小学生の娘が新空手の試合に初出場! 娘「いろんな意味で攻めてくるッ! 」

いろんな意味で攻める!?
ごりら

こんにちは! ごりら@goriluckey)です!!

わたし、息子、娘の3人が空手を習いはじめたのが2015年7月。もう2年2ヶ月が経ったんですね。

今回は「小学生の娘が新空手道大会に初出場したこと」を記録しておきます。

個人的な内容ではありますが、特に空手をしている女の子の親御さんに読んでもらえるとうれしいです!

はじめての試合当日の朝

新空手道の大阪大会は住吉武道館で開催されます。9:45には検量がはじまるので、わたしたちはよゆうを持って8時には京都市内を出発しました。

娘がはじめての試合ということで、実は本人よりも親の方が緊張していたんですね。前日はなかなか寝つけませんでした。

一方、すでに何度も試合経験を積んでいる息子はともかく、娘もふだんと同じようなようすで、とてもリラックスしているように見えました。

あれ…もしかして今日自分が試合するってわかってないんかな…と心配になるぐらいだったんです。

ごりら

ちゃんとがんばるんやで!!

住吉武道館へ向かうクルマの中でわたしは娘に向かって言いました。

むすめ

わかってる! いろんな意味で攻めてくるわっ!!

少し大きめの声で娘が返事しました。

ごりら

いろんな意味で…攻める………?

娘のことを知らない人が聞くと、もしかするとリラックスをしつつも闘志をにじませているように聞こえるかも知れませんね。

ですが、娘のこの言葉を聞いて、わたしだけでなく、息子も

むすこ

だ…大丈夫か………?

と不安な表情を浮かべました。

うちの娘は性格・行動があまりにもつかみどころがなく、空手にしてもようやく試合に出られる日を迎えられたって感じなんですよ。

空手の稽古をはじめてから試合に出るまで

うちの子どもたちが空手を習いはじめた時、息子は小学生の低学年、娘はまだ園児でした。

その後、息子は3ヶ月半で実戦を経験する機会を得たんですが、娘はこの日を迎えるまでに2年2ヶ月がかかりました。

新空手道大会の試合

空手にはいわゆる「型」と「組手」があり、わたしたちが習っているのは組手重視の空手なんですね。

新空手道大会の試合はグローブ、防具を着用して直接打撃をするフルコンタクト制の試合です。

ごりら

K-1をイメージするとわかりやすいかも!

小学生の試合は顔面へのパンチは禁止されていますが、顔面へのハイキックはOKなんです。

試合時間は1分30秒。もしかすると「短いやん! 」と思うかも知れませんが、実際に防具を着用してパンチ、キックの攻防をするとめちゃくちゃしんどいです! 吐きそうになります!

つまり新空手道大会の試合へ出場するためには、体力・技量が備わっていないと危ないですし、そもそも試合にならないんです。

新空手道大会の試合には園児も出場していますが、うちの娘が園児のころはふにゃ〜としていてとても試合に出られるような状況ではありませんでした。

娘がまだ園児の頃

娘の空手に対する取り組みと娘の性格

空手を習いはじめてから、週に2〜3回道場に通い、稽古をしています。

これは決して多くは無いと思いますが、息子も娘も空手のほかにも習い事をしているので、子どもたちにとっては「しんどい…今日は行きたくない」という日があるのも事実です。

それに加えて、娘の場合は稽古の間、集中力が続かなかったり、やる気を全く見せなかったりすることがありました。

その点は道場の先生がよくガマンして面倒を見てくださっているなと思ってるんですね。

ごりら

ほかの道場ならとっくに辞めさせられてるかも…

いや、ホンマに感謝、感謝です!

そんな娘が少し変わって来たかなと感じるようになったのは小学生になってから。

相変わらずカラダの線は細いんですが、身長が伸び、空手の技ではミドルキックが良くなりました。

娘が本気でミドルキックの練習をしている時には

バチーンッ!!

という音が道場に響くようになったんです。

「これはもしかしたら試合に出られるかも」というふうにわたし自身も感じていましたし、道場の先生も同じように思われていたはず。

実は娘は今回の大会の前にも「次の試合には出てみよう! 」という機会があったんです。

ですが、結局、当時は試合に出ることはありませんでした。

新空手道大会は試合の2週間前に申し込みの締め切りがあるんですが、その日が近づいて来ても娘の気持ちが盛り上がって来ることはなく、「これはとても試合に出られる状態じゃない」と判断せざるを得ませんでした。

娘としては

むすめ

試合に出てみたい…けど、やっぱり怖いから出なくても良い…

って気持ちだったんですね。

そして、今回。

「試合に出たいか? 」という問いに対して、娘の答えは

むすめ

出たいっ!!

と言う日もあれば

むすめ

怖いからイヤ〜!!

という日もあり、先生は最終的な判断をかなり悩まれたと思います。

新空手道大会に出場すると決まってからも娘は相変わらずで、「おっ…これやったらやれるんとちゃうか!? 」と期待をさせたかと思うと、スパーリングの途中で相手に背中を向けて逃げ出したりすることもあったんです…

ごりら

もしかしたら、前代未聞のとんでもないことをやらかしてしまうんとちゃうか…

と、恐怖にも似た気持ちでいっぱいでした。たぶん、先生も、また同じ道場に通う大人はみんな同じ気持ちだったと思います。

そんな状況で迎えた試合当日の朝の

むすめ

いろんな意味で攻めてくるッ!!

という娘の一言。

この発言をどうとらえたら良いのか、本気でわからなかったんですよね………

娘が挑んだ1分30秒

新空手道大会は「ワンマッチ」と呼ばれる1試合だけの対戦と「トーナメント」形式の試合があります。

娘がエントリーしたのはワンマッチ。ワンマッチは開会式が終わるとすぐにはじまります。しかも年齢が若い方から順番に試合が組まれているんです。

つまり、開会式が終わるとすぐに娘の試合がはじまるってことなんです…!!

開会式が終わるとワンマッチがはじまる

試合がはじまる前は赤コーナー、青コーナーに別れ、防具を着用して待機します。面をかぶり、いよいよ試合が近づいて来ます。

わたしは娘がどんな表情をしているのか気になり、娘の顔をのぞき込んでみました。

ごりら

ゲッ!! 笑ってやがる…!!

なんと娘はニコニコしてるじゃないですか!!

もうここまで来たら信じるしかありません!! 「いろんな意味で攻めてくるッ!! 」という娘の言葉も、言葉どおりに受け止めるしかない!!

娘の名前が会場にコールされ、娘が試合場の中央へ向かいます。試合開始の前に、正面・主審・対戦相手に礼をするんですが、その時も大きな声が出ていました。

むすめ

オスッ!!

ドンッという太鼓の合図で試合がはじまりました!

稽古ではなかなか自分から攻めていかない娘が試合開始とともに自ら相手に向かって突っ込んで行き、パンチの連打からミドルキックを繰り出しました!!

いろんな意味で攻める!?

試合後に娘自身も「最初の10秒は良かった! 」と評価したように、なんら臆することなく相手に向かい、初試合のスタートを切ったんです。

1分30秒の間、相手のパンチやキックを喰らいながらも「技あり」や「一本」を取られることなく、(相手の腰よりも上に8本以上の蹴りを入れないといけない)「腰上8本」というルールもクリアしました。

試合の結果は主審以外の3人の審判の判定によって決まります。青い旗が2本以上上がれば娘の勝利!!

結果は…

二人の審判が赤い旗を上げ、もう一人の旗はいずれにも上がりませんでした。

残念ながら判定負け

試合場の真ん中では娘自身もキョロキョロと審判の方を見て、残念ながら青い旗が上がっていないことを確認していました。

娘のはじめての試合が終わり、青コーナに戻って来ます。

ごりら

ようがんばった!!

わたしたちは精一杯拍手をし、娘を迎えました。

わたしは空手の試合が終わった後に涙を流している子どもを何度も見たことがあります。

うちの娘も面をはずすと…

ごりら

ゲーッ!! わ、笑ってやがる…!!

な、なんと娘は満面の笑みを浮かべ

むすめ

負けちゃった!!

とあっけらかんと言い放ちました。

どうやらうちの娘はやる時はやるし、なによりメンタルがめちゃくちゃ強いということがわかりました…

娘の空手、これから

次回の新空手道大会は11月に京都で開催されます。

ごりら

次は11月やな!!

わたしが娘に言うと娘は

むすめ

えっ!? 出られるん!? 出る出るぅ〜!!

娘は驚くほど前向きにとらえていました。

娘に話を聞くとやっぱり一度試合に出てみると、自分が思っていたよりも全然怖くないことがわかったみたいですね。

全くどうなるかわからない状況で試合に出させてもらったわけですが、娘にとってはとても良い経験を積むことができたんじゃないかと思います。

はじめての試合は勝ち負けは気にせず、とにかく最後まで一生懸命やり切ることが目標でした。

ですが、試合に出るからには次は勝ちたいですよね。

うちの娘は本番になったら意外とちゃんとやるということはわかりましたが、試合に勝つためには日ごろの稽古を全力で取り組まないと勝てません。

試合を経験したことでこれから娘がどのように変わって行くんでしょうか!?

この記事のまとめ

今回は「小学生の娘が新空手道大会に初出場したこと」をレポートしました。

あ、そうそう!!

今回の娘の対戦相手は同じ学年の男の子だったんです。女の子の方が参加人数が少ないので必ずしも女の子同士で対戦するわけじゃないんですね…!

次の試合はどうなるかわかりませんが、相手にとらわれることなく自分の持てる力を発揮できるように真面目に取り組んでほしいと思います。