こんにちは! ごりら(@goriluckey)です!!
京都には観光スポットとして有名なお寺や神社がたくさんありますが、観光客にはあまり知られていなくても、長い歴史を持つお寺があります。
この記事では京都・五条にある「負別山 蓮光寺」をご紹介します。
ここ蓮光寺には戦国武将・長宗我部盛親のお墓があるんですよ。
「負別山 蓮光寺」の歴史・由緒
蓮光寺は五条通の南、河原町通の1本西側にある富小路通沿いにある浄土宗のお寺で、法然上人が創立した知恩院を本山としています。
蓮光寺には戦国大名・長宗我部盛親のお墓があることでも知られており、山門前にも石碑が建てられています。
長宗我部盛親ってなにをした人だったっけ?
そ、そうですよね…、日本史の授業の時にめちゃくちゃ漢字が多い名前の大名がいたのは覚えているような…
長宗我部盛親は長宗我部元親の子どもです。
長曾我部元親は中学の教科書にも出て来るで!
長宗我部 盛親(ちょうそかべ もりちか)は、安土桃山時代から江戸時代前期の土佐の大名・武将。長宗我部氏第22代当主。長宗我部元親の4男。
父・元親の死後に長宗我部家の家督を継ぐ。関ヶ原の戦いで西軍に属すが、敗色濃厚と見て戦わず帰国し、徳川氏に謝意を表した。
しかし、兄・津野親忠を殺したことをとがめられ、領国を没収され浪人となった。
のち豊臣側から故郷の土佐一国の贈与を条件に旧臣と共に大阪城に入城、大坂の陣が勃発し、激戦奮闘を繰り広げるが敗北した。
出典: 『ウィキペディア』
「負別山 蓮光寺」の御朱印
蓮光寺で授与されている御朱印は「盛親公」と書かれた印象的な御朱印です。
蓮光寺では御朱印のほか、長宗我部盛親の没後400年となる2015年に制作されたポストカードも販売されていますよ。
ポストカードは長宗我部盛親の肖像画と2つの愛用品の3種類のデザインがあります。
御朱印とポストカードの料金です。
料金
- 御朱印: 300円
- ポストカード: 各100円
「負別山 蓮光寺」の境内
蓮光寺の境内はそれほど大きくはありませんが、長宗我部盛親のお墓のほか、NHK大河ドラマ『義経』で紹介された「駒止地蔵尊」も祀られています。
本堂|「本尊負別如来」が祀られる
まず山門をくぐるとすぐ目の前に本堂があります。
この本堂には鎌倉時代の仏師・快慶作と言われる「本尊負別如来」が祀られています。
駒止地蔵尊(斬首地蔵)
本堂の南側にある建物に「駒止地蔵尊」が祀られています。
この写真だとなんのことかわかりませんが、実は中をのぞくと巨大なお地蔵さんの顔があるんですよ!
ぜひ実物をご覧になってください!
この「駒止地蔵尊」についての言い伝えもなかなかすごいですよ。
この駒止地蔵尊は弘法大師の御作で、もと六条河原の刑場に祀られていたが、鴨川の氾濫で埋もれていた。
保元三年(1158)平清盛の乗馬が立ち止まって動こうとしないので、あたりを掘ってみるとこの地蔵尊が出てきた。
(中略)
江戸時代より霊験あらたかな名地蔵として信奉されており、京都名地蔵巡り第二十三番札所にも数えられている。
長宗我部盛親のお墓
長宗我部盛親のお墓は本堂の裏にある墓地の奥にあります。
土佐の大名である長宗我部盛親のお墓が京都の蓮光寺にある理由がお墓のそばに立てられている案内板に書かれていました。
盛親公は長曾我部家の再起を期して、京洛の地に大岩祐夢と号して寺子屋を営んでいた。この間に当山の住職、蓮光上人と信仰があった。
(中略)
大坂夏の陣に敗れ、六条河原で斬首されるや蓮光上人は所司代板倉勝重に請い、首級を当山の墓地に葬って供養した。
六条河原で見つかった「駒止地蔵尊」が祀られる蓮光寺に、六条河原で斬首された長宗我部盛親のお墓があるというのは奇妙な感じがしますね。
「負別山 蓮光寺」の情報・アクセス
「蓮光寺」の情報やアクセス、お役立ち情報をまとめておきます。
「蓮光寺」の情報
こちらは蓮光寺の情報です。
住所 |
〒600-8119 京都市下京区富小路通六条上る本塩竈町534 |
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拝観時間 |
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拝観料 |
無料 |
「蓮光寺」の行き方・アクセス
「蓮光寺」は京都市内の中心部にあるので、アクセスはとても良いです。
最寄駅は京都市営地下鉄烏丸線・五条駅、京阪本線・清水五条」駅ですが、京都駅や四条河原町からも徒歩20分弱で行ける距離にあります。
「蓮光寺」の最寄駅
- 地下鉄烏丸線・五条駅(南口5番出口)より徒歩6分
- 京阪本線・清水五条駅より徒歩8分
また無料の駐車場(3台)もあるので、クルマで立ち寄ることもできますよ。
蓮光寺の近くには女人厄除けとして知られている市比賣神社もありますね。
まとめ|負別山 蓮光寺
この記事では京都・五条にある「負別山 蓮光寺」をご紹介しました。
蓮光寺はアクセスが良いとは言え、京都観光で訪れる機会はなかなか無いかも知れません。
京都の街中には「えっ!? こんなところに? 」と驚くような場所に歴史の跡が散在しているんですよね。
そういうところにも目を向けてみると京都観光がもっと楽しくなると思いますよ!
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蓮光寺の「盛親公」と書かれた御朱印も印象的ですが、伏見稲荷大社「御旅所」の御朱印は年に一度「稲荷祭」の時期だけ授与されるめずらしい御朱印なんですよ。