ケチャップ風味って感じなんですが、わたしは好きな味ですね。もしも災害時の食事だとすれば美食のレベルです!
アルファ米はふっくらとした仕上がりでした。ただややムラがあっておコゲを食べているような食感のところも残っていました。
量はお茶わん1杯分ぐらいなので、よく食べる人には少し足りないかも知れませんね。
とにかく想像以上に美味しい!
子どもも美味しく食べられた!
万が一災害に遭ってしまったとしたら、当然子どもたちも長期保存食を食べることになります。
そんな時に好き嫌いを言ってる場合じゃないですが、万が一に備えて子どもにも食べてもらいました。
どう?
ちょっと硬いけど味は美味しいな!
う〜ん…味がうすいかなぁ…
ごめん! それはちゃんとまざってないからやな…!
子どもたちの評価は百点満点ではありませんでしたが、まずまずといったところですね。
もちろん水でも尾西のチキンライスをつくったぞ!
ええ…気になっていましたよね!?
「水でつくったらどんな感じになるの? 」ってことを!!
ただでさえ美味しくなさそうなイメージの長期保存食ですが、水でつくるとなるとさらにマズそうに感じてしまいます…
ですが、災害時にお湯があるとは限りませんし、どんな状態で調理することになるかわかりません。そう考えると、むしろ水で調理する方があり得るかも知れませんよね。
先に言っておきます…
なんと、水でつくる方が美味しいんです!!
お湯でつくる時と調理の流れは同じです。ペットボトルの水を注ぎました。
60分待ちます。
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パッケージを開けてみると、ふつうにできているように見えますが、よ〜く見るとお湯でつくった時に比べて具材の形や色がはっきりとしています。
お湯でつくった時には気にならなかった鶏肉もこんなにはっきりとしているじゃないですか!?(←わたしは苦手なので…)
ひっくり返してみると、お湯の時のように調味粉末が固まってることもありませんでした!
尾西の長期保存食をお湯で調理する場合と水で調理する場合とでは仕上がりに違いが出るようですね。
調理の仕方 | お湯の場合 | 水の場合 |
---|---|---|
調理時間 | 15分 | 60分 |
ご飯の食感 | バラつきがある | やわらかい |
食材 | 色が抜けた感じ | 形・色がしっかり残る |
調味粉末 | 固まりが残る | まんべんなくまざる |
水の方が時間をかけてじっくりとでき上がるから美味しいのかも知れないですね!
長期保存食の賞味期限は? どうやって管理すれば良い?
大地震や異常気象による避難生活がいつ自分の身に降りかかって来てもおかしくない状況になりましたね…
防災に対する意識が高まり、ちゃんと防災グッズを用意している人も増えたのではないでしょうか。
当たり前ですが、長期保存食の場合は賞味期限があるんですよね。尾西の長期保存食の場合、保存期間は5年間です。
と言うことは、5年ごとに買い替えなアカンのか…
いつ起きるかもわからない災害のために長期保存食を保管・管理しないといけないのは大変です。きっと5年なんて忘れてしまいますよね…
なので、5年単位での保管ではなく、長期保存食は毎年交換すれば良いんじゃないかと思うんです!
毎年「防災の日」(9月1日)を含む1週間は「防災週間」として防災の意識を高める啓蒙がされています。このタイミングで防災グッズをしまっている場所や中身を確認したり、長期保存食を入れ替えたりすると習慣化できそうです。
尾西の長期保存食は美味しいからね!
わたしたちの世代には関東大震災の発生にちなんだ「防災の日」よりも、東日本大震災のあった3月11日の方が意識しやすいかも知れません。
いつ起きるかわからないからこそ、習慣化できる工夫が必要になりますね。
この記事のまとめ
この記事では「長期保存食『尾西のチキンライス(アルファ米)』」を紹介しました。
わたしは尾西のチキンライスを食べるまで、長期保存食が美味しいなんてこれっぽっちも思っていませんでした。
尾西のチキンライスはクセになる味と言っても言い過ぎではないぐらいです!
…ま、まあ、実際に長期保存食を開封するような非常事態には遭いたくはないですが…
- 尾西の長期保存食は美味しい
- お湯でも水でもつくれる
- 長期保存食は毎年入れ替えよう
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「働き方改革」の一貫でオフィスへ出社しなくても仕事ができる仕組みを構築している企業が増えて来ました。
人々の防災に対する意識も高まって来ているはずなのに、なぜかみんな大地震が起きても災害レベルの大雨が降っても会社へ向かうんですよね…
これってぜ〜ったいに異常です!
こんにちは! ごりら(@goriluckey)です!!