夏は子どもといっしょに海や川、プールで思いっ切り遊びたい! わたし、毎日そんなことを考えています!
この記事では「小型船舶用ライフジャケット」を紹介します。
少しでも安全に遊ぶために着用しておきたいアイテムです。
目次
わたしがライフジャケットを買った理由
わたしがライフジャケットを購入しようと思った理由は2点あります。
「子どもから目を放さない」のは絶対に無理!
わたしがライフジャケットを購入しようと思った理由の1点目は、海や川などの水遊びの最中に子どもから目を放さないなんてことは絶対にできないと思っているからです。
夏休みになると毎年のように水難事故のニュースが流れます。「本日は全国で○人が亡くなりました」みたいなニュース。
特に海や川に遊びに行った子どもが亡くなったニュースを見ると泣きそうになる。自分が親の立場になってからはほんとうにこの手のニュースを見るのはつらいです。
水難事故はいろんなケースがあると思いますが、子どもから目を放した瞬間に起こってしまうことが多いんじゃないかと思います。
わたしが海に遊びに行くのは子ども2人を連れて行くことがほとんど。家族で行くこともあれば、わたしひとりで子ども2人の面倒を見ることもあります。
なので、どれだけ「子どもから目を放さない」と意識していたとしても1秒たりとも2人の子どもから目を放さないというのは絶対に無理なことです。
妻と2人の場合でも、やっぱり子どもをずっと見ておくなんてことはできないとわたしは思っています。
わたし自身が泳げない…!
2点目はわたし自身が泳ぐのが苦手ということです。いわゆる「カナヅチ」というわけではないんですが、たぶん20mも泳げないんじゃないかな〜。
水難事故が起こる原因のひとつに「これぐらいは大丈夫だろう」という油断があると思います。
この点はわたし自身が泳げないので、子どもといっしょの時に油断をしたり無茶をしたりすることはないんですよね。
ただ、万が一、子どもが溺れたり流されたとしたら、わたしの力では助けることができないんです。
わたしの場合「子どもから目を放さないのは絶対に無理」→「もしもその瞬間に子どもが溺れたとしたら?」→「わたし自身は泳げないから助けられない」という最悪の予測ができてしまうんです。
だからこそ、わたしは子どもが絶対に溺れないようにする必要があるんですね。そのためにわたしが選んだのは「ライフジャケットの着用を徹底する」という方法でした。
ライフジャケットの効果
実は最初は「ライフジャケット」を買おうと決めていたわけじゃなくて、浮き輪の補助的なものを着用していた方が良いんじゃないかって発想でした。
当時は娘もまだ幼児園児だったので腕に着ける「アームヘルパー」が良さそうって思ってたんですね。
ビニール製で空気を入れるタイプのライフジャケットもあって、かわいいデザインのものもたくさんありました。
ですが、ビニール製で空気を入れて膨らますタイプのものは浮き輪といっしょで空気が抜けたら終わり。ちょっと不安になってきたんです。
いろいろと調べていくうちにライフジャケットにはきちんと規格があることを知りました。
特に小型船舶用のライフジャケットには航行区域によって法定の規格があったり、子ども用のライフジャケットは体重に合わせて必要な浮力も決められているんですね。
ライフジャケットのタイプは「日本小型船舶検査機構」のサイトに詳細の記載があります。
小児用(1歳〜12歳)には体重によって異なる3種類のライフジャケットがあるんですね。
- 体重が15kg未満: 浮力4.0kg以上
- 体重が15kg以上40kg未満: 浮力5.0kg以上
- 体重が40kg以上: 浮力7.5kgのもの
国土交通省のサイトにはライフジャケット着用の効果が記載されていて、それによるとライフジャケットを着用することで未着用の場合と比べなんと生存率が2倍以上にもなるそうです。
海中転落時の生存率・死亡率
ライフジャケット 生存率 死亡率 着用時 60% 40% 非着用時 27% 73% 出典: 『国土交通省』
わたしの子どもが使用しているライフジャケット
わたしが子ども用に買ったライフジャケットは高階救命器具という会社がつくっているライフジャケットです。
息子が使用しているライフジャケットは体重40kgまで対応しています。
小型船舶用救命胴衣 固定式・小児用
- 製造者: 高階救命器具株式会社
- 型式: TK-558製 小児用-L
- 体重範囲: 15kg〜40kg
娘のライフジャケットはひとまわり小さいサイズです。
小型船舶用救命胴衣 膨張式及び呼気併用式以外のもの・小児用
- 製造者: 高階救命器具株式会社
- 型式: TK-200C型
- 体重範囲: 15kg〜25kg
子ども用のライフジャケットでもかなりの浮力があります。背中の部分が少し持ち上がっていますね。
ライフジャケット+浮き輪ならかなり安心感が増しますね。
デザイン
デザインは息子と娘のライフジャケットで少しちがいがあります。
こちらは息子のライフジャケット。
娘のライフジャケットはこんな感じです。
前から見るとそんなに変わらないんですが、うしろのデザインはけっこうちがいます。息子のライフジャケットはシンプルなデザイン。
そして娘のライフジャケットはうしろから見ると(なぜか)リュックを背負っているようなデザインになっています。
内側のデザインはこんな感じです。こちらが息子のライフジャケット。
娘のライフジャケットの内側のデザイン。
反射材
わたしの子どもが使っているライフジャケットは「TYPE D」という規格なので、肩の部分には「反射材」が付けられています。
もしも海に漂流するような事態になった時に上空からの捜索がしやすくなりますよね。
笛
笛も「TYPE D」のライフジャケットには必ず付いています。いざという時には笛の音でじぶんの存在を知らせるんですね。
笛がある場所は息子が使っているものと娘が使っているものでちがいます。
息子のライフジャケットの場合は左ポケットに笛が収納されています。
娘のライフジャケットの笛は右側の内ポケットに収納されています。いざと言う時に使い勝手が悪そうなのがちょっと減点材料です。
実際に取り出して笛を鳴らす練習もしています。
ちなみに、ライフジャケットのチャックが大きめなので小さな子どもでも開け閉めはしやすいです。
股下のベルト
股下はこのようにT字型のベルトで締めることができるようになっています。
ライフジャケットの浮力でスッポリと抜け落ちてしまうのを防いでいるんですね。
背中の取っ手のような部分
背中の上部には取っ手のようなものが付けられています。
最初は干す時に使うのかな〜と思っていたのですが、もしかするとこんなふうに使うのかも知れません。
子どもが流されそうになった時や離れてしまいそうになった瞬間につかむことができます。
サイズ調整
息子のライフジャケットはサイズ調整ができるようになっています。子どもの体格に合わせてできる限りフィットさせています。
この記事のまとめ
この記事では「小型船舶用ライフジャケット」を紹介しました。
子どもの夏休みの思い出づくりに、やっぱり水遊びは欠かせません。
ですが、楽しさのすぐ近くには命にかかわるような危険も潜んでいるということを忘れないようにしたいですね。
小型船舶用のライフジャケットは少し値段が高めですが、だんぜんおすすめです。
わたしが買ったのは2014年製造のモデルなのでデザインは少しちがうかも知れませんが、「小型船舶用」や「国土交通省承認」という記載があるものを選べば安心です。
- 海や川で子どもから一瞬たりとも目を放さないのは無理
- 子どもには小児用ライフジャケットを着用しよう
- 小型船舶用の救命胴衣がおすすめ
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